駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

臍を噛む人

2017年08月07日 | 世の中

 

 今となっては謎。なぜ明智光秀は本能寺で主君の信長を討ったか、諸説紛々のようであるが、母は衆人環視の中で禿頭を打擲されて、辱めを受けたためだと言っていた。これは諸説の中では五六番目に挙げられ、さほど有力な説ではない。しかし、物語に造詣が深く鋭い勘の持ち主であった母が支持した説なので、私は以外に有力と思っている。秀才とされる豊田真由子さんはこの辺りの歴史に詳しくなかったようで、今頃臍を噛んでいるだろう。

 安倍首相の女難は自らの不明によるもののようだが、明智光秀に女難の相はなく女性に対しては見上げた男であったようだ。母はそこが気に入ったようで、光秀を悪く言わなかった。

 自分は歴史に詳しくはないが、戦国時代は人間学の宝庫のように思う。家康贔屓には申し訳ないが一番つまらない家康が勝ったのは、結局長生きだったからだと診ている。長命で利や誉に恵まれることは数多い。逆にあと五年生きれば勝てたとか、ノーベル賞が貰えたなどという短命の不運も多い。

 母はいろいろ鋭い人で、秀吉はさほど長命でなくともちゃんと若い時に子供を得ておけば、こんなことにならなかったと手厳しかった。ベルリンの壁崩壊も四十年前に予言していた。欲張りの百姓が共産主義で働くわけがない、今に潰れると笑っていた。

 近くて遠い国、韓国ほど厳しいのは行き過ぎとしても、日本が政治家に甘い国なのは確かだ。昭恵さんが咎めを受けないのは片手落ちの気がする。少なくとも一体何をしてきたか証人喚問を受けないのは筋が通らない。安倍さんで利する勢力がかばっているからだ。悪者扱い(実際に悪なのだが)の籠池氏も臍を噛んいるだろう

コメント
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