4 荻野貴司 外野手 28歳 年俸2150万円
【2013年成績】 102試合 335打数 52得点 92安打 打率.275 14二塁打 3三塁打 4本塁打 28打点 26盗塁 41四死球 26三振 得点圏打率.280
やっとここまできた、そんな荻野貴の4年目のシーズンでした。
初めて出場試合数が100試合を超えましたし、最後の最後で足の故障での離脱、そしてCSでの不在は本人にとってもチームにとっても痛すぎるアクシデントではありましたが、それでも打率を除けばほぼ全ての項目で自己ベストな数字を残しましたので頑張ってくれたと思います。
ただそれでもルーキーイヤーの春先の輝きを思えばまだまだこれぐらいで満足をしてもらっては困りますので、この今季をホップとして来季はステップとなるような活躍を期待します。
やはり荻野貴と言えば快足ぶりがアピールポイントで、自己最多の26盗塁はチームトップ、リーグ4位ですのでその実力ぶりを見せつけました。
失敗は僅かに3とその成功率は89.6%ですので凄いとしか言いようがありませんし、プロ通算でも88企画に対して成功が78ですので88.6%と驚くべき数字です。
おそらくは来季に到達をするであろう通算100盗塁の際には、歴代の成功率でトップクラスであるとの報道がされることでしょう。
それだけに出塁率が.351もあるところでの29企画が物足りなく、あるいはまだ心理的な膝への不安が本人にもベンチにもあっての控えめな企画数なのかもしれませんが、その倍ぐらいはあってこそ相手バッテリーに与えるプレッシャーが高まりますので、多少は成功率が落ちても果敢なチャレンジを来季には期待をしたいです。
盗塁だけではなく荻野貴でなければホームインできなかったであろう神足ぶりも身震いをするような素晴らしさでしたので、スピードスターの真の復活を楽しみにしています。
打撃はその持ち味をもう一つ活かしきれなかったかな、というのが正直なところです。
その脚力と根元を上回る出塁率、長打率を考えればトップバッターとして君臨をして欲しかったのですが、一番では僅かに30試合、二番でも24試合でしかありませんでした。
一軍での出場が5月になってからでしたので既に根元が結果を残していたという事情があったにせよ、荻野貴を六番、七番ではもったいないと言いますか、もし早打ちで粘れるタイプではないことをマイナス材料としてベンチが考えているのであれば荻野貴も変わっていかなければなりません。
守備でも横への動きがあまりにぎこちなく打球への反応に遅れるようなところもあり、岡田はともかくとしても守備固めで伊志嶺に代わられるようではマズすぎます。
そのバッティングからして動体視力への不安はないとは思いますが、走だけではなく打でも守でももっと輝けるはずですので頑張ってもらいたいです。
【オリオン村査定】 2150万円 → 3300万円(△53%)
ルーキー時の衝撃を思えば物足りない部分はあったものの、無事に活躍してくれるほうが、よっぽど嬉しいです。
内や荻野の起用法を見てると、伊東監督は、「故障持ちの選手には全力を出させず、7~8割のパフォーマンスで良いからシーズンで活躍する時期を長くする」方針で起用していたように思います。
今シーズン、それなりに稼働できた実績をもって、来年の起用をどう判断するか。
それ如何では、今年以上に走る荻野が戻ってくるかもしれないなぁと思ってます。
あとは守備ですね・・・。
走塁はあんなに思い切りが良いのに、守備は失敗を引きずるように見えます。
キャンプでみっちり鍛えて欲しいのですが・・・、故障者メニューでしたっけ?
