モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

.☆.:.+*:゚幼児クリスマス会+.゚・*..☆:*

2023-12-15 20:55:19 | 幼児・親子・クリスマス

大竹です。幼児クラスのクリスマス会の様子をご報告させて頂きます!
コロナ禍により暫くお休みだったクリスマス会、今年より久しぶりの開催です。記念すべき制作ケーキはブッシュドノエル!切り株に見立てたボリュームのあるケーキですね。

幼児クラスはお母さんと一緒に制作しました。お揃いのサンタ帽を被り、お母さんと一緒にロールケーキにクリームを塗っていきます。たっぷりのホイップクリームを前に子供たちのテンションは既にアゲアゲ。塗り終わったら今度はどこに飾り付けるか相談しながらお菓子を乗せていきます。(手についたクリームを舐めたり、飾りのお菓子をつまみ食いしながら…笑)

ミニカプリコにアイシングをらせん状に塗り、クリスマスツリーにしていく作業ではお母様にやって頂きました。上手に出来るかドキドキの作業でしたが、流石皆のお母様、とても綺麗にデコレーションされていました。飾り付けは子供の仕事、糊代わりのアイシングに丸いチョコレートをくっつけてツリーにしていきました。

ありったけのお菓子を使い、もう元の表面が見えなくなるほど飾り付けをしたら完成です。同じ材料を使っていても、1人1人全く違った出来上がりとなりましたね!マシュマロ製の雪だるまがなんとも可愛らしい一品です。是非このクリスマスケーキでお祝いしてくださいね♪

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クリスマス会最終日!

2023-12-14 22:52:07 | 小学生・クリスマス会

マユカです!今回はナツメ先生やサヤカ先生に引き続き、クリスマスパーティの様子をご紹介していきたいと思います!

気が付けば楽しかったクリスマス週間も終わり…小学生クラスの皆と次に会えるのは年明け後となってしまいました。
年最後の授業の楽しみ、クリスマスパーティ。私も学生の頃に一度だけケーキを作る側として楽しませてもらったことを思い出します。お菓子やクリームを調子に乗って乗せすぎて、その生クリームの量に胃もたれを起こしたものですが、やはり袋いっぱいのお菓子や、大きなロールケーキには夢がありますから、みんなの目がキラキラとしていたのは言うまでもありません。
また、できたケーキを家に持ち帰って食べることも、ウキウキとする気持ちに拍車をかけますね、こんなに大きなケーキだと、全部食べきる前にお腹がいっぱいになってしまいそうです。

あるだけのお菓子を乗せられるだけ乗せたり、マシュマロに顔を描いて雪だるまにしたり。目いっぱいの飾りつけを楽しんでいました!
自分が作る側だった時にはあまり気が付きませんでしたが、あたりくじつきのお菓子やアイシングのクリスマスツリーなど、お菓子を乗せるだけでなく、少し工夫した飾り方やあそびができることが、このクリスマス会の魅力の一つでもあるのかなぁ...なんて思いながら子供たちの自由な飾りを見ていて思いました。いやぁ、見ているだけでお腹がいっぱいになってきますね。このケーキの甘さを知っている身としては、ぜひコーヒーなんかと一緒に食べたい...!!

打って変わってこちらの写真は、中学生のお姉さん達がお手伝いをしている様子です。先週の火曜、木曜の学生クラスで、「来週の小学生クラスのクリスマス会のお手伝いを募集します!部活が冬時間で早い人は、遅刻してもいいから手伝ってくれたら嬉しいな!」とお願いしていましたら、火曜と木曜日合わせてなんと7人も来てくれました!忙しい中本当にありがとう…!!
テキパキとお手伝い…とまではいきませんでしたが、小学生の話し相手になってくれたり、こぼしたホイップクリームを拭いてあげたり、崩れそうなケーキを直したりと、しっかり先輩のお仕事をしてくれました。中学生の内からこんな経験をしていたら、きっとどんなバイトをすることになっても役に立つ人材になれそうな気がします。

