永瀬 アクリル
明日はいよいよ大人クラス宴会ですね。今年は遠足に参加できず悔しい思いをしたので、こここそは!と意気込んでおります。庄司です。週末は天気が荒れるようですので、皆様お気を付けていらして下さいね。
さて今回ご紹介するのは、水曜午前大人クラスより永瀬さんのアクリル画です。
あれ?以前ブログで見たことある気がする…という方もいらっしゃるのでは?そうなんです!実はこの作品、一月にご紹介した作品と同じ場所を少し大きめのキャンバスに描きました。筆の早い永瀬さんには珍しく、2ヶ月近くじっくりと時間をかけて完成させました。同じモチーフを描いてもその時々によって込める思いも変わり、全く違う印象になるものです。
せっかくですから、並べて鑑賞してみましょう。左が今回の作品、右が前作です。
どうでしょう。大きさが変わるとやはり小さい作品よりしっかりと描き込む必要が出てきます。思い切った色をのせてリズムを作り、画面を単調にしないようにする大胆さも必要になりますね。暗く、黒にしか見えない影の部分にも必ず色彩が潜んでいます。それらを丁寧に拾い上げることで、木陰の木肌の冷たさなどを想像させるような描写が可能になってくるのですね。
今回の作品は前作と比べると、幹の描写がレベルアップしましたし、画面左の木々の葉の強弱も前作から更に美しいものになったと感じます。また影を強く意識させるが故に明るい日差しを感じる作品になりましたね。1作目を描き終えた後や2作目の製作の過程でどのような心境の変化があったのか、そういったことを想像しながら鑑賞するのもとても興味深いものです。
レッツ描き比べ!2枚同時進行でそれぞれに正反対のイメージをのせてみる、というのもオススメですよ♪