04月15日 兵庫NHKNEWSWEB
姫路市のマンションの部屋で大麻草を営利目的で栽培したとして、37歳の容疑者が逮捕されました。
容疑者の関係先からは大麻草およそ500株のほか、幻覚作用が強いとされる大麻草の花の部分や乾燥大麻など合わせて18キロが押収されていて、警察は栽培して売りさばいていた疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは姫路市砥堀の無職、楠田達也容疑者(37)です。
警察によりますと容疑者は、去年5月ごろからことし2月までの間、姫路市内にある知人名義のマンションの部屋で、大麻草を営利目的で栽培したとして大麻取締法違反の疑いが持たれています。
警察が情報提供をもとにマンションを捜索したところ、大麻草539株のほか、栽培のために使っていたとみられる照明器具などが見つかったということです。
調べに対し容疑者は大麻草の栽培については認める一方、「営利目的ではなく、研究のために栽培していた」などと供述し、容疑を一部否認しているということです。
また、容疑者の自宅からは幻覚作用が強いとされる「花穂(かすい)」と呼ばれる大麻草の花の部分や、乾燥大麻など合わせておよそ18キロ、末端の密売価格で9000万円相当が押収されていて、警察は栽培して大麻を売りさばいていた疑いがあるとみて詳しいいきさつを調べています。