カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

ヨーロッパ・クラシック・ライブ

2005-12-11 15:01:27 | Weblog
 メモ。

http://www3.nhk.or.jp/omoban/main1211.html#20051211014

 本日(12月11日(日))のNHKFM番組から。

 恩師 室田先生が司会をされる音楽番組。 

午後07:00~09:05《ヨーロッパ・クラシック・ライブ》
【司 会】:室田 尚子
【ゲスト】:堀  正文(NHK交響楽団ソロコンサートマスター)

-ズービン・メータ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団2005/06シーズン 第4回定期演奏会-

「交響曲 第1番 変ホ長調 K.16」モーツァルト作曲

「チェロ協奏曲」オットー・ツィーカン作曲
(チェロ)ハインリヒ・シフ

「交響曲 第41番 ハ長調“ジュピター”K.551」モーツァルト作曲

(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ズービン・メータ

~オーストリア・ウィーン楽友協会、
 放送センターCR501スタジオからナマ放送~
(オーストリア放送協会との同時放送)
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早坂文雄氏の《作曲ノート》より。

2005-12-10 17:30:35 | Weblog
 メモ。

 創作日記に書かれていることばの真摯な重たさ。


                ☆

 早坂文雄氏の《作曲ノート》より。

                ☆

『昭和22年12月24日。

 病中を除いて今年ほどなまけた年はない。

 人生は二度とない。今日生きてゐるうちに、為さねばならぬものは為さねばならぬ。来るべき年こそは、眞に、創作にのみ、第一義のものにのみ、自分のすべての生活を捧げ尽くさなければならない。』
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バーティミアス。

2005-12-10 09:54:01 | Weblog
 バーティミアス。

 作者:ジョナサン・ストラウド。

 イギリス・ベッドフォード生まれ。7才から物語を書き始める。
 子どもの本の編集者として活動しながら、自分でも小説を執筆。
 BURIED FIRE(1999年)、THE LEAP(2001年)を発表後、小説家としての活動に専念する。
 ヤングアダルト向け小説 THE LAST SIEGE(2003年)を発表。そして、BARTIMAEUS 3部作の1巻目 THE AMULET OF SAMARKAND は、2003年10月、イギリス&アメリカで同時発売。
 世界21ヶ国で出版が決定。ミラマックス(米)が映画化権を獲得。
 早くも「2003年出版界、最大のセンセーションな事件」と囁かれる。
 妻は子どもの本のデザイナー&イラストレーターとして活躍している。

                ☆

 ファンタジー小説《バーティミアス》シリーズ
http://www.rironsha.co.jp/wadai/4-652-07735-1.html

『バーティミアスI★サマルカンドの秘宝』(シリーズ第1巻)
 ジョナサン・ストラウド 作/金原瑞人、松山美保 訳
 舞台は、魔法使いたちが支配する、現代の街ロンドン。
 魔法修行中の少年ナサニエルは、泣き虫だけど、負けず嫌いな12歳。
 少年は、ベテランの妖霊バーティミアスを呼び出した。
 その目的は、邪悪なエリート魔法使いサイモンに復讐をするため、<サマルカンドの秘宝>を、盗み出すということ。
 はたして、ヒヨッコ魔法使いのナサニエルと、ちょっとまぬけなバーティミアスのコンビは、<秘宝>を手に入れ、強敵サイモンをやっつけることができるのか?
 子どもから大人まで、だれもが夢中になれる
 ファンタジー&アドベンチャー3部作・第1弾の登場だ!!

