モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

龍の掛け軸 - 大人編 第2弾

2023-12-09 17:42:16 | 大人 イベント


左から 坂本 / 横山 / 山﨑 / 服部 / 鈴木Y

岩田です。落款印を押す位置や、一文字(上下に貼る帯-くわしくはナツメ先生のブログ参照ください)の選択などにも個性が出て、非常に面白いですね。墨の濃淡、黒い地、と白黒の世界の中に、朱色の落款と、古典的な和柄の一文字の色彩が入ると、作品が引き締まり格調高くランクアップするから不思議です。
では、お一人ずつ講評していきます。

坂本さん一生懸命頑張って昇っているような表情を見せる龍の顔が印象的。坂本さんの描く猫も可愛いけど、龍を描いても、どこか可愛らしい感じになります。

横山さんー実在感を追求したというより、デザイン的、イラストレーション的な表現。敢えて平面的に捉えたところがカッコよく、オリジナリティーが溢れる。

山﨑さんーこのサイズでは足りません!と言わんばかりのパワーを感じます。怒気に満ちたような顔が、画面内から実世界に飛び出してきそうなほどの勢い。

服部さんー螺旋を描くように、鱗側から腹側に体を反転させているところが面白い。大空を蛇のような長ーい長ーい龍が回遊しているようなイメージを覚える。

鈴木さんーやっぱりここにもメルルちゃん(愛犬)登場。人のようで龍のようなその顔が実に個性的。雲を挟んで2者が対話しているかのような、そのあどけなさが魅力。

前回、「筆と墨を使うなんて、何年振りだったのでしょう?」と書きましたが、消しゴム判子の落款印を作る際に使った彫刻刀も、実に久方ぶりだったと思います。誰も指を切らなくて良かったです!(小原先生は、朱肉を買う時、一応絆創膏も一緒に購入していたそうですよ。(笑)

コメント
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