講師の杉山です。先日フランシスベーコンの展示を観てきました。描写力もさることながら、彼独自の圧倒的世界観、エネルギーは僕の胸を始終圧迫し続けました。自身の死すらも客観的に捉え死んで行く事を当然の事ととして描き上げてしまう狂気にも似た冷静さには完全にやられました。彼は抽象画と具象画の境界にある作品を目指していましたが、人間や現実のコアに在る物を捉えた偽りの無いリアルな世界が描き出されていて言いようの無い現実感に襲われました。
さて今日は小学生クラスのケーキ作り最後の大詰めでした!先週作ったスタンプを使いケーキの箱のデザインをしました。ケーキをデザインの力でさらに魅力的にしようと皆黙々と作業を進めます。ケーキ一つから想像力を膨らませ、どんなお店で、どんな包まれ方をして、どのように売られ、なにが魅力か。これらを考える事は本来難しい事ですが子供達は自然と想像力を働かせどんどんと各々の世界観を作り上げて行きました。自分の作品の魅力を活力に、更なる想像を膨らませ新たに物を作り出す。この繋がりは非常に魅力的なものでした。
こちらは細かいデザインですが綺麗に印を押せています。彫刻刀での細かな作業にも関わらずこのクオリティーは中々出せる物ではありません。配色も巧く箱のベージュ系の色とマッチしモダンな雰囲気を醸し出しています。
朱肉も自分達で作ったので、水加減や分量を間違えてしまうと綺麗に押せなくなってしまうのですが、各々試行錯誤しながら何度も試し押しをし、最終的に綺麗な作品に仕上げてきました。
こちらは大人びたデザインになりました、高級感が漂います。品のある銀の色彩のチョイスや図形的なデフォルメの仕方、かすれ具合の風合いがなんとも言えません。グリッド上に配置されたスタンプはスタンプのモチーフとうまくマッチしており構成のセンスを感じる事が出来ます。
そしてお店カードも制作!
文面やパッケージデザインだけで想像力をかき立てられます。粘土でのケーキ制作から長い道のりでしたが見事に完成に至りました。子供の吸収力は本当に目を見張るものがあり、遠足での経験や先生達の言葉、参考にした作品等の影響が随所に見られました。そして脱帽すべきは、それらの模倣に収まってしまうのでは無くそこからオリジナルの世界観をめきめきと拡大して行く事が出来る彼らのエネルギーです。こんなにも広大無辺な世界が小さな頭の中に広がっているかと思うと人間ってなんて面白いのだろうと感じざるを得ませんでした。実際に食べる事が出来ないケーキですが、想像の世界を押し広げて行く事で、頭の中にはそのケーキが売られているお店の雰囲気、パティシエの思い、ケーキの香りや味、それを食べる時に過ごす時間が確かに存在していました。ケーキのお店やパッケージというと、ある程度先入観がありイメージが限定されてしまいがちですが見事にそんな先入観を崩してくれる作品ばかりでした。
僕は見ていて本当にお腹が空いてしまいました(笑)
さて今日は小学生クラスのケーキ作り最後の大詰めでした!先週作ったスタンプを使いケーキの箱のデザインをしました。ケーキをデザインの力でさらに魅力的にしようと皆黙々と作業を進めます。ケーキ一つから想像力を膨らませ、どんなお店で、どんな包まれ方をして、どのように売られ、なにが魅力か。これらを考える事は本来難しい事ですが子供達は自然と想像力を働かせどんどんと各々の世界観を作り上げて行きました。自分の作品の魅力を活力に、更なる想像を膨らませ新たに物を作り出す。この繋がりは非常に魅力的なものでした。
こちらは細かいデザインですが綺麗に印を押せています。彫刻刀での細かな作業にも関わらずこのクオリティーは中々出せる物ではありません。配色も巧く箱のベージュ系の色とマッチしモダンな雰囲気を醸し出しています。
朱肉も自分達で作ったので、水加減や分量を間違えてしまうと綺麗に押せなくなってしまうのですが、各々試行錯誤しながら何度も試し押しをし、最終的に綺麗な作品に仕上げてきました。
こちらは大人びたデザインになりました、高級感が漂います。品のある銀の色彩のチョイスや図形的なデフォルメの仕方、かすれ具合の風合いがなんとも言えません。グリッド上に配置されたスタンプはスタンプのモチーフとうまくマッチしており構成のセンスを感じる事が出来ます。
そしてお店カードも制作!
文面やパッケージデザインだけで想像力をかき立てられます。粘土でのケーキ制作から長い道のりでしたが見事に完成に至りました。子供の吸収力は本当に目を見張るものがあり、遠足での経験や先生達の言葉、参考にした作品等の影響が随所に見られました。そして脱帽すべきは、それらの模倣に収まってしまうのでは無くそこからオリジナルの世界観をめきめきと拡大して行く事が出来る彼らのエネルギーです。こんなにも広大無辺な世界が小さな頭の中に広がっているかと思うと人間ってなんて面白いのだろうと感じざるを得ませんでした。実際に食べる事が出来ないケーキですが、想像の世界を押し広げて行く事で、頭の中にはそのケーキが売られているお店の雰囲気、パティシエの思い、ケーキの香りや味、それを食べる時に過ごす時間が確かに存在していました。ケーキのお店やパッケージというと、ある程度先入観がありイメージが限定されてしまいがちですが見事にそんな先入観を崩してくれる作品ばかりでした。
僕は見ていて本当にお腹が空いてしまいました(笑)