オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

虹列車の悲劇

2015-08-09 00:47:59 | 読書録

虹列車の悲劇

講談社

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金沢駅から寝台特急に乗った著名な登山家が、上野駅に着いたときには白骨となっていた、そんな衝撃的な事件から物語は始まります。
特殊な液体で溶かしたわけでもなく、燃やしたわけでもない、そんな短時間で白骨化をするはずもない被害者が、さらにはその後に姿を見せるという展開にどこかオカルトチックな感じもありましたが、しかしその妥当性は分かりませんがきっちりとした理由のある正当な推理小説です。
1990年代の作品ですので北陸や自動車電話など時代を感じさせる描写もままありますが、なかなかに面白くて一気に読み込んでしまいました。

ただ脇を固めるサブストーリーが強烈すぎて、そのバランスの悪さは否めません。
20年以上前の悲恋、終末医療を食い物にする病院への憤り、これらが単独でも成立をするような重さがあるために、肝心のトリックが色あせてしまっています。
そもそもの動機も弱いですし、それであればむしろ前者をメインに持ってきた方がよかったのではないかと思えてなりません。
タイトルからしてそうなのかもしれませんが、白骨は白骨で濃厚なイメージなだけに、それぞれが食い合いをしてしまったのがもったいなかったです。


2015年8月8日 読破 ★★★★☆(4点)


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吉原が復帰

2015-08-08 04:09:52 | 千葉ロッテ

 

今日は旅先の後始末で通院をするために午後半休をもらい、その病院が予約をしていましたので早めに終わったこともあり、船橋での3試合目を見てきました。
一軍戦は試合途中からの観戦も少なくありませんし、むしろ平日などは頭から見られることの方が珍しいのですが、さすがに二軍戦での途中観戦は初めてです。
それでも勝ちは勝ち、ここのところずっと負け試合が続いていましたから、久しぶりの白星を喜んでいます。

そして二番手に吉原です。
先月下旬に既に復帰登板をしていたようですが、全く気がついていませんでした。
3月に左膝半月板損傷で手術、今季絶望とも言われていただけに、順調な回復は本人にとってもチームにとっても大きいです。
ただピッチングとしてはブランクの影響か、はたまたこれが吉原なのか、ストレート、変化球、コントロールともに適度にまとまりながらもボリューム感に欠いて二軍ではそこそこ投げられても一軍では厳しい、そんな昨年の評価を覆すようなものではありませんでした。
小柄なだけに平均点ではなく何か一つでも秀でたものを、それが140キロ台半ばのストレート、あるいは伝家の宝刀と呼べる変化球でもいいのですが、それが無いと厳しいでしょう。
復帰はしてもまだ道半ばのはず、焦らずにこつこつと積み上げていってもらいたいです。

先発の南は相変わらずのピッチングで、打線の援護がありながらも五回を持たずのKOです。
このオフに戦力外通告をされて、さして驚きません。
ストレートはおそらくは130キロ台半ばから後半、ストライクとボールがハッキリとしていて打者に見極められてしまい、苦し紛れのボールを痛打されていました。
故障は怖い、それを痛感させられる南ですし、編成部の志向にも影響を与えているのではないかと思います。
またプロに入ってから故障をしてしまった小林も武器であったはずのストレートに力が戻らず、年齢的にも厳しくなりつつあります。
このあたりの投手が停滞をしているのがチームとしての層の薄さに繋がっていますので、そろそろ見極めどきでしょう。

打線は高濱が二発、荻野と根元にもアーチが飛び出して、8安打8得点と効率のいい攻めでした。
一軍でそこそこの実績のある八木を粉砕しての、高濱からすれば左腕からのアーチ連発ですので自信にも繋がったでしょう。
機関紙が二軍戦ながらも高濱の意欲的なコメントを載せていますし、その声が伊東監督に届くことを願ってやみません。
注目の香月一と脇本は、香月一はその体つきからして横への動きはもう一つながらも足下への強い打球の処理は柔らかいグラブ捌きでどこか先輩の中村に似ていないこともなく、一方の脇本は打球への反応がやや遅いような感じがありましたが軽く合わせたような打球が外野の頭を越えましたので、いずれも魅力たっぷりです。
この両選手の成長ぶりがドラフト戦略に大きな影響を与えると考えており、今は野球だけに注力をして、がむしゃらにやっていってもらいたいです。


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ヤクルト

1 1 1 0 1 0 0 0 0 4 12 2

千葉ロッテ

0 2 4 0 2 0 0 0 X 8 8

1

◆8月7日(金) 千葉ロッテ-ヤクルト13回戦(ロッテ8勝5敗、13時、QVCマリン、それなり)
▽勝 吉原 2試合2勝
▽敗 八木 13試合2勝7敗
▽本塁打 高濱3号(八木)、4号(八木)、荻野3号(八木)、根元1号(八木)

バッテリー
千葉ロッテ
 南、吉原、上野、小林、伊藤―寺嶋、吉田
ヤクルト 八木、土肥、大場、中島
―星野、井野

 

