2012年通信簿 元ロッテ戦士たち

いろいろな理由でロッテを去って他のチームでプレーをする選手を一年限定でレポートしてきましたが、今回から通信簿シリーズに仲間入りをさせることにしました。
さしたる理由はありませんがこれまでは回数可変の不定期だったため、オールスターあたりでの中間報告は普通の記事に、シーズン終了後は通信簿の二段階とするつもりです。
このオフは戦力外通告をされてロッテのユニフォームを脱ぐ選手が大量に出ましたが、来年のこの項に多くの名前が連なることを願っています。

■定岡卓摩（楽天）
16試合　32打数　4得点　5安打　打率.156　3二塁打　0三塁打　0本塁打　2打点　0盗塁　3四死球　16三振　得点圏打率.111

8年目にしてプロ初出場、初安打、そして初打点を記録しました。
5安打のうち二塁打が3本ですから長打を武器にする定岡としては本領発揮でしょうし、今後への期待が膨らみます。
二軍でもほぼレギュラーで.305の6本塁打ですから、それもあっての一軍デビューだったのでしょう。
内野手登録ながらもロッテ時代と同じく内外野を守りましたが、それでも外野手としての起用が大半になってきましたのでこれからが勝負です。
32打数で16三振という不確実性を少しでも改善をしていけば来季も出番はもらえるでしょうし、まずは代打での立ち位置を確保してもらいたいです。
今季はロッテ戦では1試合で2打数ノーヒットでしたが、ロッテ戦だけは大人しく、日本ハムやソフトバンクを相手に大暴れをしてもらいましょう。

■高口隆行（巨人）
4試合　6打数　0得点　1安打　打率.167　1二塁打　0三塁打　0本塁打　0打点　0盗塁　0四死球　1三振　得点圏打率.000

結局は左手甲の骨折の影響で僅か4試合の出場に終わり、厳しいオフになりそうです。
夏場には復帰をしたようですが一軍に戻ってくることはなく、二軍でも.203と存在感を見せることはできませんでした。
守備がしっかりとしていれば現状の巨人であれば出番はあると思うのですが、それでも呼ばれなかったのですから第二次戦力外通告に名前が挙がってしまうかもしれません。
ロッテからすれば結果的に根元のプチブレイクと鈴木の台頭で高口の穴を心配する必要がなくなったのは助かりましたが、それでも高口の今後は気になります。
あれ、小久保って引退をしたんじゃなかったっけ、なんてネタを使える来季の交流戦になってくれればと思います。