駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

写真は真を写すだろうか

2017年09月21日 | 小考

      

 豊田真由子議員の顔がよく分からない。報道される写真は醜い表情のものが多く、本当はもう少しましな容姿なのではないかと思うのだが、とにかく許せない人になっているので写真もそれに沿ったものが選ばれているのだろう。

 山尾議員よりも罪は重いと思うが、其れでも私はこの人に再起のチャンスを与えてあげたい。唯、それには時間が掛かる、数か月で悔い改め贖えるものではないと思う。謝罪会見はこれっきりにし、いっそ議員も辞めて、主婦のパートタイマーで仕事をしてみたらどうだろう。三年くらいすれば、変わることができるかもしれない。

 人間は変わることが難しいが、変われないわけではない。これは私が臨床経験から学んだことだ。

 私の杞憂ではなく、底の浅い目先の非難誹謗が日本全体を覆い始めているように感じる。それに内向き志向が拍車をかけていると思う。折角、インターネットが普及したのに短絡した夜郎自大の即断が横行し、味わい深い熟慮がかき消されてしまっている。他人を非難誹謗するほどあなたは立派で偉いのだろうかと発信者に聞きたくなる。立派で偉くないからここぞと叩くとしたら、自分が傷ついてゆくと思う。まあ、こうした指摘も偉そうにと反発されるだけかもしれない。

 日本は今の所恵まれ、雨風をしのぎ旨いものを食べられる幸せを享受しているが、それは自分の実力で当然だと考えている人が多いとすれば、色々備えておく必要がありそうだ。

コメント (2)
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