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涌井の粘り勝ち

2015-08-08 03:03:17 | 千葉ロッテ

 

清田が心配です。
頭部、どうやら鼻の下らしいのですが死球で途中交代、診断は打撲で歯も折れていないとのことですからボールが大きく跳ねたことが幸いをしたのでしょうが、それでも場所が場所だけに慎重な対処が求められますし、無理をさせるべきではないとは敢えて言うまでもありません。
おそらくは明日になればかなり腫れると思われ、それでもチームに勢いがありますので本人は出場を志願するでしょうが、その判断を本人に委ねることは止めてもらいたいです。
それでマスコミ受けはいいかもしれませんが体調面、心理面ともにきっちりとしたケアをしなければ、せっかくの清田の覚醒がおじゃんになります。
医師、トレーナーがしっかりと状況を見極めて、その報告を受けて伊東監督が自ら決める、そう願います。

涌井が5年ぶりの二桁勝利にリーチの9勝目、136球の粘り勝ちです。
前日に中継ぎ陣がフル回転だったことも理由でしょうが、先発に長いイニングを投げさせるベンチの変化の第二ステージ、といったところでしょう。
さすがにちょっと多いかなとは思いますし、例によって涌井に甘えているような気がしないでもないですが、その涌井の粘投があってこその逆転勝利です。
味方がエラーをしたときに踏ん張ってこそのエース、5失点目の明石のタイムリーが余計だったとは厳しすぎる指摘かもしれませんが、その四回を除けばコーナーに力強いボールを投げ込んでの僅かに1安打、さすがに八回は疲れが出たのか3四球で満塁のピンチも最後は集大成のようなストレートでねじ伏せました。
その涌井のピッチングに応えてひっくり返し、ソフトバンクの連勝を止めて恥ずかしながら今季最多の貯金2となり、これも投打の歯車が噛み合っている一つの形態でしょう。
諦めていた大谷の背中が、おぼろげながらも見えてきました。

大砲はこれだから怖い、デスパイネの逆転スリーランで勝利伝説が続き、0点台の防御率だった五十嵐を一気に叩き落としました。
清田の代わりに入った岡田が執念のツーベースで繋いだことが、主砲の一発を引き出したのだと独り合点です。
難敵のバンデンハークの立ち上がりを攻めた先制も見事でしたし、しかしそれだけに走塁のミスが目立ったのも正直なところです。
デスパイネの盗塁死、相手のミスが無ければ走塁死となったであろう四回もそうでしたし、あれがバンデンハークの立ち直りのアシストをしたように思えてなりません。
積極的なのはいいですし、好走塁と暴走は紙一重ではあるのですが、自らの脚力と状況判断を誤ればそれは暴走となります。
また守備でも軽率としか言いようのない鈴木の送球ミスが涌井のリズムを崩したのではないかと、三木もチャレンジは買いますが力が伴っていませんでした。
その三木はバントのミスもあり、そして初回に角中がバントをミスしたことでエンドランに切り替える采配も個人的には逃げとしか映りません。
劇的な勝ち方ではありましたが野手陣には不満もちらほら、そんな今日の試合でした。


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ソフトバンク

0 0 0 5 0 0 0 0 0 5 5 0

千葉ロッテ

2 0 0 1 0 0 0 3 X 6 9

2

◆8月7日(金) 千葉ロッテ-ソフトバンク15回戦(ソフトバンク9勝6敗、18時16分、QVCマリン、20,015人)
▽勝 涌井 19試合9勝7敗
▽S 西野 42試合1勝2敗25S
▽敗 五十嵐 38試合2勝1敗
▽本塁打 デスパイネ14号(五十嵐)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、西野―田村
ソフトバンク バンデンハーク、二保、飯田、森、五十嵐
―細川

 

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野球が雑

2015-08-07 00:17:19 | 千葉ロッテ

昨日で50回来場に達したので今日に自分超え、前年が50回以上ですと50回目でもらえるグッズを受け取りにいったのですが、あっさりと撃沈をしました。
ビジター観戦はそれにカウントをされないとのこと、今年は頑張って6試合もビジターをしているので、地元50回来場にはもう少し時間がかかりそうです。
そんなこんなで今日はそのグッズの写真でごまかそうと思っていたためにカメラを持参せず、おそらくは今季初の写真無し観戦となりました。

