駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

民進党の病気を診る

2017年08月22日 | 町医者診言

          

 民進党の病気は病膏肓に入っていると見られている。今回の党首選は回復へのきっかけになるだろうか。枝野前原の理念の差はマスコミが報ずるほど大きくない。性格というか育ちというか、気質の違いが一番大きいと思う。

 唯、支持者にはかなりの違いがあるようだ。とにかく民進党にはさほどの才覚能力もないのに俺の考えという議員が多過ぎる。それが、揚げ足取りを専門にするハイエナの格好の餌食になっている。

 果たして前原さんは豹変できただろうか。ぎりぎりになって、ひ弱さが出てきているようで少し心配だ。民進党を捨てた人物とは一線を画すべきだ。去る者は追わず来るものは拒まず、**新党には来れば拒まずであって寄ることがあってはならない。支持者の引き倒しにそれは違うと言えるかが鍵だ。

 枝野さんは冷静論理的で筋の通った考えの持ち主だが、それを理解しようとしない人達から毛嫌いされる傾向がある。理想や自由にアレルギーを持つ人達はどういうものか敵愾心が強く、話を聴かず内容を理解しないで攻撃する。どれだけの民進党員が筋が通っている枝野さんの主張を理解してくれるかが鍵だ。

 いずれにしても選ばれた党首を両支持者がどれほど党首として対応できるか、選ばれた党首が選ばれなかった相手の主張を組み入れることができるかが鍵だろう。綺麗ごとでは済まない世の中、権力という引力と蜜で結束する与党と同じように非自民反安倍で結束するのは現実的のように見える。日和見のマスコミに負けない国民全体への発信力を持つ必要があると申し上げたい。

コメント
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