崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

信仰と生き方

2009年01月12日 02時18分01秒 | エッセイ
 私は他教会のリーダー2人と3人で話す機会が時々であり、今ではそれが恒例的になった感じもする。昨日はその席で、私が韓国の代表的な牧師の姜元龍氏著『私が信じているキリスト』を紹介した。日本にも広く知られている池明観氏と藤田英彦牧師との対談集も加えて紹介した。彼らは韓国教会の量的膨張には批判的であること。それに比して日本の教会の信者たちの信仰には肯定的だということ。私は彼らの本を読みながら彼らの生き方にはとても及ばないことを反省していると、正直にいった。聖書を知識としてではなく、実践する生き方は簡単ではないこともいった。
 私が巡り合った牧師や信徒たちは一般社会の人に比べて純粋であったが、なかには信仰を借りて悪賢い行動をとる人もいた。ある牧師は人を憎み、高慢であった。その教会を替えても、どの教会もそれほど変わりはなかった。どこでも変わりはない。
 それらの教会とか信徒など自分の外側の問題ではなく、自分自身の生き方の中に信仰をどう位置づけるかが問題である。上掲の著書はその生き方の参考になった。