定価1,995円(本体1,900円+税)
ISBN 4-652-07735-1/A5判/上製/614ページ
発売日2003年12月13日


『バーティミアスII★ゴーレムの眼』(シリーズ第2巻)
 ジョナサン・ストラウド 作/金原瑞人、松山美保 訳

 あのクーデターから二年。ナサニエルは十四歳にして、国家保安省の補佐官になっていた。このごろ多発している、魔術師をねらったレジスタンス事件を解決するため、ナサニエルは再びバーティミアスを召喚する。
 しぶしぶながら引き受けたバーティミアスだが、ついにある爆破事件の犯人をつきとめる。それはかつてプラハで目にしたゴーレムだった! しかもゴーレムを影で操るものが、どうやらイギリス政府の要人の中にいるらしい。
 一方、少女キティがかかわるレジスタンスが墓荒しをして、政府の大切な宝「グラッドストーンの杖」を盗み出す事件も発生した。ナサニエルは、杖をもって逃走したキティを追跡する。バーティミアスの助けを借り、杖を奪い返そうとしたとき、そこに現れたのが、骸骨姿のアフリート。さらには、巨大なゴーレムが!?「グラッドストーンの杖」をめぐって、三つどもえの壮絶なバトルがはじまる……。この戦いに最後に勝つのは誰? そして、事件の背後にちらつく強力な黒幕の正体とは……?
 ファンタジー&アドベンチャー3部作・第2弾!!

定価1,995円(本体1,900円+税)
ISBN 4-652-07746-7/A5判/上製/684ページ
発売日2004年11月20日


『バーティミアスIII★プトレマイオスの門』(シリーズ第3巻)
 ジョナサン・ストラウド 作/金原瑞人、松山美保 訳

 ゴーレム事件から三年──、ナサニエルは17歳で帝国政府のトップ7の仲間入りをしていた。だが国の情勢は不安定だ。長びくアメリカ侵攻に出口が見いだせない政府に、一般人たちがついに大規模な抗議運動を起こそうとしていた。
 そんななか、元同僚のクライブ・ジェンキンスが不穏な行動をしていることを知ったナサニエルは、またしてもバーティミアスを召喚。追跡調査を命じられたバーティミアスは、なんらかの陰謀が進んでいること、またそれを動かしている人物の正体をつきとめるのだが、敵の妖霊に追われ、瀕死の状態でナサニエルの元に戻ると、いったん異世界へと解放される。
 しかし次に、バーティミアスが召喚されたとき、その場にいたのはナサニエルではなく、なんと少女キティだった!? そして、そこからクーデターをくわだてる敵との本当の戦いがはじまる──。

定価1,995円(本体1,900円+税)
ISBN 4-652-07769-6/A5判/上製/638ページ
発売日2005年12月8日(※一部地区は12月9日発売)

                ☆

 ファンタジー小説3部作の完結編「バーティミアスⅢ プトレマイオスの門」の発売を記念してバーティミアスのミニ推薦文を募集します。本を読んで感じた面白さを友達みんなにアピール!
 短い言葉とイラストでキミだけのオリジナルPOPを作ろう!!

 ── 応募要項 ──

◆概要
バーティミアスを読んで、このシリーズのおもしろさや楽しさを自由な発想で、短い推薦文に書いてください。推薦文といっしょに、登場人物やバーティミアスの好きな場面のイラストを入れたり、絵手紙などにするのも可。(1巻から3巻の好きな巻の推薦文、もしくはシリーズ全体のものでも可)
   
◆応募資格 小・中学生(高校生以上も可)
   
◆応募方法 推薦文は、はがきの大きさ(10cm×15cm)までで入るように書いてください。作品には、〒住所、名前(ふりがな)、学校名、学年、電話番号を明記。作品は未発表のもので、ひとり何点でも応募可。入賞作品の著作権は主催者に帰属します。
   
◆応募先 〒104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日学生新聞社内
「バーティミアス ミニすいせん文コンクール」事務局
   
◆応募締切 2006年1月31日(火)必着
   
◆賞品 【特選】バーティミアス大賞5点
  〔盾・図書カード3万円相当・作者サイン本「バーティミアス プトレマイオスの門」〕
   
  【学校・団体奨励賞】若干校・団体
  〔盾・理論社推薦図書セット5万円分〕
   
◆審査員 ジョナサン・ストラウド(バーティミアスの作者)、
下向実(理論社代表取締役社長)、金原瑞人(バーティミアスの訳者)、松山美保(バーティミアスの訳者)、麻畠陽一(朝日学生新聞社広報部部長)
   
