オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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最悪の3タテを食らう

2015-08-21 01:15:01 | 千葉ロッテ

引きずり下ろさなければならない相手から逆に食らった3タテは、あまりに最悪に過ぎた三日間でした。
自滅と言ってもいいぐらいにミスが出まくっての、また野球の質の差を見せつけられたことを歓迎すべきなのかどうか、それはベンチと選手がどう感じたかによります。
悔しさと落胆をにじませた連日の伊東監督のコメントからは読み取れませんが、ミスをしたから当然、悔しいが仕方がないで片付けるのではなく、そのミスを出さないようにするには日々どういった取り組みが必要なのか、どうすべきなのか、そこをしっかりと考え、話し合わなければ同じことを何度も繰り返すでしょう。
雨の上がりが早かった、でも結局は雨に降られた、そんな苛つく今日一日が、ただの苛つく一日ではなかったと、お願いですからそう思えるような週末にしてください。

四死球に犠打が絡んでの失点は古谷の躓きにつけ込まれたもので、点の取られ方がよくありません。
意識のし過ぎかまたしても起点は下位打線の市川だったわけで、さらには今季初アーチまでをも浴びてのロッテキラーの一丁あがりです。
また有原の完投勝利こそ防ぎはしましたが、追いつかない程度の反撃は捕手二人制による江村の併殺で終わりました。
江村にとってはいい経験になったとの見方ができる一方で、ベンチとすれば最善を尽くせたかどうかに疑問が残ります。
前日に打ったから五番、の井口が二試合連続アーチは甘く入ればまだまだ力があるところを見せつけたことから暫くはクリーンアップとなるのか、それにしても下位が弱すぎでしょう。
チームとしての方向性のようなものが感じられず、選手がてんでバラバラに自分たちの野球をやっているように見えてなりません。
詰まるところは個の戦いしかできていないのではないかと、ここが一番の日本ハムとの差に感じられます。
試合終了後に「つまらねぇ~!」と叫んだ青いシャツを着たお兄ちゃん、はい、暫くはビジターが続くのでホッとしています。


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◆8月20日(木) 千葉ロッテ-日本ハム17回戦(日本ハム11勝6敗、18時15分、QVCマリン、16,889人)
▽勝 有原 13試合7勝4敗
▽S 増井 45試合1敗32S
▽敗 古谷 7試合2勝2敗
▽本塁打 市川1号(香月良)、井口5号(有原)

バッテリー
千葉ロッテ
 古谷、藤岡、松永、香月良、阿部―田村、江村
日本ハム 有原、増井
―市川

 

コメント (22)

天正十二年のクローディアス

2015-08-21 01:10:29 | 読書録

天正十二年のクローディアス

小学館

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井沢元彦の短編集です。
全7篇ですが連作ではなく、それぞれが独立をしています。
葉隠の欺瞞、名探偵信長、黒田官兵衛の謎解き、埋蔵金の守り主、果心居士の悪戯、宮本武蔵の迷い、暗号と常識、そのテーマに関連性もありません。
おそらくは掲載雑誌も別々だったものがまとめられての一冊ではないかと、個々はなかなかに面白かったものの、まとまりに欠いていたのがもったいなくもありました。

タイトルにもなっている「天正十二年のクローディアス」は、沖田畷の戦いにおける龍造寺隆信、鍋島信生をハムレットに模して、作家と編集者の会話の形で進んでいきます。
その中で「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」、で名高い葉隠の欺瞞を暴いてく、為政者の都合のよさが浮き彫りとなっていきます。
ただ作家がレクチャーをするような展開がもう一つだったかなと、本筋とはあまり関係のない話が挟むことでテンポがよくありません。
この中では宮本武蔵の焦り、老いへの怖れ、が我が身に照らし合わせて読めば印象深かったかなと、人は気持ちの生き物です。


2015年8月20日 読破 ★★★☆☆(3点)


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