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フランス語になった俳人たち(15)

■旧暦6月24日、金曜日、

(写真)ある大詩人を詠める  瓢箪に喩へてみたきお人柄  冬月

早朝から起きて、アファナシエフに、小説の件でメールを書く。この時期、バカンスなので、連絡は取れないかもしれないが。朝食前に、ストレッチと太極拳を裏の千葉大で行う。かなり気分がいい。帰宅して、詩を一篇書いて、昨日の翻訳原稿と一緒に、コールサックに送る。大幅に遅れたが、何とか、提出。午後、サイバー8章校正終了。夕方、ぶらりと散歩。コミックを一冊購う。ゴーリキー原作の『どん底』(笑)。まさに、今の状態を象徴しているかもしれんね。Henri MichauxのLa vie dans les plisの中の短い詩篇を訳出しようと、ここ数日、努力してみたが、まだ歯が立たないことがわかった。悔しいが、ペンディングである。



デイヴィッド・G・ラヌーによる一茶の英訳

in the coolness
like Gautama Buddha...
cross-legged

suzushisa ni shaka do^tai no agura kana

涼しさに釈迦同体のあぐら哉

by Issa, 1818

Earlier the same year (1818) Issa writes this haiku referring to Amida Buddha.



名月や池をめぐりて夜もすがら   芭蕉


Toute la nuit
sous la lune ronde
à faire le tour de l'étang


※Traduction de Corinne Atlan et Zéno Bianu
HAIKU Anthologie du poème court japonais Gallimard 2002


夜もすがら
名月の下
池をめぐりながら


■気になったのは、「切れ」がまったく意識されていない点。


Toute la nuit
à faire le tour de l'étang

La lune ronde


じゃなにか問題あるだろうか。シラブルは、最初から、575に捕らわれていない。



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