モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

くれよんのくろくん

2016-03-10 19:39:52 | 幼児

幼児クラス
幼稚園生のお絵描き画材の定番と言ったら、クレヨンですね。
今回の制作では、クレヨンが主人公の絵本「くれよんのくろくん」を読むことで、お絵描きに親しみをもってもらいました。
この絵本の登場人物は、擬人化されたクレヨンです。
クレヨンたちは、次々と箱を飛び出して、真っ白な画用紙に絵を描き始めます。きいろくんはちょうちょをあかさんとピンクちゃんは花を・・・。でも、くろくんだけは、きれいに描いた絵を黒くされてはたまらないと、仲間に入れてもらえません。くろくんがさみしそうにしていると、シャープペンのお兄さんがやってきて、くろくんに秘策を教えてくれます。
その驚きのアイデアとは、きれいに描いた絵をくろくんは全部真っ黒に塗りつぶして、その上からシャープペンお兄さんがペン先を滑らすと・・・・とっても綺麗な花火ができるのです。

このお話の展開は、絵画技法のスクラッチ(ひっかき)のやり方そのものなので、制作について私からの説明は一切不要です。
下地に描いたカラフルな色の模様を真っ黒に塗りつぶして本当に大丈夫なの?と、最初は不安な様子でしたが、いつの間にか手が真っ黒になり、クレヨンも短くなるほどゴシゴシ塗りまくり!!
真っ黒になった画面を尖ったものでひっかくだけなのに、出来上がった絵はとても神秘的。
画面のどこに何色が出てくるのか意外性があり、ワクワク感が良いですね。

そして!完成した作品を入れるフレームの装飾も行いました。色付けした卵の殻をフレームに貼ったのですが、フレームの黒とスクラッチ画との相性が良いでしょう?
スクラッチ画をガラス製フレームにセットしてから、作品の写真を撮りはじめた為画面が反射してしまい、全員の美しい作品を撮れませんでした。皆さん、ごめんなさい!(Eri Ito)



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