駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

微妙な得意不得意、赤土の王者はナダル

2019年06月08日 | 人生

       

 

 ナダルは赤土の王者、さすがのフェデラーも完敗だった。紳士フェデラーもイラっとしてテニスボールに当たっていた。気持ちはよくわかる。百戦錬磨の王者でも上手くゆかない時はある。

 決勝のナダルの相手が未定のようだが、どちらが出てきてもナダルが勝つだろう。ナダルに勝たせたい。同じテニスでもサーフェスで微妙に違うようでローンのフェデラー、クレイのナダル、ハードのジョコビッチと、きれいに得意が三つに分かれる。

 大阪がローンのウインブルドンでどんな活躍を見せるか楽しみだ。大阪に必要なのはジョコビッチの冷徹さ粘り強さだろう。尤も欠点を補うと長所が消えることがあり、難しいところだ。

 調理人も煮物 焼き物 刺身と微妙に得意が分かれるようだ。看護師も手の技術、患者対応、段取り手配と得意不得意がある。段取り手配が得意な看護師は婦長に向いている。頭の中に患者とベッド配置が入っていて、一つ二つ空きベットをひねり出すのは朝飯前だ。旅館料亭の女将などすぐできる。

 果たして自分は内科医として何を得意にしているだろうか?。なんだか帯に短したすきに長しで自分ではよくわからない。若い人に贈る言葉ではないかもしれないが、同年配やちょっと年上の患者さんには揺れ具合を見て、好きにやってくださいと申し上げている。それが市井老内科医の得意技かもしれない。

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