◆入賞発表 2006年2月上旬
「朝日小学生新聞」「朝日中学生ウイークリー」「こどもアサヒのホームページ」「理論社のホームページ」「有名書店のPOP」にて発表
   
◆お問い合わせ 朝日学生新聞社内
「バーティミアス ミニすいせん文コンクール」
事務局:電話03-3545-5226
(受付時間:平日午前10時から午後5時)
   
主催/理論社 共催/朝日小学生新聞 朝日中学生ウイークリー
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演奏会情報ふたつ。

2005-12-09 21:08:16 | Weblog
 演奏会情報ふたつ。


《東京藝術大学バッハカンタータクラブ定期演奏会》

日時:2006年2月18日(土)午後6時30分開演/午後6時開場
会場:東京芸術大学構内 新奏楽堂

【演奏曲目】
J.S.Bach作曲
カンタータ第26番《ああ、何と儚(はかな)く虚(むな)しき Ach wie flüchtig, ach wie nichtig》BWV 26
《管弦楽組曲 第3番 ニ長調》BWV1068
《マニフィカト ニ長調》BWV 243

指 揮:渡辺祐介
演 奏:東京藝術大学バッハカンタータクラブ

入場料 1,500円 全席自由
(11月17日よりチケットぴあ・藝大美術館ミュージアムにて取り扱い)

お問い合わせ:geidaibachkantateclub@hotmail.com

《バッハカンタータクラブ》公式サイト
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=geidaibach&P=0

           ☆

《早稲田大学混声合唱団第50回記念定期演奏会》

日時:2005年12月18日(日)午後2時30分開演/午後2時開場
会場:昭和女子大学人見記念講堂

【演奏曲目】
J.S.Bach作曲 ミサ曲ロ短調

指 揮:八尋和美
管弦楽:東京バッハ・カンタータ・オーケストラ

ソプラノⅠ:三塚直美
ソプラノⅡ:八尋史
アルト  :小川明子
テナー  :大島博
バス   :北村哲朗

合 唱:早稲田大学混声合唱団

入場料 2,000円 全席自由

《早稲田大学混声合唱団》公式サイト
http://www.soukon.com/
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きのう、今日

2005-12-09 13:14:43 | Weblog
 昨日、12月8日は、シベリウス(1865~1957)の誕生日だったそうです。生誕140年目。そして、没後48年目。

 シベリウスの交響曲第8番のスコアが発見された!?というニュース記事。
http://www.asahi-net.or.jp/~VD4H-OOTK/chinban/tin_al.html#a

 シベリウスって言うと一般的には『フィンランディア』ばっかりが有名ですけど、交響曲も番外の『クレルヴォ交響曲』と番号付きで1番から7番の合計8曲を書いてます。
 シベリウスは1904年、フィンランドのヤルヴェンパーと言うところに、アイノラと名付けた家を建てて以来、ずっとそこに住んでました。長らく大国の圧迫を受け続けたフィンランドにとって、民族のアイデンティティを歌い上げつつ世界に通用する作風を持つ彼は英雄そのもので、晩年は国から支給される年金のおかげで悠々自適な生活ができてました。