お手伝いをしに来てくれたお礼に、ロールケーキを半分にしたサイズのケーキを作らせてあげましたが、制作中は小学生に負けない盛り上がり!思い思いのデコレーションで、動物を模して見たり、お菓子の家を作ってみたりと、遊び心溢れるケーキが出来上がりました!
しかし「余った食材はいくらでも使っていいよ。」とは言いましたが、6人で2ℓのホイップクリームは使い過ぎではないでしょうか…?案の定、食べきれずにお土産になっていました。(笑)
みんな、本当にどうもありがとうございました!!とっても助かりました。

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あっという間のクリスマスパーティー

2023-12-13 22:26:32 | 小学生・クリスマス会

サヤカです。今週からわくわくのクリスマスパーティーが始まりました!コロナ禍にミオスに生徒として入会した私は初めてのクリスマスパーティーだったので、生徒と一緒で心踊る思いで準備をしました。飾り付けに使うアイシングを作ったり、教室を飾り付けしたり、クリスマスパーティーを準備する側になったのももちろん初めてです。新鮮な体験でした!

授業が始まる数十分前から、扉の外で話す子供達の楽しそうな声が聞こえ、ますますテンションが上がりました。扉を開けると、子供達は目の前のケーキや駄菓子に一直線で、「美味しそう〜!」とはしゃいだ様子。素早くエプロンを付けたりの準備を済ませ、心なしかノリ先生のお話をいつもより真剣に聞いていましたね(笑)クリームまみれになってしまったり、アイシングの袋を強く握り締め過ぎて爆発させてしまったり、プチハプニングもありましたが、みんなそれぞれ夢中になってケーキを完成させました。時間はあっという間に過ぎてゆき、体感30分ほどで授業が終わったように感じたのでは?ケーキ作りが終わってから教室の飾り付けの話題をされ、やっぱりみんな花より団子なんだなぁ…

クリスマスパーティーを最後に今年の小学生クラスはおしまいですが、生徒にとって2023年ミオスでの楽しい思い出の締めくくりになっていたら、とっても嬉しいです!メリークリスマス!

作り方の手順を、写真を添えてご説明します↓

① ロールケーキの端を斜めに切り落とし、ホイップクリームを糊にして上に乗せ、切り落とされた小枝に見立てる

② ホイップクリームに食紅で好きな色を付ける
白いまま(白樺や雪化粧のイメージ)でもOK

③ フォークの背を使い、木の表皮のようにざらざらに塗りつける

④ カプリコに緑系の色のアイシング(粉砂糖の糊)を巻き付け、ツリーにする

⑤ アイシングが固まる前に、カラーチョコで飾り付け

⑥ 食紅ペン(食用染料サインペン)で雪だるまの顔を描く

⑦ 思い思いに駄菓子でデコレーションしたら完成!

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作って食べて楽しんで

2023-12-12 22:46:58 | 小学生・クリスマス会

年の瀬がじわじわと近づいてきていますね、ナツメです。アトリエでは、昨日から待ちに待ったクリスマスパーティーが始まりまっています!

前日からツリーを立てたりオーナメントを壁に下げたりと、室内の飾り付けをして盛大に小学生を迎えると、普段と違うアトリエの光景に子供たちも歓声を上げて喜んでくれました!自分が小学生クラスにいた頃も、同じくらい浮き足だっていたのを思い出します。日頃お菓子を食べない家庭だったのですが、この日ばかりは治外法権なので1年の中でも特に楽しみでした。袋に入ったたくさんの駄菓子にカラフルなアイシング、そしてたっぷりのホイップクリーム…「好きなだけ使っていいよ!」と言われるので、子供にとっては夢みたいな時間です。何をしても先生に怒られることもないので()無我夢中でケーキ作りに没頭していた記憶があります。学生になるとケーキをデコレーションする際に食べ合わせにも考えが及ぶのですが、小学生の頃はただひたすら見た目重視で、盛れる限りのお菓子を盛っていたため、最終的にアイシングでカチコチに固まった駄菓子を、全て分解して食べていました(笑)

