引きずり下ろさなければならない相手から逆に食らった3タテは、あまりに最悪に過ぎた三日間でした。
自滅と言ってもいいぐらいにミスが出まくっての、また野球の質の差を見せつけられたことを歓迎すべきなのかどうか、それはベンチと選手がどう感じたかによります。
悔しさと落胆をにじませた連日の伊東監督のコメントからは読み取れませんが、ミスをしたから当然、悔しいが仕方がないで片付けるのではなく、そのミスを出さないようにするには日々どういった取り組みが必要なのか、どうすべきなのか、そこをしっかりと考え、話し合わなければ同じことを何度も繰り返すでしょう。
雨の上がりが早かった、でも結局は雨に降られた、そんな苛つく今日一日が、ただの苛つく一日ではなかったと、お願いですからそう思えるような週末にしてください。
四死球に犠打が絡んでの失点は古谷の躓きにつけ込まれたもので、点の取られ方がよくありません。
意識のし過ぎかまたしても起点は下位打線の市川だったわけで、さらには今季初アーチまでをも浴びてのロッテキラーの一丁あがりです。
また有原の完投勝利こそ防ぎはしましたが、追いつかない程度の反撃は捕手二人制による江村の併殺で終わりました。
江村にとってはいい経験になったとの見方ができる一方で、ベンチとすれば最善を尽くせたかどうかに疑問が残ります。
前日に打ったから五番、の井口が二試合連続アーチは甘く入ればまだまだ力があるところを見せつけたことから暫くはクリーンアップとなるのか、それにしても下位が弱すぎでしょう。
チームとしての方向性のようなものが感じられず、選手がてんでバラバラに自分たちの野球をやっているように見えてなりません。
詰まるところは個の戦いしかできていないのではないかと、ここが一番の日本ハムとの差に感じられます。
試合終了後に「つまらねぇ~!」と叫んだ青いシャツを着たお兄ちゃん、はい、暫くはビジターが続くのでホッとしています。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆8月20日(木) 千葉ロッテ-日本ハム17回戦(日本ハム11勝6敗、18時15分、QVCマリン、16,889人) ▽バッテリー |