オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

吉原が復帰

2015-08-08 04:09:52 | 千葉ロッテ

 

今日は旅先の後始末で通院をするために午後半休をもらい、その病院が予約をしていましたので早めに終わったこともあり、船橋での3試合目を見てきました。
一軍戦は試合途中からの観戦も少なくありませんし、むしろ平日などは頭から見られることの方が珍しいのですが、さすがに二軍戦での途中観戦は初めてです。
それでも勝ちは勝ち、ここのところずっと負け試合が続いていましたから、久しぶりの白星を喜んでいます。

そして二番手に吉原です。
先月下旬に既に復帰登板をしていたようですが、全く気がついていませんでした。
3月に左膝半月板損傷で手術、今季絶望とも言われていただけに、順調な回復は本人にとってもチームにとっても大きいです。
ただピッチングとしてはブランクの影響か、はたまたこれが吉原なのか、ストレート、変化球、コントロールともに適度にまとまりながらもボリューム感に欠いて二軍ではそこそこ投げられても一軍では厳しい、そんな昨年の評価を覆すようなものではありませんでした。
小柄なだけに平均点ではなく何か一つでも秀でたものを、それが140キロ台半ばのストレート、あるいは伝家の宝刀と呼べる変化球でもいいのですが、それが無いと厳しいでしょう。
復帰はしてもまだ道半ばのはず、焦らずにこつこつと積み上げていってもらいたいです。

先発の南は相変わらずのピッチングで、打線の援護がありながらも五回を持たずのKOです。
このオフに戦力外通告をされて、さして驚きません。
ストレートはおそらくは130キロ台半ばから後半、ストライクとボールがハッキリとしていて打者に見極められてしまい、苦し紛れのボールを痛打されていました。
故障は怖い、それを痛感させられる南ですし、編成部の志向にも影響を与えているのではないかと思います。
またプロに入ってから故障をしてしまった小林も武器であったはずのストレートに力が戻らず、年齢的にも厳しくなりつつあります。
このあたりの投手が停滞をしているのがチームとしての層の薄さに繋がっていますので、そろそろ見極めどきでしょう。

打線は高濱が二発、荻野と根元にもアーチが飛び出して、8安打8得点と効率のいい攻めでした。
一軍でそこそこの実績のある八木を粉砕しての、高濱からすれば左腕からのアーチ連発ですので自信にも繋がったでしょう。
機関紙が二軍戦ながらも高濱の意欲的なコメントを載せていますし、その声が伊東監督に届くことを願ってやみません。
注目の香月一と脇本は、香月一はその体つきからして横への動きはもう一つながらも足下への強い打球の処理は柔らかいグラブ捌きでどこか先輩の中村に似ていないこともなく、一方の脇本は打球への反応がやや遅いような感じがありましたが軽く合わせたような打球が外野の頭を越えましたので、いずれも魅力たっぷりです。
この両選手の成長ぶりがドラフト戦略に大きな影響を与えると考えており、今は野球だけに注力をして、がむしゃらにやっていってもらいたいです。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ヤクルト

1 1 1 0 1 0 0 0 0 4 12 2

千葉ロッテ

0 2 4 0 2 0 0 0 X 8 8

1

◆8月7日(金) 千葉ロッテ-ヤクルト13回戦(ロッテ8勝5敗、13時、QVCマリン、それなり)
▽勝 吉原 2試合2勝
▽敗 八木 13試合2勝7敗
▽本塁打 高濱3号(八木)、4号(八木)、荻野3号(八木)、根元1号(八木)

バッテリー
千葉ロッテ
 南、吉原、上野、小林、伊藤―寺嶋、吉田
ヤクルト 八木、土肥、大場、中島
―星野、井野

 

コメント (12)

涌井の粘り勝ち

2015-08-08 03:03:17 | 千葉ロッテ

 

清田が心配です。
頭部、どうやら鼻の下らしいのですが死球で途中交代、診断は打撲で歯も折れていないとのことですからボールが大きく跳ねたことが幸いをしたのでしょうが、それでも場所が場所だけに慎重な対処が求められますし、無理をさせるべきではないとは敢えて言うまでもありません。
おそらくは明日になればかなり腫れると思われ、それでもチームに勢いがありますので本人は出場を志願するでしょうが、その判断を本人に委ねることは止めてもらいたいです。
それでマスコミ受けはいいかもしれませんが体調面、心理面ともにきっちりとしたケアをしなければ、せっかくの清田の覚醒がおじゃんになります。
医師、トレーナーがしっかりと状況を見極めて、その報告を受けて伊東監督が自ら決める、そう願います。

涌井が5年ぶりの二桁勝利にリーチの9勝目、136球の粘り勝ちです。
前日に中継ぎ陣がフル回転だったことも理由でしょうが、先発に長いイニングを投げさせるベンチの変化の第二ステージ、といったところでしょう。
さすがにちょっと多いかなとは思いますし、例によって涌井に甘えているような気がしないでもないですが、その涌井の粘投があってこその逆転勝利です。
味方がエラーをしたときに踏ん張ってこそのエース、5失点目の明石のタイムリーが余計だったとは厳しすぎる指摘かもしれませんが、その四回を除けばコーナーに力強いボールを投げ込んでの僅かに1安打、さすがに八回は疲れが出たのか3四球で満塁のピンチも最後は集大成のようなストレートでねじ伏せました。
その涌井のピッチングに応えてひっくり返し、ソフトバンクの連勝を止めて恥ずかしながら今季最多の貯金2となり、これも投打の歯車が噛み合っている一つの形態でしょう。
諦めていた大谷の背中が、おぼろげながらも見えてきました。

大砲はこれだから怖い、デスパイネの逆転スリーランで勝利伝説が続き、0点台の防御率だった五十嵐を一気に叩き落としました。
清田の代わりに入った岡田が執念のツーベースで繋いだことが、主砲の一発を引き出したのだと独り合点です。
難敵のバンデンハークの立ち上がりを攻めた先制も見事でしたし、しかしそれだけに走塁のミスが目立ったのも正直なところです。
デスパイネの盗塁死、相手のミスが無ければ走塁死となったであろう四回もそうでしたし、あれがバンデンハークの立ち直りのアシストをしたように思えてなりません。
積極的なのはいいですし、好走塁と暴走は紙一重ではあるのですが、自らの脚力と状況判断を誤ればそれは暴走となります。
また守備でも軽率としか言いようのない鈴木の送球ミスが涌井のリズムを崩したのではないかと、三木もチャレンジは買いますが力が伴っていませんでした。
その三木はバントのミスもあり、そして初回に角中がバントをミスしたことでエンドランに切り替える采配も個人的には逃げとしか映りません。
劇的な勝ち方ではありましたが野手陣には不満もちらほら、そんな今日の試合でした。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 0 0 5 0 0 0 0 0 5 5 0

千葉ロッテ

2 0 0 1 0 0 0 3 X 6 9

2

◆8月7日(金) 千葉ロッテ-ソフトバンク15回戦(ソフトバンク9勝6敗、18時16分、QVCマリン、20,015人)
▽勝 涌井 19試合9勝7敗
▽S 西野 42試合1勝2敗25S
▽敗 五十嵐 38試合2勝1敗
▽本塁打 デスパイネ14号(五十嵐)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、西野―田村
ソフトバンク バンデンハーク、二保、飯田、森、五十嵐
―細川

 

コメント (23)