ゴールデンイヤーと銘打って臨んだ2015年は、しかしCSファイナルステージでの敗退で三度の夢は叶いませんでした。
ただオープン戦を上位で終わりながらも自称評論家諸氏の順位予想は芳しくなく、またこれといった補強もない状況からすれば、よくここまで頑張ってくれたと思います。
ソフトバンクが頭抜けて突っ走り、背中がようやく見えるところで日本ハム、それを米粒にしか見えない一強一弱四番外地な展開による低レベルな三席争いに辛うじて勝利をしただけではあるのですが、それでも五割を超えていますから意味のあるAクラスだったと思いたいです。
大きく数字を伸ばしたのは涌井、清田ぐらいで、それでもこれだけチーム成績を上げたのですからベンチの采配の妙だったのでしょう。
よってこの三年間でAクラスが二回の伊東監督の留任に異論はなく、ただそれがベンチの意向なのか、そうでないのかは分かりませんが、課題が多いことも否定できません。
おそらくは単年契約で様子を見ることになると思われますが、長期政権を担うことができるかどうか、来季の戦いぶりにかかっています。
オフェンスはシーズン序盤はいい戦いができていました。
なかなか勝利には結びつきませんでしたが足を使い、バントも多用し、引き出しが増えて喜んだことを覚えています。
しかしそれがなかなか得点に繋がらなかったことで辛抱ができなくなったのか、早打ちを指示するなど前のめりの作戦となってしまったのが残念でした。
ファーストストライクから積極的に打ちにいくのもいいですが、指示が徹底できてない、あるいはアバウトだったのではないかと、そう思えるぐらいに狙い球だろうがそうでなかろうがとにかく手を出す、好意的な見方をすれば素直、悪く言えば何も考えていない、そういった選手たちの特性、気質まで考慮をしてのそれだったのかが疑問ではあります。
そしていつしか足を使った攻撃が忘れ去られてしまい、ただ打つだけ、しかし打てない、あと一本が出ない、効率の悪い攻撃にただ愚痴るだけのコメントが多かったのが印象的です。
それでも終盤戦では思い出したかのように小技を駆使する作戦となっての猛烈な追い込みでのCS圏内滑り込み、この変化の理由が気になってなりません。
スリーバント、一死からのバントなどは別人のタクトのようで、もちろん小技だけでどうにかなるものではありませんが、相手を惑わすためにも多彩な引き出しは必要でしょう。
ロッテに限った話ではありませんが走者の脚力、打者の確実性を度外視したフルカウントオートスタートなどすぐにでも改善をしてもらいたいところも多々ありますが、結びの十一番での戦いに手応えを感じている伊東監督、そして選手たちであってくれればと、心からそう願います。
たださすがに立花、堀の両コーチの体制は限界ではないかと、三塁コーチャーが指示を出さずにの本塁憤死もありましたし、コーチ陣の留任路線は勘弁です。
また無駄なことはしない、がポリシーかもしれませんが、選手が抗議をしているのに出てこない伊東監督、士気が下がりますのでポーズでもいいので出てきてください。
ディフェンスでは落合コーチの言葉の軽さ、そこがやたらと目立ちました。
韓国でのコーチ時代のエピソードが秀逸で期待をしていただけに、勝手な期待ではありましたが、やや裏切られたような感じです。
「先発がダメなら中継ぎ、は無い」はあっさりと藤岡や李大恩で反古となりましたし、なぜにそこまで大嶺祐に厳しいのか、などにはガッカリでした。
ただリリーフ陣を酷使しない、勝ち負けの展開に関係のない継投、などは個人的にはかなり肯定的で、連投やイニング跨ぎもかなり減りましたし、ここで金森かよ、みたいな意外さは選手たちにとってもやり甲斐に繋がったところもあるのではないかと、是非とも来季以降もそれでお願いをしたいです。
ダメともなれば唐川、藤岡の見切りも早かったですし、なかなか結果を残せないメンツを相手に、一部を除けば辛抱強かったと思います。
今季最終戦で最多勝を狙う涌井を投げさせたことについては賛否両論あるでしょうが、予め決めておくべきだったとは思いますがあれだけの球数となったのは結果論ですし、ソフトバンクにスイープをされたのもそう、本人の肩肘の負荷を除けばあれはあれでよかったのでしょう。
打線もそうですが投手陣もしっかりとした軸があれば周りも活きますから、涌井という太い幹をこしらえたことは評価をすべきだと考えます。
選手起用については、溜息しか出てきません。
開幕一軍メンバーのみでシーズンを戦い抜く、といった勢いで、上野や細谷をあっさりと抹消してしまうなど、辛抱が足りないのは相変わらずです。
二軍にいるのですからレベルが低いのは当たり前のことで、それを我慢して引っ張り上げることこそがベンチの役割でしょう。
若手の起用もそうですし、ちょっとの失敗で次がない、もう呼んでもらえないともなれば萎縮をするなというのが無理な相談で、育てる気がないとしか思えません。
それでいて選手がいないと愚痴るのですから、天に唾していると言われても仕方がないでしょう。
地蔵枠については実際のところ契約縛りなどがあるとは思っていませんが、ベテランのアドバイスを重視するのにも限度があるのではないかと、捕手二人体制で代打を出せなかった試合も少なくありませんでしたし、一軍登録の枠を使い切れていなかったことも乗りきれなかった理由だと考えます。