昨日とは違った意味で勝ててよかった試合、あるいはDHを外した総力戦の4時間30分オーバーということからすれば、昨日以上に勝ててよかった試合かもしれません。
とにかくお互いに野球が雑すぎて、これではソフトバンクが歴史的な独走態勢に入るのも当然でしょう。
ワイルドピッチにパスボール、バント失敗、そして軽率なエラーなど、豪快なアーチが飛び出した打撃戦ではなく攻守ともにミス合戦、そんな試合だったと思います。
出ずっぱりの田村にどうしようもない疲れが見て取れますし、明日は思い切って江村のスタメンマスクもありでしょう。
そんなこんなでビジョンに映る伊東監督は仏頂面と言いますかあきれ顔と言いますか、前日までとは一転した「やってはいけない野球」に勝って喜んでばかりはいられません。
中7日で不甲斐ないピッチングの古谷を早々に見切ったのは当然としても、香月良に白星を付けてあげなければならない試合でした。
それでもいいとこ探しをすれば打たれはしましたし数字的にも見劣りはしますが藤岡がストレートで攻めの姿勢を見せたことで、追い込みながらも例によって攻めあぐねた挙げ句の苦し紛れな感は否めませんが、それであっても逃げるのではなく前のめりさが感じられたのはよかったと思います。
大谷が打たれたのは仕方なし、連日に足を引っ張られたピンチにも動じなかった西野、疲れもピークでしょう。
また手打ちでのポップフライが目立つクルーズのDHは腰だか膝だかを痛めてのことなのか、あるいは細谷のチャンスのためなのか、その細谷にヒットは出ませんでしたが代打福浦の技ありタイムリー、徳俵でつま先立ちの大松が犠牲フライにタイムリー、中村もマルチヒットに3度の出塁と、頑張らなければならない人が頑張っているのを見るのは嬉しくなります。
あとはやはりデスパイネか、ようやくの貯金も8連勝中のソフトバンクに抗するにはとにかく打つしかありませんので、そろそろ体だけではなく気持ちの再来日をお願いします。


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オリックス

1 0 2 0 0 3 1 1 0 8 13 1

千葉ロッテ

3 0 4 0 0 0 1 1 X 9 11

0

◆8月6日(木) 千葉ロッテ-オリックス16回戦(ロッテ9勝7敗、18時15分、QVCマリン、14,115人)
▽勝 大谷 43試合2勝1敗
▽S 西野 41試合1勝2敗24S
▽敗 塚原 38試合4敗1S
▽本塁打 中島8号(古谷)、鈴木4号(近藤)、糸井10号(大谷)

バッテリー
千葉ロッテ
 古谷、香月良、ロサ、藤岡、益田、大谷、西野―田村
オリックス 近藤、前田、海田、白仁田、塚原
―伏見、伊藤

 

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ビブリア古書堂の事件手帖 4

2015-08-07 00:06:54 | 読書録

ビブリア古書堂の事件手帖 4

アスキー・メディアワークス

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久しぶりのビブリア古書堂です。
前作でその影をちらりと見せた篠川栞子の母、智恵子が大胆に登場をします。
もう少しもったいぶるかとも思ったのですが、これはこれでありでしょう。
ここまでの連作短編集ではなく江戸川乱歩を題材とした長編で、小学生のころに馴染みの作家でもありますので、なかなかに読みごたえがありました。

ただいわゆるミステリー、推理小説という観点からすれば、やや肩すかし気味ではあります。
よほどに江戸川乱歩に、しかも怪人二十面相や明智小五郎、小林少年や少年探偵団ではなく、初期の、あるいは大人向けの小説に詳しくなければ分からない話が少なくありませんので、残念ながらそこまでついていけなかった自分からすれば、解く喜びを取り上げられたような感じだったのが正直なところではあります。
それでも流れとしては無理がありませんし、その中で栞子や智恵子らのここまでの謎めいた背景の種明かしをさりげなく進める手際のよさ、そしてそれを踏み台にした新たな謎と、こういった人間関係に重きを置いての展開は嫌いではありません。
五浦大輔と栞子の微妙な距離感にも動きがありましたし、次も楽しみです。


2015年8月6日 読破 ★★★★☆(4点)


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ナイスラン鈴木

2015-08-06 01:15:04 | 千葉ロッテ

 

今日で来場50試合、ファームを加えれば既に達成をしていましたし、ビジター観戦がありますので地元のみでの回数ではありませんが、いずれにせよ一つの関門を超えました。
毎年この目標に向けての現場主義ですので、この時期にクリアできたことは喜ばしく、次は夢の70試合ピンバッチです。
そして節目の試合に歓喜のサヨナラ勝ち、同じくこの時期にしてマジックが点灯をしたソフトバンクの独走にリーグがしらけないよう、明日も勝って週末を迎えましょう。

鈴木がよく走りました。
セカンドベースを回ったときに足がもつれかけていましたので暴走かと思ったのですが、気力を振り絞ってのヘッドスライディングです。
お立ち台では「足がついていかなかったのでごまかした」と照れ隠しをしていましたが、結果はどうあれその気迫を買いたいです。
七回のクロスプレーはその場ではよく分からず、帰ってきてからパ・リーグTVでチェックをしてみれば空タッチっぽい追いタッチですから鈴木が猛烈なアピールをしたのも分かりますし、珍しくも抗議に出てきた伊東監督がベースを指差して審判に詰め寄っていましたからあるいはベースに触れていなかったとのジャッジだったのかもしれません。
その悔しさがあってこそのスリーベースは予言者角中のおかげかもしれず、とにかく大きな一勝です。
チャンスはそれなりにありましたが連日の両外国人選手の不振、崖っぷち伊志嶺のバントミスとイヤな流れだっただけに、勢いに乗れるきっかけができました。
明日は今度こそ序盤から投手にプレゼントを、是が非にでもお願いします。

