駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

類似する最新機器の構造

2019年06月04日 | 世の中

        

 

 錦織が大熱戦を制した。何度もう負けたと思っただろう。お互いにミスの繰り返しで、勝利の女神の気まぐれに手に汗を握った。野球のフォアボールと同じでダブルフォールトを繰り返しては勝てないとしたものだが、二人とも肝心のところでダブルフォールトをして、これで勝てたともう駄目だの繰り返しで応援する方も疲れた。次はナダルだ。ナダルは好きな選手で応援が困る。ジョコビッチなら100%錦織を応援するのだが、しかしまあ赤土の王者には勝てまい。

 昨日の朝一番で婆さんの胸の写真を撮ったら、まだ購入して半年のレントゲン装置がピーっと唸り壊れてしまった。申し訳ありませんと技術の人が汗を掻きながら修理してくれたのだが、美しいレントゲン装置もパネルを剥がせば、中身はコンピュータにそっくりで数多いユニット基盤が組み合わさっていた。なーるほどこれなら故障を見つけやすく修理もしやすいわけだと納得した。早速、不良基盤の替えを取り寄せたのだが、不届き者のお姉さんかお兄さんが手配したらしく、頼んだのと違う基盤が届いて修理に一日掛かってしまった。修理代は保証期間内ですからと言われても、胸部レントゲンが取れず他へ回ってもらった患者が二名も居て迷惑した。まあ、機械は壊れるものとしたものだが、購入半年で壊れては困りものだ。買い替えの関係でF社にしたのだがM社の方が良かったのかもしれない。半導体というのは真空管と違って寿命は長いが過負荷に弱く電撃で壊れてしまう。高温多湿の日本は電子機器には過ごしやすい気候ではないのだ。

 しかしまあ、今の時代外のカバーを外せば内側はユニット基盤の行列といった機器が溢れている。おそらく90%は半導体ICが命の機械だろう。部品はコンデンサーを除き長寿命なのだが、電撃衝撃に弱く高温多湿の日本では故障が起きやすいのではないかと思う。半導体ICは御姫様で快適空調の環境がお好きなのだ。

コメント
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