
【2019年成績】 143試合 4789打数 642得点 1194安打 打率.249 214二塁打 21三塁打 158本塁打 613打点 75盗塁 604四死球 1013三振
終わってみればホームランが倍増しましたが2割5分に届かない低打率は昨季とさして変わらず、それで得点が100以上も増えたことで長打の威力を再認識したシーズンでした。
ただ物理的なホームランラグーンの効果、よりもフェンスが近くに見えて無茶振りをしなくても、との心理的影響が大きかったような、ボルシンガーがそうだったように打たれたものは外野フライだったはずの印象が強かった一方で、打つ方はスタンドインが多かった気がするもののデータで確認ができないのでこちらもイメージでしかないかもしれませんが、しかし自己最多を更新した中村奨、荻野、鈴木、あるいは角中などもビジターだけでそれを超える、または匹敵するアーチを放っていますから的外れでもないかと、少なくとも開幕早々の分母が小さいところでやれラグーン効果だ飛ぶボールだと騒いだマスコミや自称解説者どもよりは真実に近いところにいると考えます。
もっとも三塁打が激減をしたのは間違いなくその影響で野球の醍醐味が失われたとの声もあり、またせっかく昨季に無謀とも言えるチャレンジで意識改革をしたはずの盗塁が減ったのが残念だったのは井口監督の引き出しが前向きなものではなく後ろ向きな消去法でしかなかったからで、長打が増えたら足を使わなくなったとはあまりに現金でした。
そんな長打攻勢は1985年以来の開幕8試合連続アーチで18本塁打と喜ぶよりは驚きの方が大きく、それを牽引したのは球団史上初の開幕三連戦三連発、史上三人目の開幕四試合連続アーチ、そして8戦6発のレアードで、しかもお約束の低打率ではなく開幕一ヶ月は.350を超える打率にここぞでの勝負強さはまさに降臨と言ったところでした。
軸さえしっかりとすれば、と脇役気質な選手たちがそれに引っ張られたところもあったでしょう、大村コーチなのか河野コーチなのか、練習前や試合中の動きを見ていればおそらく大村コーチではないかと推測をしますが、強く叩く、しっかりと振るという指導もはまったように思いますし、ダントツでリーグ最少だった三振がぐっと増えたのも前向きに考えられます。
持ち直したシーズンだったということもあるでしょうが見逃し三振で苦笑い、の清田をほとんど見なくなったのが象徴的でもあり、当てにいくようなスイングは改善傾向にあります。
ただ雑にも見える、のは狙い球を絞りきれない、あるいはファーストストライクはとにかく振るスタンスから抜け出せなかったのがその理由にも思えて、一朝一夕では解決できません。
それにより長打でしか点が取れなくなった、ことで得点に比して白星に結びつかなかったのは贅沢な悩みではありますが、継続して解決をしなければならない課題です。
それだけに大村コーチの流失が痛く、どうやら来季の打撃コーチは一人体制のようですがそれが河野コーチで大丈夫なのか、実は今季も差配していたのは河野コーチだった、であればいいのですが、来季の二軍ヘッドを経て再来年には一軍打撃コーチに福浦を据えたい球団の思惑、もしくは井口監督のダイエー閥によるもの、でないことを願いたいです。
もっと大きな課題はやはり固定主義による層の薄さで、この二年間の投資で来季に中村奨、藤岡がリーグを代表するような選手になってくれればいいのですが、その一人であったはずの田村は息切れをしましたし、もしまた今季の繰り返しのような体たらくとなれば暗黒の三年と語り継がれることにもなりかねません。
あまりの不振に終盤戦では揺らぎが見られましたが代打を出されての途中交代がほとんど無い、のは控え層の出番を奪うことで成長の糧をも失ったことになります。
代打の切り札を必要としないチーム、はある意味で理想かもしれませんが腐っている選手も少なくないはずで、もっと多くの選手を一軍で見たい、来季こそは見せてください。
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オギーと大地は結果を残しましたからそこまで言いませんが他の選手はもっと工夫を。
HR増、ラグーンにより狭くなったこと、その為心理的に楽になったこと、いかにも。
個人的にはボールの反発係数は高くなった印象でそれも加味したいところです。
長打も魅力ですが荻野に代表される足を絡めての攻撃が好きなので去年から今年の、特に変更するとの表明もなく何となくメンドーだから走らない、みたいな戦い方は不満が残ります。
優勝したライオンズは長打だけでなく走力も含めての、他を圧倒する攻撃力でした。マリーンズこそ目指すべきところだと思います。
種を蒔かなければ新しい芽は出ません。
二年やって結果が出ない方針を変えない理由がわかりません。一方でやるべきことをやってくれないと、などと言うのですから、やらない選手はスタメン剥奪、二軍降格で良いじゃないですか。
チャンスを与えても実をむすばなければプロなのですからクビでOK、一軍に呼ばれていながらそれすらない選手には同情しかありません。
散々言及されていますがこれに限らず井口監督は言動不一致が目立ちます。
