ASVレーベルのCDカタログから、メモです。。。
CDDCA-1129
グリエール:ヴァイオリン協奏曲 ト短調Op.100/交響曲第2番 ハ短調Op.25
西野優子(Vn)ヨンダニ・バット指揮フィルハーモニアo.
グリエールの非常に珍しい2曲の管弦楽作品を収録。「ヴァイオリン協奏曲」は81歳の作曲家がまさに亡くなる直前に着手し、絶筆となった作品。スケッチ草稿として遺された第一楽章「アレグロ・モデラート」の譜面を基に、弟子のリャトシンスキーがオーケストレーションを施し、単一楽章の作品として発表した。作曲家は当然のことながら複数楽章の作品になることを想定して作曲の筆を進めていたと思われるが、遺された楽章の完璧さは、それが未完成の楽曲という印象を聴き手に全く与えない。グリエールの他のほとんどの作品同様、この曲も叙情的で非常にロマンチックであり、聴き手の心に強く訴える物を持つ。「交響曲第2番」もチャイコフスキーのロマン主義とリムスキー=コルサコフの色彩的技巧を融合させたような、グリエールならではの豊かな音楽。「ヴァイオリン協奏曲」でソリストを務める西野優子は5歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを経て渡英、ギルドホール音楽院高等演奏家コース終了。全日本学生音楽コンクール、日本モーツァルト音楽コンクール入賞、国際芸術連盟最優秀新人賞、メイジー・ルイス・コンサート・アーティスト賞(英国)など多数の受賞歴がある。NHK,BBCをはじめとする各国のテレビ、ラジオにたびたび出演。10歳の時メンデルスゾーンの協奏曲でデビューを飾って以来、オーケストラとの協演、リサイタルなど、アジア、アメリカ、ヨーロッパで演奏活動を行っている。
CDDCA-1074
コルンゴルト:管弦楽曲集
心を高めよ/赤ん坊のセレナード/
歌劇「死の都ブリュージュ」~第2幕への前奏曲/
バレエ音楽「雪人形」より[前奏曲/セレナード]/
歌劇「ヘリアーネの奇蹟」前奏曲
カスパル・リヒター指揮リンツ・ブルックナーo.
神童コルンゴルトの名をとどろかせた11歳(!)の出世作「雪人形」ほか、初期を代表する管弦楽名曲集。