中5日の李大恩は7回途中までを零封で、打線の援護が無かったことで二桁勝利こそ逃しましたがその粘りは見事でした。
強風の影響もあったのでしょうがコントロールにまとまりを欠きながらも力でねじ伏せる、らしいピッチングだったと思います。
防御率も3点台前半と見られる数字になってきましたし、春先に期待をした柱への再チャレンジ、中継ぎで学んだスタイルを先発に活かしての成長には目覚ましいものがありますので、ぶっとい幹となってくれることを今度こその期待、そして願います。
その李大恩のピンチに益田を突っ込む伊東監督、落合コーチの心臓には毛でも生えているのかもしれず、その益田、大谷、そして四球と捕逸で絶体絶命のピンチを切り抜けた西野とこれまたチーム防御率が4点台を切って戦える体制になってきたと言ってよいのか、間隔を空けた明日の古谷が試金石でしょう。
このローテーションの変更は李大恩の事情だったのか古谷の都合だったのか、浦和では木村がリリーフで投げて準備万端のようですから、古谷もうかうかとはしていられません。
かつてのオリックスキラーらしい好投を、夢を見させてください。


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オリックス

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千葉ロッテ

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0

◆8月5日(水) 千葉ロッテ-オリックス15回戦(ロッテ8勝7敗、18時15分、QVCマリン、16,601人)
▽勝 西野 40試合1勝2敗23S
▽敗 佐藤達 40試合1勝6敗4S

バッテリー
千葉ロッテ
 李大恩、益田、大谷、西野―田村
オリックス 東明、佐藤達
―山崎勝、伊藤

 

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サマーマジックはならず

2015-08-05 01:37:09 | 千葉ロッテ

 

五回までの投手戦から六回に一気に試合が動きましたが、サマーマジックとはなりませんでした。
2点を先制された直後に連続四球で二死一二塁となり、ここまで2三振のデスパイネの一発が出ればそれこそマジックだったのですが四球、すっかりポップフライ王になりつつあるクルーズも注文どおりのファールフライ、実質的にはこの時点で試合の趨勢は決まったと言ってよいでしょう。
八回のチャンスにはデスパイネが三振、最終回は三者連続三振ですので、今日は金子らオリックス投手陣に天晴れと言うしかありません。
5四球はもらいながらも角中の2安打だけではどうにもならず、7回2失点の石川にはごめんなさい、変化球がやや多かったような気はしますがナイスピッチング、先発としての責任は充分に果たしてくれましたので文句のつけようもなく、今日に勝っていれば大谷が負けただけに最多勝争いに絡めたことからしても残念な黒星です。
何にせよ懸念をしていたとおりに足を引っ張るのは打線、あれだけチャンスに強かったクルーズの勝負弱さが目立ちすぎていますので、少し休ませるのもよいかもしれません。
そうは言いながらも中村も壁にぶつかりつつありますし、大松に伊志嶺も下り坂、明日は前回にやられた東明に仕返しができるのか、ここは福浦をキーマンに挙げておきます。


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オリックス

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千葉ロッテ

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◆8月4日(火) 千葉ロッテ-オリックス14回戦(7勝7敗、18時15分、QVCマリン、20,191人)
▽勝 金子 11試合6勝4敗
▽S 佐藤達 39試合1勝5敗4S
▽敗 石川 18試合8勝8敗
▽本塁打 駿太1号(石川)

バッテリー
千葉ロッテ
 石川、益田、ロサ―田村
オリックス 金子、岸田、佐藤達
―伊藤

 

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お家騒動は続く

2015-08-04 01:34:04 | 千葉ロッテ

重光アニキ(以下アニキ)が取締役を解任されてから始まったロッテのお家騒動は、アニキが一族とともに重光パパ(以下パパ)を担ぎ出しての重光ジュニア(以下ジュニア)に対するクーデターが失敗をしたとも報じられましたが、次のステージとなる臨時取締役会に向けての多数派工作が盛んとなっているようです。
ちょっと前の大塚家具のそれに近しい感じもありますが、企業規模が違いますのでその影響度は比べものになりません。
御年92歳のパパの判断能力が不安視をされていますがジュニアに対する絶縁宣言に近いビデオも公開をされましたし、両者ともに一歩も引けない状況になってしまったようです。
正直なところどうなろうが知ったことではなかったりもしますが、どっちに転ぼうが球団経営に支障が出ることは避けられそうもなく、不安はその一事に尽きます。
とにかく主導権を握ることに精一杯で野球どころの騒ぎではないでしょうから、泥沼が続けば続くほど来季に向けての出遅れとなるのでしょう。
最終的にジュニアに軍配が上がればイメージ回復のための球団への投資という可能性も無いわけではないでしょうが、しかし早速に週刊誌に報じられている身売りの可能性の方が高いのではないかと、もっともバブルのみで実体経済が上向いていない現状からすれば引き取り手を見つけるのに相当な苦労をすると思われます。
また「ロッテグループは韓国企業」とのジュニアの発言への日本での風当たりが強くなるであろうことは、昨今の日韓関係を考えれば想像に難くありません。
とにもかくにもアニキが勝とうがジュニアが勝とうが、はたまた共倒れになろうが、とにかく球団を巻き添えにしないことだけを願う、ただそれだけです。