ただ、非力な打者なんだけど、異常に期待している。三割、高出塁率、猛烈な盗塁数、広範な守備力、捕殺。リーダーシップ。
角中と荻野貴が鉄板と見ています。
あとは清田、新外国人の争いでしょうか。
加藤、岡田、伊志嶺は足が速いといっても、
一軍の打撃においては厳しいところがあります。
塁に出る→盗塁を成功させる確率において、
荻野貴の方に一日の長があると思います。
打撃がちょっと狂い出すとポップフライを連発しますが、
なにせダルビッシュが西岡以上に怖がっていた打者。
1番定着で得点力を上げてもらいましょう。
やはり走れる選手は1番固定ですよ。
今期も最終的にケガで離脱ですから。
デビュー当時は、このままとは行かないまでも一年やったら新人王候補ではと思わせましたから。
特に、盗塁時のスピード、盗塁技術はすごいと思いました。今季の守備で言うとケガの影響なのか守備範囲が小さくなっている、守備の時のスピードが無い感じがしましね。
ケガの影響で心理的にスピードが出せないのか、まだ、ケガが影響して痛み等があるのかと想像しちゃいます。盗塁時はそれほど走りが遅い感じはしないので、ケガで足が遅くなったと言うことは無いようですから。
おっしゃるとおり、打力、盗塁技術という事で言えば、不動の1番というのが理想なんですけど・・・
岡田とタイプががぶりますが、打力で言えば荻野の方が上でしょうから、岡田は9番か2番あたりで使えると良いと思うんですけどねぇ。
何にしても、荻野はケガとの兼ね合い(これは外からじゃ分からないんですが)、バッティングの調子が安定すること(調子悪いとポップフライが多くなりすぎること)が最重要課題でしょうね。
打撃面は粘り強いタイプではないので、四死球41の多さ、出塁率.351の高さが意外。死球9個が数字を嵩上げしています。荻野はインサイドのボール球に体を引かずに、背中を投手に向けるように回転させながらうまく当たります。怪我も少ない当たり方で高等技術です。
膝は少しずつよくなっていると信じたいです。膝が大丈夫であれば角中に続いて外野のレギュラーは固いと思います。
早打ちでポップフライが多く淡白でチームバッティングは苦手。鋭い腰の回転で強い打球を放つ、社会人時代は主に3番打者。どの打順が適しているのか難しい選手ですが、やはり1番打者として伸び伸びと活躍してくれることを期待します。
ポップスターという有り難くないニックネームも頂戴してしまいましたが、笑い事ではなく、ここは来季に向けての重要な改善ポイントのはずです。
荻野が盗塁を失敗するシーンは確かにあまりイメージがありませんが、一方でそんなに走っていた印象もありません。ルーキーイヤーの印象が強すぎるからだと思いますが。6番や7番ではなく、井口の前を打たせれば、企画数も増えて、井口の打撃もより生きると思います。
P.S
足の速い選手が出塁すると「リー」というコールが必ず自然発生しますが、あれは選手にとっては逆に走りにくくなってるような?見ている側は気分が盛り上がって楽しいですが。
投手によっては、うっかり走者への警戒を解いてしまう場面・カウントなどがあって、そのへんをうまく読み取って走るのも駆け引きの一つだと思うのですが、あのコールが入ると嫌でも投手は走者を気にするので、そういう駆け引きの要素が幾分失われているのではないかと思うようになりました。
一昔前は牽制ブーイングで物議を醸したことがありましたが、本件も同様に再考の余地ありと個人的に思っています。
記事とは直接関係のない話題で長文失礼しました。
しかし素材はガラス細工のような危うさ、脆さを持っています。
全盛期というか期待値の8割のパフォーマンスだったでしょうか。
これだけ怪我が多いのは、練習方法か打撃、走塁等それぞれの技術のどれかに問題があるはず・・・コーチ、スタッフの方、ぜひ原因究明してガラスを鋼にして下さい。
荻野選手や内選手の故障は、自身が持つ「常人には計りしれぬ途方もない筋力」に、器である躯体が持たない。あまりの瞬時に湧き上がる走力のエネルギーにより、止める時に使う筋力が悲鳴をあげる・・・にも見えます。
あまりに「スーパー」な素材なんですかね、このプレイヤーたちは。
しかし、このプレイヤーは、以降10年くらいはマリーンズの核をなしてほしいプレイヤーですよね。
ケガさえなければ不動の1番バッターとして確立できれば機動力野球の中心となり出塁率も上がれば得点力も上昇。おまけに盗塁王の常連となればベストナインも夢ではありません。
そんな伝説的な能力の持ち主であるわけでそんな選手をチームとしてトレーニング等、彼本人もしかりですが身体のケアは万全調整、仕上がりをもっと徹底してもらいたいかぎりです。
守備に関してはあの走力があればどうにかなるでしょう。経験を積めば状況判断力もアップするでしょう。今季成績もケガが原因ですからね。