西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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『ジャン=ジャック・ルソーと音楽』

2014年04月20日 | 出版
著者 海老澤敏
『ジャン=ジャック・ルソーと音楽』
ぺりかん社 
A5判・512頁
5800円 + 税 (8% 税込:6264円)
ISBN4-8315-
ISBN978-4-8315-1345-8
2012 年発行

モーツァルト研究でも知られる著者が、ジャン=ジャック・ルソー生誕300年を祝し、音楽学学徒として歩み始めて以来およそ半世紀に亘るルソー研究を集成。多様なルソー像の中でも忘れられがちな「音楽者」ルソーに照明をあてる。

●目次●
序 章 ルソー祝年三たび――回想の半世紀――
第一部 昔日の二つの祝年に思う
  ルソーはまず音楽家だった――生誕二百五十年に寄せて――〔一九六二年〕
  情念としての音楽――歿後二百年に寄せて――〔一九七八年〕
  音楽史の中のルソー――歿後二百年に寄せて――〔一九七八年〕
  生涯の悲惨の慰め――歿後二百年に寄せて――〔一九七八年〕
第二部 私のルソー追想――モーツァルトとともに――
  今、日本で、モーツァルトとルソーの芸術と思想とに思うこと〔一九八九年〕
  私の出会い――モーツァルトとルソーと――〔一九九三年〕
  今、モーツァルトとルソーを思う〔一九九五年〕
  モーツァルトとルソーへの遙かな旅〔二〇〇〇年〕
第三部 ルソーと音楽――総説
  ルソーの中の音楽〔一九七四年〕
  ルソーの音楽〔一九七四年〕
  ルソー音楽の境域〔一九七九年〕
  十八世紀のアヴァンギャルド――ルソーの音楽思想――〔一九九七年〕
第四部 作曲家ジャン=ジャック・ルソー
  ルソーの鬘――作曲家としてのルソー――〔一九七八年〕
  ルソーの音楽作品解題〔一九七八年〕
    一 オペラ・バレエ『優美な詩の女神たち』より「ヘーシオドスの幕」
    二 幕間劇『村の占師』
    三 メロドラム『ピグマリオン』
    四 オペラ『ダフニスとクロエ』(未完)
    五 歌曲集『わが生涯の悲惨の慰め』より
      『アレクシは二年このかた』『おお、ドーリよ、酒を飲み、楽しもう』
      『私の植えたバラの樹が』『三つの音によるエール』『黒人奴隷の歌』
      シェイクスピアのロマンス『柳のロマンス』『エコー』
    六 モテット『万軍の主よ、あなたのすまい住居は』
    七 『軍隊行進曲』
    八 『四つのクラリネット二重奏曲』
第五部 ルソー音楽論の射程
  ルソーの音楽的模倣論〔一九六二年〕
  写譜の美学――ルソーの場合――〔一九六八年〕
  数字譜の歩み――ルソーを中心に――〔一九七四年〕
  ルソーの数字記譜法の提唱〔一九九六年〕
  ルソーの誇大妄想狂的発明の真実と現実〔一九九六年〕
  ルソーの音楽観〔一九七五年〕
  ルソーの先見 音楽論〔一九九六年〕
第六部 音楽史の中のルソー
  ルソーとモーツァルト父子――知られざる親近性――〔一九九六年〕
  ルソーとバーニー〔一九六九年〕
  歴史に生きる音楽家ルソー〔一九七八年〕
  音楽史の誕生あるいは頽廃――ルソーの音楽史観――〔一九八八年〕
第七部 ルソーと『むすんでひらいて』
  『ルソーの夢』とルソー的音楽の境域――『むすんでひらいて』論――〔一九八〇年〕
  『むすんでひらいて』考――そのルーツを探る――〔一九八一年〕
  ルソー・幼稚園・お茶の水〔一九九二年〕
  日本における西洋音楽の受容――一つの事例からの発言――〔一九九二年〕
終 章 《ルソー生誕三百年祝年》の音楽家ルソー――三つのコンサート――
  音楽家ジャン=ジャック・ルソーの実像――情熱としての音楽――生誕三百年記念〔二〇一二年〕
  ルソーとモーツァルトの競演〔二〇一二年〕
  音楽家ルソーふたたび〔二〇一二年〕
あとがき
附記
附録
  ルソー音楽年譜
  ルソー音楽作品目録
  ルソー音楽関係著作目録

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