大事な終盤戦に不幸にも故障者が相次ぎましたが、これは層を厚くすることにさほど注力をしないベンチに対する試練、天に試されたのでしょう。
この秋季キャンプでは少数精鋭で若手を鍛え上げると宣言をした伊東監督ですから、来季こそ大きな輪での野球としてくれることを期待します。
いつも読んで勉強させて頂いております。
私も落合コーチの発言には苛立ちがありました。
公の場での感情論、選手を育てるどころか、潰してしまうのではないかと。
こちらも感情的になり貴方の現役の頃は、どうだったのかしら?となりました。ここ数日で考えた結果、あの方の言う事は、気にしない様に致しました。
そんな事言ったか?と忘れてそうです
オリオン様の伝えてる事に同感致しましたので投稿させて頂きました。
長文にて失礼致しました。
投。西野と内のダブル抑え、大谷、益田、松永を原則1イニング限定で大事に使った事。藤岡の終盤の活躍も来年につながる。外野は清田の成長、角中、荻野に伊志嶺と気持ちを出した岡田も競争に加わった。内野にはストレス。井口と福浦はフルイニングはきつそうで、半々に決めるなど使い方がある。中村と三木の覚醒と大地の守備打撃が課題。捕手は吉田の捕逸が目立つけど伸びたでしょ。
大砲が欲しいです。青松とアジャの一軍生活が短かった。一軍であがるな、と指導するメンタル強化コーチが必要と思います。
稲尾監督は放任だったようで、好きなように打たせたという伝説が残っています。
来季こそは46年ぶりの完全シーズン1位通過に期待しています。
気になるのが特に打撃コーチ。素直にあっさり淡々と打ち取られていく様は観ていてストレスでした。『状況に応じた意図を持ったバッティング』『一球で仕留める力』を伸ばしてくれるコーチが欲しいです。あと、選手によりますがもっと粘りが必要かと。そのあたりは日本ハムの中島が素晴らしいと個人的には思います。結局は負けましたが、CSファイナルでバンデンハークに多くの球数を投げさせていました。現状の戦力であれば、あれが一つの求めるカタチです。
後半は、結果的に一塁のタレント不足に泣かされました。個人的には、将来を見据えて井上、青松、即結果であれば左の外国人砲だったでしょうが、そこはYGではありませんから、ないものねだりではあります。
投手起用は、先発のコマ不足が結果的に落合コーチのブレブレにつながったかと思いますが、リリーフ陣の回し方はほぼ納得です。大嶺には冷たすぎますね。持ち上げた方が伸びるタイプに思いますし、よくよみがえったと思うのですが。来季も問題は、藤岡、唐川、イの使い方が問題です。二軍も含めコーチ陣の指導力、矯正力が問われます。最終的には個人の問題ですけど・・・。
地蔵枠は、福浦だけで良し。どうしてもというなら、井口。サブローは二軍コーチにでも推薦したいです。
投手即戦力ドラフトとのことですが、2年前の石川指名時(伊東さんが左投手と前日いってたのに)の猫だましがありますので、実は打者が1位か、なんて思ってしまいます。
伊東政権に求める第一がこれですので、田村・吉田で向こう10数年の目処が立った(江村も頑張れ!)だけで、まずは十分成果を出してもらったと思います。
それに、この戦力(たしか得失点差マイナスですよね)でAクラスに入ったのですから、個々の采配に賛否はあるでしょうが、総じて上手い采配をしたんじゃないですかね。
選手起用も、客観的に戦力外になってもおかしくない選手がまだたくさんいる中で、結果とバランスを取りながらはこれが限界かなぁと。総じてロッテの選手は線が細い!「使ってもらいたきゃ、まずは体を作ってこい!使われる以前の問題!」って言いたいくらいです。
そんな中でも中村あたりは我慢してもらったかな、と。「三振ばかり」という意見もありましたが、そこを我慢して使い続けることでファン待望の大砲が育つ、そう信じて来年も見てみようと思いました。
不満点はオリオンさんと一緒で、微妙な判定で抗議して欲しいところですね。判定覆らなくても士気を上げるためにやって欲しいかな。見てる方も納得感でますよね。
打撃コーチは、引き出しが少ない気がするので交代希望。
落合さんは、最近のTwitterを見ると、結構まともなことを言ってると思います。
一軍枠については・・・。あれはもっと上の話ですので、首脳陣もアンタッチャブルですよね。
個人的には、今のサブの扱いより、堀を幽閉して引退に追い込んだ方が腹が立ったので、まだ気にはなりません(いずれにせよレベルの低い話ではありますが・・・)
可能であれば、結果より経過を評価する前提で、あと5年くらいやってみて欲しいです。
シーズンの疲労が蓄積して軽い故障状態ですので、彼のためを思って起用しないという意味だったのが、マスコミがあぁいう伝え方したので、おかしくなったみたいです。
こちらもTwitter情報からでした。
以前から主張していたように打撃、走塁コーチはもうこの辺りでお役御免に。打撃コーチ。ベテラン選手のアドバイスがこうも有り難がられているのだとすれば、コーチの存在意義とは?同じ相手Pに封じ込められる場面など、リプレイか?と思うことしばしば。好投P見殺しは言うに及ばず、追いつかない程度の反撃などあるあるネタは過去のものにしてもらいましょう。走塁コーチ、HR以外はちゃんと指示を出しましょう。なんでもぐるぐる腕を回すのが指示ではないことやお分かりですよね?