詩哉 高1 色鉛筆
ようやく今日から夏休みです、ナツメです。本日は月曜クラスよりうたやの作品をご紹介します!
今回は人で賑わう横浜中華街を描きました。色鉛筆画はこれで3枚目ですが、段々扱いにも慣れてきて濃淡やタッチの向きなどへの気配りを感じます。中華街特有の黄色と赤のカラーリングが目立つよう他の部分は人を含めてほとんど無彩色にしているほか、手間をしっかり、奥は優しく塗ることで画面がごちゃごちゃしすぎず遠近感も出るよう工夫しています。
そして何と言っても各所に描かれた小ネタが楽しい!といってもブログの写真サイズでは細かいところが潰れてしまうので実際に見ていただけないのが大変惜悔やまれます。一見何気無い中華街の日常を描いたように見えますが、実はこの絵の中の文字やポスターはほとんど中身をオリジナルに変えているんです。よく観察するとマンゴーかき氷の表示価格が2円になっていたり、中華まんのラインナップに紛れてアン○ンまんが販売されていたりと、細かな文字の部分も含めて一切手を抜かず描き込まれていて見れば見るほど面白おかしさに引き込まれます。写真通りに描いてあるのは氷の旗とテントの創業の部分だけという、恐ろしいほどの変化に脱帽です。詩哉は毎回隙あらばとばかりにこのような遊び心を加えていますが、とりわけ今回は中華街の雑然とした光景とうまくマッチして非常にユーモアのある作品になりました。
情報量が多く描くのが億劫になってしまいそうな部分も自分でアレンジしてどんどん楽しい作業に変えていく力、細部までこだわって描く意欲が本当に素晴らしい!今後の制作でもぜひ大切に、そしてそのまま突き進んで下さい!