駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

岡田ジャパンを支持する

2010年05月24日 | スポーツ
 今夜の埼玉の天気はどうだろうか。岡田ジャパンの出来が心配だ。
 私は岡田武史監督を評価している。その理由は選手選考が本手だからだ。作戦には少し異論もあるが、木に竹を接ぐ事は出来ない。試合当日にピークが来るように調節していると理解している。
 マスコミに抗して鳩山首相を支持したが、期待はずれの無様な結果になった。岡田監督にもマスコミの風当たりが厳しいが、今回は納得のゆく結果を期待する。政治は素人だが、サッカーにはある程度知識と経験があるので、岡田武史の評価には根拠があるのだ。今夜は二対一で勝つ。玉田、岡崎で二点。右サイドを破られて一点。闘莉王の暴発を懸念するが、楢崎が危機を救うだろう。

 観戦後記
 試合はどうも不甲斐ない内容であった。韓国は強かった。これが日本の実力かもしれない。中村俊と遠藤はワールドカップに通用しないことが分かった。
 鳩山首相に次いで岡田監督も見込み違いの疑いが出てきて、誠に遺憾だが、本番が終わるまで切り捨てないで望みを繋ぎたい。遠藤、中村俊はデンマーク戦のみにチャンスがある。他の試合に出しては駄目。カメルーンには稲本と中村憲を先発させよ。
 セルジオ越後の解説はやめにして欲しい、正しい指摘もあるが、前向きでなくけなすので不愉快だ。
 岡田監督 明日の新聞じゃあ鳩山首相に負けずぼろくそだろうな。
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優しさとは何か

2010年05月24日 | 小考
 医療従事者に必要な資質を挙げろと問われれば、優しさと技量と答えたい。どちらも欠かせないのだが、技量とは何かははっきりしているのに対し、優しさとは何かには簡単に答えられない。
 医院に来る人は何らかの悩みや苦しみを持ってくるので、優しさを基本に対応しているが、誰にでもそうしているかと聞かれれば、直ぐには「はい」と答えられない。
 医院には多様な人が訪れる。熱や痛みのような急性疾患から、特別な症状のない高血圧や糖尿病のような慢性疾患の患者さんまで。そして性格も正直な人ずるい人大袈裟な人控えめな人・・、生活もベンツで来る人から生活保護の人までさまざまだ。
 疾患の軽重で配慮対応が異なるのは自然で諒解可能だろう。その他のことは出来るだけ誰にも同じように優しく接し対応するように心がけている。しかし受け取る側の感じ方はまちまちだから評価は患者さんによって異なるかもしれない。それに実際の対応も、横柄な人や誤魔化す人には注意したり、厳しく出たりして異なってしまう。あとから、もう少し優しくすればよかったかなと反省することもある。しかし、相手の言い分を通す事が即優しさとは思えない。横柄な人、我が儘な人、誤魔化す人などに対する優しさとは何だろうかと考える。
 単なる対応の柔らかさでは済まないのが医療の難しさだ。否、他の職種でも優しさは関係の中で変容し、通り一遍のものではなかろう。
 しばしば医療従事者には優しさが求められる。時にはもう少し優しくすればよかったかなと思いながらも、限りある時間の中で公平性や妥当性を考慮すれば難しいと感じる現場の医者からは、患者さんに医療における優しさとは何かと聞き返したい気がする。
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