2021年6月17日 12:50京都新聞
参照記事
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/581964https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/581964
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/90/a1657214cd5f940da759acef3f3886fb.jpg)
![](https://www.kumano-kodo.jp/pg/wp-content/uploads/2018/03/ab78dcae790778de3a04a0c26f97aa40.jpg)
京都府南山城村の山で、自生の薄桃色のササユリが約110本咲き、高貴な香りを漂わせている。小南重良さん(90)=北大河原=が自らの山に害獣よけのフェンスを設置して、花が咲きやすい環境を整えた。
小南さんによると、数十年前はササユリは村内のどこでも見られたが、今は見つけるのも難しいという。「村でほとんど無いので、残してあげたいと思った」と話し、ササユリのつぼみをシカやイノシシが狙って食べに来るため、フェンスを設けた。
村で里山再生を目指すNPO法人「花鳥の郷をつくる会」の橋本洋一さん(78)によると、ササユリが咲くためには、山の草木を刈るなど整備する必要がある。「草木が密集してジャングル状態になると太陽の光が当たらなくなり植物が育たない」と説明し、生態系保全の重要性を語った。