駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

主権在民、国民は考える

2017年09月26日 | 政治経済

  

 アーロンジャッジが五十号のホームランを打ち、新人のシーズン新記録を打ち立てた。大した大男だ。MLBをよく見る。MLBにもボーンヘッドや乱闘はあるけれども、どこかにフェアプレーの芯が通っていて気持ちが良い。流浪の青木もめげず頑張っている。孤高のイチローは我が道を貫いている。田中は危ういが、止むを得ない、満塁ホームランを打たれて負けては駄目だ。 


 理由は後から付ければよい、とにかく木に竹を接いででも、国民の関心がずれ野党の足並みが乱れている今が抜け駆けのチャンスと判断した。北に脅かされないことを示すために隙を見せるのだという摩訶不思議な論理を展開し、足元の質問ははぐらかし鬼が笑う再来年の問題に誰もが反対しにくい答え示して歓心を買おうとしているように見えてしまう。

 同じ手法を安倍批判票を取り込もうとする小池さんが取るのは奇遇だろうか。扇を巧みに動かして要の政策を隠しながら目を奪い、気が付いたら主演女優は扇を持ったまま楽屋に戻ってしまう。東京都知事職も馬鹿にされたもんだ、よほどの閑職と見える。

 選挙となると頭に血が上り、思考短絡が起こりがちだが、重要法案審議を棚上げにする一か月、頭を冷やしてよく考えたい。手段は目的と不可分、目くらましの手段は目的を損なう。憲法改正は必要だが何をどうして、北朝鮮に圧力は必要だがそれでどうなるどうする、教育費無償化は望ましいが再来年のことをなぜ唐突に、政治の私物化はないと言うなら情報を公開を。躍るだけの言葉に説得力は感じられない。

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