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笑顔咲くたび伊達な旅 史跡巡り篇 二本松の巻

2015-08-04 00:48:12 | 日本史

 

今回の史跡巡りは二本松からスタートです。
まずは福島に入りましたのでそこからとも思ったのですが、巡るときは遠くから、の鉄則で来た道をやや戻っての桜の城下町です。
二本松は室町幕府の三管領の一である畠山氏の庶流、とは言いながらも本来は嫡流だったものが南北朝の動乱の中で畠山高国、国氏親子が自害に追い込まれたことで国氏の子である国詮が奥州に土着をした二本松氏の本拠であり、居城である二本松城は国詮の嫡男の満泰が築きました。
その二本松氏は義継のときに伊達輝宗が横死をした粟之巣の変事をきかっけに政宗に滅ぼされ、その後は上杉氏、蒲生氏、加藤氏らを経て丹羽氏が治めて幕末を迎え、戊辰戦争に際しては白虎隊ほどの知名度はありませんが、二本松少年隊の悲劇も今に語り伝えられています。

二本松は江戸期に丹羽氏が11代、200年以上にも渡って治めた地ですが、二本松少年隊のネームバリューには敵いません。
もっとも当時は隊に名前はなく、戊辰戦争戦没者の50回忌法要に際して名付けられたとのことです。
二本松駅、そして二本松城の正面に、その勇姿が訪れる者を迎えてくれます。

そして二本松城は、日本100名城に名を連ねています。
遺構は石垣ぐらいですが、1982年に箕輪門と櫓が復元をされました。
箕輪門は二本松城の正門であり、丹羽氏としての初代城主である光重、織田信長の重臣だった丹羽長秀の孫にあたりますが、この光重のときに造られたものです。

本丸に向かう途中にある日影の井戸は、千葉県印西市の月影の井戸、神奈川県鎌倉市の星影の井戸と合わせて、日本の三井と称されているとのことです。
蓋はされていますが、約20メートルの深さに豊富な湧き水を溜めています。
また本丸下南面大石垣は二本松城に築かれたもので最も古い石垣の一つで、いわゆる「穴太衆」の手によるものとは説明板による説明でした。

本丸はかなりな高さの石垣を誇り、10万石の大名にしては過ぎたる規模のように感じられます。
蒲生氏郷、加藤嘉明の時代にもそれなりの拡張はされましたが、大規模な改修は丹羽氏の代になってからですので名門の意地、それに配慮をする幕府の意向もあったのでしょう。
建造物は遺されていませんが、きちんと整備がされているのが好印象です。

本丸には天守台跡、東櫓台跡、西櫓台跡があります。
いずれも本丸の石垣と同じ時期、1993年から1995年にかけて復元、整備がされました。
広さとしてはかなり狭いものですから大きな建物があったとは思えず、江戸期は山麓の居館が政治の中心になっていたとのことですから、象徴的なものだったのかもしれません。

本丸から逆方向に下っていくと、天守台下西面二段石垣にとっくり井戸、そして搦手門跡です。
天守台下西面二段石垣は一部が露出をしていたものが本丸の整備工事の際の発掘調査で全容が確認できたとのことで、やはり穴太積みとなっています。
とっくり井戸は下にいくに従って間口が広がっていることからその名が付けられており、一時は場所が不明になったものが2000年の発掘調査で発見されました。
いわゆる大手に対する裏手、にあたる搦手には搦手門で、蒲生氏時代の掘立柱であった門を加藤氏のときに石垣を用いて整備をしたとはこれまた説明板の受け売りです。

丹羽神社には丹羽氏が祀られており、周りの草刈りをされているお爺ちゃんが休憩中でしたが、撮影のために場所を空けていただきご迷惑をおかけしました。
そして三の丸跡は桜祭りの会場となっており、言うほどに桜が満開といった雰囲気はありませんでしたが、夜桜見物が楽しめるとのことです。
平日でもあり、また時間が早かったことで閑散としていましたが、しっかりと出店はずらりと並んでいました。

次に向かったのは大隣寺、丹羽氏の菩提寺です。
そもそもは当時に白河藩主だった丹羽長重が父の長秀の菩提を弔うためにその白河に建立をしましたが、子の光重がここ二本松に移封となったことで同じく移ってきました。
その後は二本松藩主丹羽氏の菩提寺として、何度か場所を変わりながら今に至っています。
ちなみに寺名は長秀の戒名である総光寺大隣宗徳によるものです。

本堂の左手には御霊屋あり、おそらくは位牌が安置をされているのでしょう。
その奥には丹羽氏の墓所があり、二本松藩主の初代である光重から理由は分かりませんが2代長次を除いた9代までの墓があります。
10代以降は明治維新で藩が無くなったこともあり、墓所は東京にあるようです。

