(2021年1月29日 21:30 京都新聞)
京都府と京都市は29日、新型コロナウイルスに感染していた2人が死亡し、新たに未就学児から80代までの89人の感染を確認したと発表した。重症は1人で、感染経路不明者は41人だった。府内の死者は計114人、感染者は計8287人となった。
亡くなった2人は京都市在住の80代男性と90代女性で、いずれも基礎疾患があった。
京都市が発表した新規感染者は78人。感染経路不明は34人だった。クラスター(感染者集団)関連では、河端病院(右京区)で職員1人の感染が判明し、感染者は計48人となった。右京区役所、山科まち美化事務所ではそれぞれ1人の感染が確認された。
また、60~80代の男女6人はクラスターとは認定されていないが、カラオケ喫茶を利用したという共通の行動歴があり、市は「カラオケ喫茶を通じて感染が広がったと考えられる」としている。
府発表分の新規感染者は11人。新たなクラスターはなかった。居住地別では宇治市が5人、京都市が2人、向日市、京田辺市、井手町、宇治田原町がそれぞれ1人だった。