私の記憶の中の数あるミオスの行事の中で、一番楽しみにしていた思い出深いイベントなので、今年の小学生たちにとっても同じように素敵な思い出になったら嬉しいです。普段の作品ももちろんですが、張り切って作ったケーキを褒めてもらえるととても嬉しいです。すぐに食べてしまいたいところですが、現物があるうちにこだわりポイントなども是非聞き出してみてくださいね!メリークリスマス!

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クリパ週間、始まりました!

2023-12-11 23:49:19 | 小学生・クリスマス会

メリークリスマス!オバラです。4年振りにクリスマスパーティーを開催できました!でも、4年の間にメンバーも入れ替わり、今回初めてのクリスマス会参加の子が3/4だったので、それほど我慢した感もなかったかな?耐えていたのは、むしろ私の方かもしれない…1年生の男の子に「今日はノリ先生、ご機嫌だね!」と言われました。(笑)

テーブルクロスも、サンタ帽子も全て新調し、制作(調理?)中は全員マスクをして、予防もバッチリ!可哀想だけど、つまみ食いはちょっぴりだけ。みんなでシェアして使うホイップもアイシングも、低学年は先生たちが絞り出しました。(自分でやらせて、うっかり舐めちゃったりすると困るからね。)

パーティーの様子は、明日から大学生のスタッフが続けてご紹介していきますので、私はブッシュド・ノエルの簡単なレシピを↓ ご家庭で作る際は、くだもの(王道はイチゴ)を添えるとゴージャスですよ!

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龍の掛け軸 - 大人編 第2弾

2023-12-09 17:42:16 | 大人 イベント


左から 坂本 / 横山 / 山﨑 / 服部 / 鈴木Y

岩田です。落款印を押す位置や、一文字(上下に貼る帯-くわしくはナツメ先生のブログ参照ください)の選択などにも個性が出て、非常に面白いですね。墨の濃淡、黒い地、と白黒の世界の中に、朱色の落款と、古典的な和柄の一文字の色彩が入ると、作品が引き締まり格調高くランクアップするから不思議です。
では、お一人ずつ講評していきます。

坂本さん一生懸命頑張って昇っているような表情を見せる龍の顔が印象的。坂本さんの描く猫も可愛いけど、龍を描いても、どこか可愛らしい感じになります。

横山さんー実在感を追求したというより、デザイン的、イラストレーション的な表現。敢えて平面的に捉えたところがカッコよく、オリジナリティーが溢れる。

山﨑さんーこのサイズでは足りません!と言わんばかりのパワーを感じます。怒気に満ちたような顔が、画面内から実世界に飛び出してきそうなほどの勢い。

服部さんー螺旋を描くように、鱗側から腹側に体を反転させているところが面白い。大空を蛇のような長ーい長ーい龍が回遊しているようなイメージを覚える。

鈴木さんーやっぱりここにもメルルちゃん(愛犬)登場。人のようで龍のようなその顔が実に個性的。雲を挟んで2者が対話しているかのような、そのあどけなさが魅力。

前回、「筆と墨を使うなんて、何年振りだったのでしょう?」と書きましたが、消しゴム判子の落款印を作る際に使った彫刻刀も、実に久方ぶりだったと思います。誰も指を切らなくて良かったです!(小原先生は、朱肉を買う時、一応絆創膏も一緒に購入していたそうですよ。(笑)

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作者に似る…?