二本松藩としての初代藩主になる光重は、丹羽長秀の孫にあたります。
長秀は織田信長の重臣で本能寺の変の後の清須会議で羽柴秀吉の側に立ったことで若狭、越前、加賀の123万石を領しましたが、その長秀の病死で跡を継いだ長重は秀吉にいろいろと難癖をつけられて越前、加賀を取り上げられてしまい、最後には若狭をも失って加賀の一郡にも満たないところまで落ちぶれてしまいました。
その長重は隣接をする前田氏との確執から関ヶ原の戦いでは西軍に与して改易の憂き目に遭い、しかし名門だったからなのか常陸古渡で大名に復帰、その後は常陸江戸崎、陸奥棚倉を経て陸奥白河10万7千石までになったのですからそれなりの人物だったのでしょう。
そして三男の光重が陸奥白河から同じく陸奥二本松に移封となり、幕末まで11代を数えて明治の世を迎えました。

2代藩主は長次、光重の嫡男です。
子が無かったために弟の長之が3代藩主となりますが当時としては老齢にさしかかる既に42歳であり、僅か2年後に死去しましたのでこれといった事績はありません。
4代藩主は長之の長男である秀延ですがこれまた子が無いままに39歳で没したことで、長秀の六男である長紹の後裔にあたる高寛に長之の娘を娶せて5代藩主とします。
その後は6代藩主に高庸、7代藩主に長貴、8代藩主に長祥、9代藩主に長富、10代藩主に長国と無難に血を繋いでいき、長国は奥羽列藩同盟に加盟をして明治新政府に抗い、破れたことで隠居、石高も5万石まで減らされて跡を養子の長裕に明け渡すこととなりました。
そして長裕が、二本松藩としての最後の藩主、11代です。
写真は上段左から長之、秀延、高寛、高庸、長貴、長祥、長富になります。

長秀からの血の繋がりは上記のとおりで、赤字が藩主、下線が写真でご紹介をしているものとなります。
10代藩主の長国までは長秀の血を繋いでいますが、その長国に男子が無かったことで奥羽列藩同盟でともに戦った出羽米沢の上杉氏から養子を迎えましたので、11代藩主の長裕、その跡を継いだ弟の長保ともに長国の娘を配して女系として長秀の血は保たれているのかもしれませんが、男系としては上杉氏、つまりは吉良上野介のそれとなります。

やはり本堂の左手、やや手前には、二本松少年隊の墓所があります。
見た感じそれなりに新しそうですし形も整っていますので、さほど昔ではない時期に作られた供養塔なのかなと思いますが、実際のところはよく分かりません。
説明板によれば隊長、副隊長と14名の少年隊士の魂が眠る、とのことです。

香泉寺は二本松義国の墓があるとのwikipediaの記載に釣られて足を運びましたが、しかしそれらしきものは見当たりませんでした。
説明板によれば当寺に葬られたとのこと、滅んだ氏族ですので時代の流れの中で埋没をしてしまったのでしょう。
商工会議所のサイトにも「畠山氏10代義国の墓と位牌があるとされる」と、あまり歯切れはよくありません。

こちらは二本松駅の近くにある、二本松城の大手門跡です。
いわゆる二本松城からそれなりに離れた場所ですので、城域はかなりの規模を誇っていたのでしょう。
本格的な櫓門だったようですが初代藩主の光重のときから建造を望みながらも財政事情からそれも叶わず、ようやくに9代藩主の長富のときに完成、しかし僅か30数年後の戊辰戦争の戦火で焼失をしてしまったのですから哀しい歴史の証人とも言えます。

称念寺は二本松氏の菩提寺です。
ただ現在の地に移ってきたのは丹羽光重の時代とのことですから、本堂も昭和に入ってからのものですし、代々に崇拝をされたといった感じではないのかもしれません。
それでもここに奥羽探題としての畠山氏(二本松氏)の累代墓所があります。

こちらは二本松義継の墓、と紹介をされることもあるようですが、実際は先に書いたとおり累代の墓所です。
二本松氏22代当主が昭和8年に改葬をしたもので、両脇に並んでいるのは粟之巣の変事で義継と運命をともにした家臣の霊を祀った供養墓になります。
かなり前に来たときにはここに至る道は草が生い茂っていて蛇が出て駆け下りた記憶があるのですが、まだ春先だったということもあってか、きれいに整備がされていました。

顕法寺には二本松義継の墓がある、とのあやふやな情報で足を運びましたが、残念ながら空振りでした。
ただ瓢箪から駒ではありませんが、代わりに加藤明利の墓所に巡り会いましたので無駄足にならずにラッキーだったと思います。
明利は丹羽氏の前の二本松藩主で、賤ヶ岳の七本槍の一人に数えられる加藤嘉明の三男です。

墓所は背後のやや小高い場所にあり、夏場にもし手入れがされなければ蚊に注意です。
明利は当初は三春に入りましたがその後に嘉明の跡を継いだ兄の明成から二本松を預けられて、二本松城を拡張、改修しました。
しかし明成が家臣と対立をした会津騒動に連座し、直後に病死をしたことを幕府に疑われて改易をされてしまい、しかし家名は旗本として存続をしています。
その後に二本松に入ったのが、丹羽光重です。

