2024年5月1日 20時55分 Techinsight
TikTokユーザー、リタさん(Rita)のオスの愛犬“ボルト(Bolt)”が4月23日、10歳で息を引き取った。
それから数日後のこと。リタさんがTikTokに、ボルトが亡くなる少し前に撮影したという動画を投稿したところ、多くの人の心を揺さぶった。
カメラはボルトが毛布の上に顔をのせて尻尾を振る様子や、ソファに寝ているリタさんの上にやっとのことでよじ登り、そっと寄り添う姿を映し出しており、こんな言葉が添えられていた。
「なぜこの子は私から離れないのかしら? いつもはこんなにしがみついてくることはないのに…。」
そうしてリタさんが、ボルトを亡くした後でハッと気付いた“切ない思い”についてこのように綴っていた。
「あの時は気づかなかったの。ボルトが別れを告げていることにね。」
「あの子をもっとギュッと、抱きしめてあげれば良かった。」
さらにコメント欄では、「ボルトが亡くなる2週間前頃だったわ。普段は私の後追いなどしなかったのに、シャワーをするのについてきたり、ソファに寝そべる私のそばにやって来て寄り添うようになったの。この動画のようにね」と説明し、米ニュースメディア『Newsweek』のインタビューでは、次のように述べていた。
「実はボルトは、慢性的な肝臓病の末期症状である肝硬変だったの。」
「ボルトを飼い始めたのは私がまだ8歳の頃で、それ以来、私とボルトには強い絆が生まれたわ。ただ残念なことに、私のエンジェルは先週の火曜日(23日)、逝ってしまった。私たちはボルトがもう苦しむことがないように、安楽死させたの。」
「ボルトは私の腕の中で深い眠りに落ちたわ。あれは私の人生の中で、最もつらい出来事だった。だってボルトは私のベストフレンドだったから。正直に言うとね。私は今でも、あの子が逝ってしまったことが信じられないの。」
「ただ一方で、ボルトを抱きしめて泣き崩れている最中、あの子が吐いた最後の一息が鮮明に蘇り、心が張り裂けそうになるのよ。」
リタさんによると、ボルトはとても優しい犬で、人を噛んだことはなく、年を取っても遊ぶのが大好きだったそうで、「心にぽっかりと穴が開き、今でもそれを埋めることができないの」と語っている。
そんなリタさんの最近のTikTokには、ボルトを追悼する写真や動画が多数投稿されており、次のようなコメントが寄せられた。
「これは本当の話? 私の老犬もくっついて離れず、これまでとは違った行動をしているの。私はまだ心の準備ができていないのに…。」
「この動画を見た後、私は立ち直ることができないでいる。」
「きっとボルトは痛みを感じていたのだろうね。それで最も安心できて、大好きなあなたのそばにいたかったのでしょうね。」
「この犬は最後の最後まで、飼い主とできる限りの時間を過ごしたかったのだろうね。」
「きっとサヨナラを言って、あなたに最後のハグをしたかったのよ。」
「ボルト、安らかに。そしていつもリタさんと一緒にいられますように。」
なおリタさんは、「私たちは病気に気づくのが遅かったの。だからもっと早く獣医に診せなかったことに対し、一生罪悪感で苦しむことになるわ」と明かしているが、テックインサイト編集部からは「ボルトはきっと、虹の橋の手前であなたのことをずっと待ち続けるに違いないわ!」とメッセージを送っている。