2023-12-08 18:05:22 | 小学生 絵画

大竹です。年末に向けて慌ただしい雰囲気になってきましたね。アトリエからは学生達が龍の掛け軸を少しずつ持ち帰っているので壁が少し寂しく感じてしまいます。その分、持ち帰られた龍の掛け軸が飾られた皆様のお家が華やかになっているのでしょう。小学生クラスでも掛け軸が完成し、あとはクリスマス会を待つのみとなりました。

講師の見本や学生クラスの作品を見本に描いて行きましたが、同じ見本を見ていても作者によって出来上がった龍の姿に個性があって面白いですね!心なしか顔の雰囲気も作者に似ている様です。

今回は絵馬まで制作した豪華仕様ですね!龍は天に昇るイメージから成功や発展を象徴するとされており、仕事運や金運アップのご利益があるとか。みんなだったら勉強やクラブ活動でしょうか?

次にこの掛け軸を飾れる辰年は、12年後の2036年!3年生が20歳!大事に取っておいて欲しいですね。どうせなら干支全部作ってコンプリートしてもいいかも…?一発書きにも慣れたでしょうから、いずれ水墨画に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

ちなみにミオスは来年30周年。ノリ先生は「辰年の掛け軸、我ながら良いカリキュラムだった!先に学生に描かせたのも正解!12年後もやらせよう!」と豪語していましたが、その時は42周年です。ノリ先生にもまだまだ頑張って頂きたいと思います!

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架空の生き物だけど...

2023-12-07 23:29:04 | 小学生 絵画

マユカです!本日はナツメ先生に引き続き、小学生クラスの掛軸や絵馬...で描いた墨絵についてお話していきたいと思います!
掛軸という縦長の媒体を使うことで、龍の身体の長さや大きさを余すことなく表現することが出来るようになりました。大きい紙だからこそ大きくのびのびと描くことが出来、迫力満点な作品になったなぁと感じます。

さて、まず墨絵の説明を軽くしますが、これは墨液と水のみを使って、筆で描いていきます。昨日のブログでも書いてありましたが一発書きです!習字と一緒ですね。
墨液で龍の全身や装飾を描いた後は、墨液を大分水で薄めた薄墨で、影だったり、たてがみの色だったり、鱗だったり...とグレーを乗せていきます。ここで背景も薄墨で描いてあげれば、メインの龍を邪魔せずに画面を豪華にすることが出来ます。この2種類のインクを使い分けることで、白と黒のみの世界に深みが出ますね!

また、これから龍を描きたい!という方に、龍の絵を描く上で、意識すると見栄えが良くなるポイントがあります。
それは首と胴体の太さなのですが、龍は架空の生き物なので明確な正解がありません。そこで参考にしてほしいのが蛇です。
大体頭と同じ幅の首、しっぽに向けて緩やかにすぼんでいく身体、そして頭に対する全長の長さ!龍はやはり迫力のある顔が魅力的であるため、描きたい気持ちが先行した結果、どうしても頭でっかちになってしまいがちです。
バランスのいい龍を描くためのポイントは体です、是非試してみてくださいね

ちなみに蛇を見るのが苦手...という方は、代用品としてロープやホースなどの細長く、切り口の丸いものがあれば、参考資料に使えます

さて、かなり難しい題材だったでしょうに、子供たちは楽しそうに描いてくれました。いきいきとした龍たちは並んでも、一個一個を見ても力作揃いでとてもカッコいい!いまにも動き始めてしまいそうなほどの力強さを感じます。是非たくさんの人に自慢してほしいので、年賀状にのせて親戚の方やお友達に送ってみてもいいですね!

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新年は掛け軸と共に

2023-12-06 23:44:46 | 小学生 絵画

この時期はどこへ行ってもクリスマス一色ですね、ナツメです。今回は小学生クラスの11月カリキュラム『掛け軸・絵馬』をご紹介します!迫る新年へ向けて、それぞれに次の干支である辰を描きました。

掛け軸は12年生の背丈ほどの大きな紙に墨汁で一発描き。紙は一枚しか渡すことができないので、コピー用紙に下書きをしてから本番用紙にも何度も空描きでシミュレーションし臨みました。線を描いて薄墨で塗ったら、ひとまず墨絵は完成!