二本松の最後は、二本松市歴史資料館です。
先の大手門跡の向かいにあるのですが、日本100名城スタンプは駅内の観光案内所で既に押していましたので、時間があればと後回しにした次第です。
個人的に惹かれるような展示もなく、申し訳ないのですが「ふーん」といった感じでした。
入口の左脇には上屋敷の石垣なるものが展示をされており、しかし説明板を読んでみれば上屋敷、つまりは江戸藩邸のものですから、この場所に元からあったものではありません。


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千葉りよ~大嶺祐

2015-08-03 00:10:15 | 千葉ロッテ

ここで負けてしまえばまたしても下り坂を転げ落ちてもおかしくはなかった正念場のカード3戦目、大嶺祐が見事なピッチングで危機を救いました。
いきなり守備に足を引っ張られながらも動揺をすることなく貫禄すら見せた大嶺祐は、これで自己最多の5勝目です。
先頭打者にファールで粘られて歩かせてしまいましたがその後はコントロールの不安もなく、ボールが先行をしても安心して見ていられるのですからこれこそが成長の跡でしょう。
特段の格言がなくともこれだけのピッチングができるわけで、そうなれば大嶺祐のセカンドステージの始まりと言いたくもなります。
ストレートは130キロ台後半が多かったですがここぞというところでは140キロ台を出せるのですから余裕が感じられますし、そのストレートを活かす緩いカーブ、低めに決まったフォークと、テンポのいいこのスタイルを維持できれば念願の二桁勝利、また規定投球回も夢ではありません。
好投が続いてもなかなか信用をしてもらえずに早いイニングでの交代が多かった大嶺祐ですが、今や安定感からすればチームで一番でしょう。
その大嶺祐を継いだ大谷、西野もパーフェクトリリーフでそれに応えての5割復帰、週明けの地元6連戦が楽しみになってきました。

ただ打線が心許なさすぎます。
ようやくに送ってみれば角中がバントを失敗し、また高めのボールをこれでもかとポップフライの連発は見ていてイライラとさせられました。
抜けるボールが多かった3ヶ月ぶりの先発の中村を序盤で攻略できず、その立ち直りを許したのは大きな反省材料でしょう。
強く叩くことと振り回すことは別もの、ということを教えたかったのかと、香月良もびっくりな、そう揶揄をしたくもなるフライっぷりでした。
そんな中でも恒例の緩いボールで攻め立てられながらも甘くきたところを見逃さなかったデスパイネ、また田村が里崎が乗り移ったかのような連日の好判断なセーフティーバントで決勝点のきっかけを作るなど、数少ないチャンスを得点に結びつけたことはいい傾向です。
ちなみに大松から福浦への交代、結果はどうあれ福浦に代打を出さなかったこと、など試合後のコメントを待ちたいですが、あそこで使ってもらえないサブローが気の毒でもあり、井口も似たようなものかと思いつつ、チームの調子が上向き加減だけに動いて欲しいと思う今日この頃です。


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◆8月2日(日) 日本ハム-千葉ロッテ14回戦(日本ハム8勝6敗、13時、札幌ドーム、41,138人)
▽勝 大嶺祐 15試合5勝4敗
▽S 西野 39試合2敗23S
▽敗 中村 3試合3敗

バッテリー
千葉ロッテ
 大嶺祐、大谷、西野―田村
日本ハム 中村、谷元、白村、宮西、増井
―市川

 

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止まるときは止まる

2015-08-02 01:49:53 | 千葉ロッテ

連敗がいつかは止まるように、連勝もいつかは止まります。
そしてビジター応援デーに弱いのは相変わらずで、ただ航空券の予約ができずに遠征を見送らざるをえなかったのが結果的にラッキー、と思わないでもありません。
もっとも諸般の事情で夏期休暇を取得したばかりですのでどのみち無理だった札幌遠征、来年こそはと、そして勝利をお願いします。

連勝のバトンを受け取った唐川は5回途中で3失点、そのバトンを大嶺祐に手渡すことはできませんでした。
立ち上がりから走者を背負いながらも併殺などで切り抜けてきましたが、もはや生命線とも呼べなくなりつつあるコントロールがままならずのKOです。
ただ6番手の投手と考えればこんなものかなと、ここのところは先発に対して長いイニングを投げさせているベンチがあっさりと見切りましたので、そういった評価なのでしょう。
連勝中はなかなか出番の無かった藤岡らに順番が回ってきましたし、一息ついたとでも思うことにします。
一方の打線はこれまで打ち込んできたメンドーサを攻めきれず、走者を出せば併殺と術中にはまってしまった感じです。
最終回に終わってみれば追いつけない程度の反撃、と揶揄をされそうな攻撃が明日に繋がるかどうか、無死一二塁からもう少し増井を追い込めれば面白かったのですが、敵もさるもの、伊達に0点台の防御率を誇っているわけではないところを見せつけられました。
明日は逆にあまりいいイメージのない中村が相手ですので、今日の逆目で序盤に攻略をして勝ち越しでの再スタート、地元での6連戦に向けて勢いをつけましょう。


