玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*三月の椿

2015年03月16日 | 捨て猫の独り言

 ツバキの花には香りがないと思っていた。知人がツバキと称して持参した、とても小さなつぼみのついた枝を一輪ざしに活けた。二三日して開いた小さな花はいい香りがした。梅の花のような、あるいはバラの香りを柔らかくしたような香りである。よく見かけるヤブツバキよりかなり小さい。ほんとうにこれをツバキと呼んでいいのだろうかと疑う。町田市にある武相荘(白洲邸)で出会った琉球カラスウリを思い出した。それはふつうのノカラスウリより小さい。

 この二月から第一月曜の夕刻に私は防衛省前に出かけている。参加者は年輩者が多く、参加人数もそれほど多くはない。参加者の中に知人ができた。ビラ配りもなさる80歳の婦人Fさんと、その友人Mさんである。Fさんはこの年だから辺野古には行けないので東京で頑張ると言っていた。正門をはさんで向こう側から聞こえるマイクの大音量に妨害されながら、辺野古のゲート前に座り込んできたという若い人の体験報告などもある。(写真は梅屋敷、隣家の沈丁花、庭のツバキ)

  

 いまのところ睡眠に関する悩みはない。だいたい目覚めは6時前後だが、特に日曜の「ラジオあさいちばん」を聞くのは楽しみだ。しかしそのために目覚まし時計をセットすることはない。たまたま日曜に早めの5時などに目覚めた時は幸せな気分になる。5時33分から日本野鳥の会の安西英明さんの「季節のいのち」が聞けるからだ。しかし残念なことに20年続いたこのコーナーも今月で終わりだという。

 そのあとの「おいしい日曜日」に登場する、食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行っている平松洋子さんの聖母のような声に聞き惚れていた。残念ながら平松さんの声を聞けるのも今月で終わりだという。パソコンでならしばらくは聞くことができるようだ。三月は番組再編の季節だ。この番組の渡辺ひとみキャスターがすばらしい。彼女がリードする安西さんや平松さんとの軽妙なかけあいは、なめらかに進行してしかも彼女はポイントをしっかり押さえていた。

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1 コメント

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椿落つ (今でも青春)
2015-03-19 19:51:21
 二,三日前のこと、近くの公園ではじめて聞いたのは椿の落ちる音でした。「ポトッ」という音がしたのです。
 公園に音留めたり落椿
となりました。
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