軸装する為に、上下に「一文字」という紙(や絹)を貼ります。この一文字には作品の上下の生地(ミオスではラシャ紙)とのつなぎの作用をし、絵を引き締める効果があるそうです。今回は鶴や鞠、桜などおめでたい和柄の千代紙を数種類用意しました。地の黒い紙に貼ります。

軸棒をつけて、自分の名前を彫った消しゴムハンコを仕上げに押せば完成です!

掛け軸の後は絵馬にチャレンジ!木製なので紙とはまた違った描き味でしたが、掛け軸を真剣に描いた後だと1/6以下のサイズの絵馬なんてお手のもの。紙に描くときは失敗を恐れてなかなか描き始められなかった子も、この時はすらすらと躊躇いなく筆を動かしていました。小学生の順応力は流石ですね。

干支の中で唯一想像上の生物ということで、学生の先輩たちの作品を参考にしつつも思い思いにアレンジを加え、個性豊かな辰達が誕生しました。年明けには少し気が早いですが、ぜひお家の1番良いところに飾って、この掛け軸と一緒に素敵な年始を迎えて下さい!

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一生ものの経験

2023-12-05 22:00:07 | 小学生 絵画


寧々花 6年 / 琉羽空 6年 / 由彩佳 5年

サヤカです。わたしの小学生の油絵紹介も、今回で4回目となります。7月から始まったこのカリキュラム、未完成残り2人となりました。年内に紹介できることを祈ります。

寧々花ー芦ノ湖にある箱根神社の水中鳥居だそうですが、優しいタッチと水面に浮かぶ真っ赤な鳥居が印象的な作品です。とても丁寧に背景の森林の着色を行っていました。その頑張りが伝わってくるクオリティです。黄緑、深緑、黄色、茶色など様々な色を使い、とっても表情豊か!画面の多くを森林が占めていますが、単調な印象にならない工夫がされています。鳥居はしっかり光と影を描くことで立体感が生まれ、存在感たっぷりに仕上がっています。湖の水面も、鳥居の影が表現されていたり、手前から奥にかけて濃淡がつけられていたりと丁寧に描かれ、穏やかな水面が想像できますね。

琉羽空ー動物、人物、背景、全てのモチーフが魅力的で目を惹く作品ですね。見どころとなるポイントが多々ありますが、全体的に黄色を入れることでまとまりが生まれています。動物を描くと庇護欲が出て、自分が守ってあげる弱い存在として可愛らしくなってしまうことが多いのですが、琉羽空は相棒として、対等に扱っています。自信のない人間は、助けることで自分の存在意義を見出しますが、穏やかな彼はそういうことで自分を満足させることはありません。世界にある全ての物を平等に扱う、つまりそれが明るい窓も、タイル張りの床も、同じ調子で描くという制作姿勢に表れているのです。

由彩佳ーこちらを見るなんとも愛らしい表情が堪らない!縦長で重心が低めという犬の顔の特徴をよく掴んで、リアルな表情が描けています。バランスを取るのも上手ですが、何よりワンちゃんの表情が可愛らしく、由彩佳が動物に対して持っている愛情が伝わってきます。また、コントラストが上手く効いていて、軽やかで明快な印象を生みました。それが犬が持つパワフルな生命力とマッチし、まとまりの良い作品になりました。強いハイライトや影を入れることを、怖がったり、嫌がったりする子は多いですが、由彩佳の作品のように、むしろ画面にまとまりを生む役割になるんですよ!なかなか思い切れない気持ちもわかりますが、油絵は何度でも重ねられのでぜひ一度チャレンジしてみてください。

年内で一足先にミオスを卒業する琉羽空のお母様から、とても有難いメールをいただきました。ミオスで創造性、想像力を伸ばし、先輩方の作品からの刺激を受け、作品作りの楽しさを知り、ミオスでの経験が一生の宝物になったとお話ししてくださいました。一生ものの経験に携われたことをいちスタッフとして、大変嬉しく思います。