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日本ハム

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◆8月1日(土) 日本ハム-千葉ロッテ13回戦(日本ハム8勝5敗、15時、札幌ドーム、38,074人)
▽勝 メンドーサ 17試合7勝5敗
▽敗 唐川 10試合4勝3敗

バッテリー
千葉ロッテ
 唐川、藤岡、香月良―田村
日本ハム メンドーサ、宮西、増井
―大野

 

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勝負はここから

2015-08-01 01:28:20 | 千葉ロッテ

二年ぶりの7連勝で5割復帰、そして西武を抜いてCS圏内の3位に浮上をしました。
敵地で苦手の吉川を攻略してのことですから勢いだけではない雰囲気も出てきたかなと、そんな希望すら抱きたくもなります。
ただここからが本当の勝負で、これまでも5割復帰、ようやくの貯金と浮かれた時期もありましたが、直後に坂道を転げ落ちたことは記憶に新しいです。
そうなれば消えかけていたゴールデンイヤーの文字が辛うじてぼんやりと輪郭が見え始めたところで満足をすることなく、せっかく西武が二桁連敗に突入をしているのですからこちらも負けじと二桁連勝を目指して、これまた苦手のビジター応援デーをしっかりと勝って来週の地元6連戦で盛り上がりましょう。

涌井が8回3失点で101勝目、李大恩からのバトンを落とすことなく引き継ぎました。
不運な打球もありましたがタイミングの悪い失点でひっくり返されただけに、今季は打線の援護に恵まれない登板が多いですが、今日に限って言えば打撃陣に感謝でしょう。
快投とまではいきませんがらしからぬ球数の少なさで安定感があり、同点に追いついてもらってからはエラーの走者を一人出しただけですから文句のつけようがありません。
そして特筆すべきはやはり八回の続投で、連投の大谷を慮ってのことでしょうが3点リードでしたからロサでもよかったわけで、先日からのベンチの変化がこの日も見て取れました。
それも涌井のピッチングが信頼足るべきものだったから、と考えれば、次のバトンを受け取った唐川は責任重大です。

打線はデスパイネがアーチを放てば負けない、その神話が崩れることなく11安打6得点で吉川を屠りました。
先日に続いて手応えが全くなかったという理想的な打球はあっという間にスタンドに吸い込まれて、やはり大砲の威力は凄まじいものがあります。
そして何より今日は中村のアーチが試合の流れを引き寄せた、とMVP級の評価をしたいです。
あっさりとひっくり返されて「やはりダメか」と思いかけていたところだっただけに、ファンのみならず選手もベンチをも勇気づける一発でした。
また角中の技ありタイムリーに清田のパワフルなツーベース、そしてことごとくチャンスを潰していた鈴木にもダメ押しのタイムリーが出るのですから、現地のファンは大喜びでしょう。
最終回の岡田はさすがに無謀に過ぎましたが、最後を西野が抑えてくれたことで明日への禍根にはならないでしょう。
終盤までは苦しい展開でしたが終わってみれば完勝に近い、そんな札幌の一夜でした。


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◆7月31日(金) 日本ハム-千葉ロッテ12回戦(日本ハム7勝5敗、18時2分、札幌ドーム、29,524人)
▽勝 涌井 18試合8勝7敗
▽S 西野 38試合2敗22S
▽敗 吉川 17試合7勝5敗
▽本塁打 デスパイネ13号(吉川)、中村4号(吉川)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、西野―田村
日本ハム 吉川、谷元、白村
―大野

 

コメント (20)

天を衝く

2015-08-01 01:08:36 | 読書録

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あまり他では取り上げられることのない、九戸政実が主人公です。
南部氏の一族である政実は小田原の役が終わって戦国の世が一段落をした後に宗家に対する独立を図って天下の大軍を引き受けることとなり、そして華麗に散っていきました。
しかしその武勇は全国に轟き、今に至っています。

そんな政実はこの作品では当然のように、やることなすことが全て上手くいきます。
知勇兼備、人情に厚い武将として描かれており、その颯爽さは戦国の名将と呼ばれた他の武将たちと遜色がありません。
ただあまりに爽快すぎて近寄りがたい、読み進めるうちに人ではなく神ではないかと、そんな雰囲気を醸し出してしまったのはやり過ぎだったようにも思います。
謀将で知られる大浦為信、伊達政宗もが慕い、その知恵は政実のアドバイスによるものとの演出は、さすがに贔屓の引き倒しです。
それが小説とは言いながらも「正史」に反した記述も少なくありませんし、南慶儀と盛義など歴史的考証の危うさも否めません。
内向きで目先の南部信直に北信愛、外向きで先を見据えた九戸政実という分かりやすい構図は読む者を引き込みますが、もう少し境界線を曖昧にした人間臭さがあればなと、作品全体としてやや長すぎたようにも思いますし、面白かっただけにちょっともったいない秀吉に抗った男、北の鬼でした。


2015年7月31日 読破 ★★★★☆(4点)


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