03月16日 17時17分 滋賀NHKNEWSWEB
春の訪れを告げる伝統の「左義長まつり」が、滋賀県近江八幡市で始まり、華やかな飾りがほどこされた山車が町なかを練り歩きました。
五穀豊じょうや疫病退散などを願う「左義長まつり」は、近江八幡市の日牟禮八幡宮に440年ほど前から伝わる伝統行事で、国の無形民俗文化財に指定されています。
16日から祭りが始まり、神社には、「左義長」と呼ばれる高さ7メートルほどもある13基の山車が集まりました。
それぞれことしのえとの「辰(たつ)」の飾りつけが黒豆やするめ、昆布などを使って、豪華に施されています。
そして、打ち上げ花火を合図にはっぴ姿の若者たちがそれぞれの山車を担いで出発し、「チョウヤレ」などの独特のかけ声をかけながら町なかを練り歩いていました。
祭りを見に来ていた9歳の男の子は、「飾りつけがかっこよかったです」と話していました。
また、40代の男性は、「毎年見ていますが、新型コロナが5類に移行してから初めての祭りで活気がすごいです」と話していました。
この「左義長まつり」は17日も行われ、山車どうしをぶつけあう「組み合わせ」などが行われたあと、夜には山車が燃やされ、クライマックスを迎えます。