崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

迷惑メール

2009年01月30日 06時17分25秒 | エッセイ
 迷惑メールが一日百数十件入ってくる。時にはそこに普通のメールも入っているので一括して処理することもできない。数の多少はあっても迷惑メールは嫌なものである。私はホームページなどでメールアドレスを公表しており、多く来てもしょうがないとは思いながらも処理は本当に面倒である。圧倒的に多いのは英語圏からのものである。またその大部分はエロ、健康、金貸し、高級時計などの宣伝である。
 迷惑メールの「迷惑」とはなにかと自問してみる。今私が書いている本欄さえ人には迷惑になるかもしれない。道を歩くと多くの看板、ポスターなどいたるところに迷惑の情報が溢れている。場合によっては迷惑であるが、場合によって情報である。自分が情報を発信することもあり、意外な情報を受けざるをえないときもある。それが迷惑に感ずる時もある。韓国を旅行してきた人から聞いた話であるが、彼女が大きい荷物を抱えている時、見ず知らずの人が手伝ってくれたという。迷惑ではなく嬉しく感動したと言っていた。迷惑のようなものの中にも大切な人間関係があることに気をつけるべきであろう。