3人とも、高学年ということで技術を身につけ、完成度が高く、なおかつそれぞれの個性が伝わってくる素晴らしい作品を完成させました!これからも3人の成長を楽しみにしています。

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クリスマスの準備

2023-12-04 23:53:26 | 小学生・クリスマス会

オバラです。いよいよ来週から、4年振りのクリスマスパーティーが開かれます!4年間のコロナ禍に入会してきた小学生は、初めての経験ですね。ミオスのクリスマス会は凄いんだから☆

いつものごとく10万円分のお菓子(宝の山だよ!)、10㎏の粉砂糖(米かい?)、50ℓのホイップクリーム(風呂やん!)が続々アトリエに集結しております!私は運転が下手なので、スーツケースや登山リュックを持って電車でお買い物。当然1回では買い物は終わらず、数日掛かります。毎回汗だくです。
でも想像してみてください。大きなスーツケースにみっちり入った駄菓子を!夢のような光景でしょう!?
コロナでお預け食らっていた分、たくさん楽しませてあげようと思い準備しています。
10㎏の粉砂糖をアイシングにするのも、いつも腱鞘炎になるけど、頑張るねー!楽しみにしていてね!

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干支の掛け軸・龍

2023-12-02 18:30:45 | 大人 イベント


左から 松野 / 箕輪 / 立野 / 麻場 / 上野

あっという間に師走ですね!岩田です。
現在アトリエ内の壁を、学生クラスの辰年の掛け軸が所狭しと飾ってあるのに触発され、大人クラスの方々も続々挑戦されています!縦65㎝×横25㎝のかなり大きなサイズの和紙に墨と薄墨を使い、書初めのごとく下書き無しの一発描き制作です。気合と集中力で取り組んでいらっしゃいますが、ほとんどの方が2枚以上描き直し、なかなか思うようにはいきませんでした。
こういう制作は、慎重過ぎても上手くいきません。思い切りの良さ・大胆さが成功の秘訣。では、お一人ずつ講評していきます。

松野さんーとてもシンプルにドンと真ん中に鎮座した龍。表情がとても凛々しく、且つ個性的。きりっとしている感じが良いですね。

箕輪さんー構図のバランスが良く、シンプルに見やすい。背景の薄墨で描かれた雲が龍を引立たせており、微妙な濃淡が実に美しい。

立野さんー上り龍。思い切ってトリミングし、頭部をクローズアップし大胆な構図で描いています。流れるような髭を見せ場にしている。

麻場さんー活き活きした筆致で描いていますね。顔の描き方が上手いなぁ。サラッと描いているのだけど、龍がとても良い顔している!

上野さんー縦長の画面を上手く活かしています。龍の入り方が一番カッコ良い!光源を定めることでコントラストをハッキリ見せている。


筆と墨を使うなんて、何年振りだったのでしょう?皆さん、そんな中ほんと頑張りましたね。
お正月にお家に飾ってください!

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幼児龍!

2023-12-01 19:35:06 | 幼児

大竹です。幼児クラスでは、小学生よりも一足先に龍の掛け軸を制作しました。教室中に貼ってある中高生の作品から描きたい龍を選んで描いていきました。下書き無しの一発勝負でしたが、どうですかこの迫力!素晴らしい出来栄えです。日本人はもしかしたらみんな龍を描くのがうまいのかも…?というミオス内で囁かれる噂が真実となりそうです。
薄墨で体や雲にも色を付け、消しゴムで作ったハンコを押しています。上下に帯で糊をつけるのも、ラシャ紙に描いた和紙を貼るのも、講師の補助を入れつつ自分で貼り付けていきます。自分の身長ほどもある立派な掛け軸が完成しました。


縦長の和紙は幼児の身長では上の方を描くのも大変です。腕を一生懸命伸ばし、体全体を使って制作していきました。そのお陰か線も勢いのある伸び伸びとしたものになっていますね。年始には毎年恒例の書初めも予定しており、今から出来上がりが楽しみになってきました。

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