カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

エフライムの岸。

2013-08-06 11:43:59 | Weblog
真中さんの歌集『エフライムの岸』より、引かせて頂きます。




かげひなたはつかなる差異の木漏れ日の砂踏みてひとは帰りゆきたり 真中朋久〈p.47〉



いまは、この一首が心にすごく韻いてきます。
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短歌メモから。

2013-08-06 08:48:15 | Weblog
心境のせいか頭の衰へのためか、父の死以降長い文章が書けなくなってしまつた。さういふとき、短歌がまことに都合よろしいと気が付いた。



柩の頭側てつぺんから父を覗き込みゐる小さき背中の母を抱きしむ
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