 シベリウスが最後の第7番を書いたのは1924年で、その後1929年に小品を発表して以降、1957年に91歳で亡くなるまで、28年間ものあいだ新作を一切発表しなくなります。人呼んで「シベリウスの沈黙」。
 筆を折ったかに見える彼がアイノラでいったい何をしていたかというと、どうやら第8交響曲を書こうとしてたみたいです。結構あちこちに第8番の予告をしたりしてますし、本人も「第8交響曲は何回も完成しているが、まだ満足の行く出来ではない」と手紙に書いたりしてます。
 しかし奥さんのアイノによれば、シベリウスは1940年代に自筆譜をだいぶ燃しちゃったらしくて、秘書のレヴァスにも「第8番は全部燃やした」と語ったとか。彼は芸術に対して、そして自分に対しても、とっても厳しい人だったんですね。
 それでなくとも彼の作風は幽玄な交響曲第4番を境にどんどん静寂へと向かっていました。そして宇宙の深淵に沈んでいくような7番でその頂点を極めて、第8番はついに本物の沈黙になったのだと、長らくそう思われていました。実際、書いたにせよ発表されなかった以上、それは沈黙以外のなにものでもないですね。

 ところが1999年7月、アイノラに隕石が落下して破損したため、修理が必要になりました。その修理のための調査によって、思わぬ発見がありました。暖炉の灰の中から燃やされた交響曲の総譜が見つかったのです。それはアメリカのNASAに持ち込まれ、マッカーセ博士の最新の分析技術によって、演奏可能なまでに復元されました。その世界初のCDがこの一枚です。
 最晩年のシベリウスらしく、恐るべき静謐に満たされた音楽です。3楽章制ですが、切れ目はあいまいです。なにか北極圏のオーロラのような(見たことないけど)そこにあるのに全然とらえどころのない、まるで幻みたいな交響曲です。まさに沈黙と呼ぶにふさわしい。こりゃ演奏も困難を窮める難曲でしょうねえ。

 交響曲第8番に関する、ある非公式(?)の調査記録から。
http://www.tcat.ne.jp/~eden/MM/SibeSil2.htm

                ☆

短歌メモ。

落し子の赤いミーシャの家の前 眠くなあれとタツ子が囁く 河村壽仁

                ☆

 そして今日、12月9日は、昨年1月に86歳で亡くなった母方の祖父の誕生日です。今日の夕食は、祖父を偲んで、祖父が好きだったものでも食べようかと思っています。
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音楽批評家ドビュッシーの筆致の魅力のこと

2005-12-08 18:06:42 | Weblog
 メモ。

 音楽は人柄を表すのだろうと思っています。

 ドビュッシーの音楽が好きです。いままで音楽をいろいろ聴いてそれとなくドビュッシー像を描いてきました。

 こんど、ドビュッシーが書いた『コンサート評』(杉本秀太郎訳)を読んで、びっくりしました。

 音楽からイメージしていたドビュッシー像と。。。(後は書きません)

(以下、『ドビュッシー評論集~音楽のために』白水社より、78~79ページ)

                ☆

 パリには主要なコンサート会場(コンサートホール)が六つあり、それぞれが自分を権威づけようとして、同じ日に六つの公演がかさなって開かれる。これ以上に論理的な話はないわけだが、聴く耳を一対しか持たず、会場に行く足も一対しか持っていない人々にとって、これはまことに不都合なことだ。どれを選ぶかという問題は実にむずかしいので、私はどれをも聴かない覚悟を決めたのであった。

 ただし、読者諸兄諸姉よ、ご安心頂きたいが、指揮者シュヴィヤール氏は、かのベートーヴェンの『合唱つき交響曲』(第九交響曲)を譜面無しでちゃんと指揮していました(あれ? とすると、お前はちゃんと聴きに行っているではないか、この嘘つき、とくれぐれも小生を罵ることなかれ。。。)。あの曲を暗譜で振ることは一見たやすいと思うでしょう。しかし、真似はおすすめできません。コンセール・コロンヌでは、ガブリエル・ピエルネの『ハープとオーケストラのための協奏練習曲』が初演された。これはたしかにピエルネの魅力的な繊細さにぴったりの試みであった。次の日曜日にも、この協奏曲か再演されることを、私はあえて期待する。せめてこれが、私から皆さんにお願いできる温情だろう。

