玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*昆虫の世界

2015年07月20日 | 捨て猫の独り言

 柿の木の周囲に小さな柿の実が青いままで落ちている。その数がいつもの年より多い。もとより柿の実の収穫に大きな期待をしているわけではないが、今年は極端に少なくなりそうだ。また公園のイチョウの実もこれまた青いままで落ちている。窓の外のゴーヤは葉の繁りも勢いがなく、実もつけずに一部は黄色に変色している。ふと生産者の努力にかかわらず大地の恵みの供給が激減するすることもあり得ると考えたりした。

 どちらも子供たちと一緒に見ていたのだが、昆虫の驚きの行動を知った二つの場面があった。一つはNHKテレビの「ダーウインが来た!」で、国蝶のオオムラサキが天敵であるはずの鳥を追いまわす場面である。蝶ながら飛翔能力が高く、力強く羽ばたいてあるいは滑空しながら、どこまでも鳥を追跡する。動くものはすべて獲物であると感じて本能的に追いまわすという解説だった。

  

 もう一つは7月11日に封切られた映画「アリのままでいたい」で、小さなオスのカマキリが、大きなメスに食べられながらなお交尾を続けるショキングな姿が映し出される場面である。子孫を残さねばという本能と、動くものはすべて獲物であるとみなす本能とが交錯している場面と考えるべきなのだろう。はたして人は昆虫よりも理性的だろうかと自分自身を振り返ってみた。

 孫の二人は休むことなく38日間を通い続けて17日に終業式を迎えた。通知表の担任所見を記録しておきたい。「話をしっかりと聞き、学ぼうとする意欲を強く感じました。社会の学習の時には、地図記号をたくさん覚えていることに驚かされました。掃除や給食当番の仕事も友だちと協力しながら、しっかりとできていました。たてわり班活動の時には、たくさんの違う学年の友だちとハンカチ落しをして楽しそうに遊んでいました」「学校生活にも慣れて笑顔がたくさん見られるようになりました。頑張り屋さんでできないことにも挑戦しています。特に漢字はよく練習して、正しい形で書けるようになってきました。文章も毎日の日記が功を奏しています。休み時間もたくさんの友だちと楽しそうに竹馬等で遊んでいます」

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« *九九の歌 | トップ | *いつまた会える? »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
竹馬 (今でも青春)
2015-07-20 08:49:01
 そうですか。竹馬は慣れることでうまく乗れるものですね。いい体験だと思います。
 さて、青柿ですが、経験があります。学生のころ植えた実家の富有柿が全然実を付けなくなりあきらめていました。青柿のまま落ちるのです。ほとんど全部。
 ネットで調べたら幹の苔類を削り取るとよいとのことで、冬季にネジリガマでシダ類苔類をほとんど全部削りました。随分はびこっていました。その年は前年までと同じでしたが、去年はかなり秋まで残り、昔のようにとれました。今年は幾分落ちていますが、7~8割は残っているようです。
 今年の秋まで待つとよいのですが、忘れてしまうといけないと思い、書きました。
 お孫さんにプレゼントできるといいですね。柿は外国にもあるのでしょうか。
返信する

コメントを投稿

捨て猫の独り言」カテゴリの最新記事