リーダーが部下からスポイルされる最も多いパターンです。願わくば少なくともチーム内ではちゃんと説明をした上での方針転換でありますように。
セ・リーグがやっているような野球です。
それが三塁ランナーがいても外野フライさえ打てないバッティングをロッテにもたらし、満塁病だ、残塁病だ、というチームカラーになった、と解釈しています。
それがシーズン前半はフライボール革命の影響が見られ、ようやく「ホームランはビッグフライだ」という発想がロッテにも根付くのかと思われました。
ところが、シーズン後半には元のセ・リーグ野球じゃなかったビリヤード野球に戻ってしまい、風土病の根絶は簡単なものではないと思いました。
ロッテファンはセ・リーグしか指名しなかった奥川を欲しがったり、と以外にセ・リーグ野球を嗜好する傾向があります。
パ・リーグはやはり今年前半に見せた「パワー&チャージ」の野球スタイルです。
それにホームランは最もバットコントロールが必要なスイングでないと打つことはできません。
真のバットコントロールとは何なのか、こすって打球を殺すことなのか、それともボール下0.6cmを叩くことなのか、もう一度ロッテの打者は打撃そのものに関する考え方を問い直したほうが良いと思います。
チーム内の競争が半端ない。内川なんかも緊張感でいっぱい。
とのこと。
我がチームは。レギュラー固定で緊張感は全くない。井口は管理職としてあまりに、無能だ。
今シーズンの起用、大村コーチの辞任、鈴木選手のFAから推察するとチーム内の意思の疎通がうまくいかないまま、監督の一党が小さい輪の中で数の力で主導権を握って推し進めているのでしょうね。昨年からの傾向を見ると誤った少数精鋭の思想でスタッフも違う角度から指摘を受けたくないのでかえって多くなく、経験が浅い方がいいと思っているのかも知れません。本来であれば松本氏が目配りして調整すべきなのでしょうが、これも間違った役割分担の思想で誰も調整する人もいないのでしょう。だから二人の決断に至ったと推察します。見渡すと気持ちをまとめるようなコーチや鈴木選手の代わりになるような存在はいそうもないですし、風通しの悪い状況でチーム内でいろいろとストレスフルの状態なのではと推察します。
さらに前述の二人がチームを離れることにより、井口監督の意向が強く反映され来期の方が固定主義の傾向は強まると思います。結果が出るとも思えませんが、願わくば中途半端な順位を重ねて少しずつ腐っていくよりは来期結果としてはっきりと出て、残念ながらシーズン途中になってもよいので早めに去って欲しいです。長いほどチームにとって悪い影響を与えると思います。
淡白に見えても俺が決めてやるの気構えは大事でしょう。
誰も育っていません、井口の愛人枠で育てようとする意識もない。「やってもらわないと困る」のは井口だ!少ないチャンスで結果が直ぐ出ますか?ヤクルトの村上、日ハムの清宮
しかり。使い捨て続けてこそ、結果が出てくるものではありませんか?小川監督、栗山監督の爪の垢を、大至急井口の家に着払いで郵送してください。来年は皆さんつまらない野球になりますよ。井口は7月くらいで休養にはいってください。代行はだれかな?
今年の奨吾の打撃は明らかに昨年とは変わったように思います。昨年は低めの落ちる球は見逃せて三振が少なく四球を選べていたのに、今年はこの球にブンブン手を出して三振、引っ掛け、ポップフライの山でした。ラグーンを意識して球を上げようとしたのか、確かに昨年よりは上がる球は増えましたが、何か違うように思いました。
これを首脳陣がよしとしたのか、何のアドバイスもなくシーズンを通したのか、わかりませんが、ホームランの数ほど貢献はなかったと思うので、これではダメです。
さらに秋季キャンプも不参加。来季に向けて必死な姿が見たかったです。
フライボールにしろ、ゴロを狙うにしろ、
引き付けてはじき返すにしても、前でさばいて対処すすにしても、
個々の選手の特性に則って、指導をしてほしいですね。
特定の型にはめ込むことがないように。
ご指摘のように盗塁が激減しているのが残念です。
長打があるのなら不要なプレイ?
相手のバッテリーに圧力をかけられる最も効果的な戦術なのに。
チームの中で長打率上位が、打席数が少ない三家と高濱を除くとマーティン、レアードの順なので、やはりこの2人の加入が大きい。去年がんばっていた井上や中村奨吾は長打率を落としていますが、荻野、鈴木大地、藤岡などは軒並み長打率もOPSも改善しました。
野手の総合価値指数WARはリーグ2位。ただその内訳は、オフェンスは2位ですが、ディフェンスはリーグ最下位です。野手の守備力が課題であることは明らかです。西武は打つだけでなく守りでもリーグトップなので、その差は大きいものがあります。
また、投手のWARが同率3位で野手のWARは2位、つまり選手の勝利貢献度は高いものがあるのに、実際の順位が4位なのは采配の問題と言えると思います。選手を伸ばしているのは首脳陣とも言えるのですが、それを勝利に結びつけられていないことが問題です。
ポジション別に見ると、井上と中村奨吾は去年より成績を落としましたが、それでも他チームと比べてある程度競争力を保っています。劣っているのはショートと外野であることは変わりありません。この点でもマーティンの獲得で改善したことは大きかった。