 ブーローニュの動物園では、歌曲のコンサートが開かれた。『谷』(グノー)、『ギドとジネヴラ』(アレヴィ)のアリア、『ウィリアム・テル』(ロッシーニ)の三重唱。ほとんど知られていない曲ばかり。しかし、すでに立派に世に認められているこれらのお若い作曲家の面々が、これらの歌曲でも、ご連中にお似合いの成功を勝ち得たのはまちがいないことだろう。主なコンサートのうちでは、この動物園が一番魅力的だ。音楽に退屈したら、面白い動物たちを(女性歌手たちをとはいいません)ぶらぶら見て歩けるから。

《ジル・ブラス》(1903年1月26日)掲載。

                ☆

 ドビュッシーの辛口な書きぶりから、私は、彼は相当に楽しんで書いていたのだろうと感じました。痛快というのか、皮肉が利いている(効き過ぎ?)というのか、ドビュッシーの飄々とした一面がありありと見えて、面白いし興味深いです。
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芹沢さんの神のこと

2005-12-08 07:40:45 | Weblog
 昨日は、芹沢光治良さんの神シリーズの第一作『神の微笑』(新潮文庫)を久しぶりにひらく。

 何年も前、沼津の我入道の芹沢文学館に日曜日のたびによく通っていた頃、たまたま文学館1階のロビーのテーブルで芹沢さんの小説(そのときは、神シリーズに連なる遺作の『断片』)をみんなで読む読書会が行なわれていて、参加させて頂いたことがあります。。。

 その読書会での話として覚えているのは、芹沢さんの文学には天理教とかキリスト教の影を感じることがあるけれども、それは、芹沢さんが幼少時代に親の天理教信仰によって家を壊されてしまったくやしさ・辛さを終生忘れなかったことや、青年時代にフランスでカソリック思想に出会ったことの影響によるのだろうということ。生前の御本人は、いっさい特定の宗教を信仰されようとはなさらなかったそうです。

 芹沢さんの神とはいったい何だったのだろうか、と時々思います。

                ☆

『芹沢光治良 人と文学』
http://www.bensey.co.jp/book/1660.html

                ☆

作中の「伊藤青年」こと大徳寺さん(天命庵)のサイト
http://daitokuji.com/a/ten/

天命庵に行かれた方が、そこで見たり聞いたりされた話を記録されているサイト
http://www.iris.dti.ne.jp/~kabocha/tenmeian.html
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短歌メモ

2005-12-08 00:16:41 | Weblog
短歌メモから。

●石投げて大陸にぽおんと当たつた日のスズハラさんは一日ご機嫌 河村壽仁

●TOKYOのオペラ座の地下八階の黄色い部屋に棲むルル老人 河村壽仁

●ドラえもんが昔寝たるとふ押入れの天井にくつきり 楔形(くさびがた)文字 河村壽仁

●お屋敷の煙突のてつぺんから白き髭 翁はゆふやけのシャボン玉に乗る 河村壽仁

●カレーライスの皿にふはりと雪ひとひら ジャイアンは八杯目を鍋からよそりぬ 河村壽仁
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メモ

2005-12-07 09:15:09 | Weblog
知り合いの方からの一語摘み歌会のご案内をまたコピーペーストさせて頂きます。

----------
(以下)

毎週水曜日は、
苺摘み歌会の日です。夜10時から12時まで。
http://muscat.candybox.to/mogla/ptalk/ptalk.cgi

どなたでも参加できます。
お時間のある方はぜひどうぞ。(^^)


苺摘みの「苺」とは?
http://ftanka.net/icgo.gif
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短歌メモ

2005-12-06 17:47:33 | Weblog
短歌メモから。

廃線の地下鉄駅に二百年 ドストエフスキーの右手の匂い 河村壽仁

蝙蝠の棲みたる地下の回廊の奥にまします開かずの抽斗 河村壽仁

山の端の廃線駅舎にびいんびいんと糸鳴らしをり 芳一とう蜘蛛 河村壽仁
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