玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*小学生名人

2018年12月10日 | 捨て猫の独り言

 少年少女囲碁大会の決勝戦はNHKテレビで放映される。小学生と中学生の部があり、毎年8月にはこれを見逃さないようにしている。39回目を迎えた今年の小学生名人は沖縄県代表の小学3年生(9歳)の川畑拓也君だった。沖縄県代表の優勝は25年ぶり二人目だという。低学年優勝ということで囲碁フォーカスでは沖縄の川畑君の自宅に出向いて取材し、その様子を放映した。

 また小学2年生の優勝は第7回で山下敬吾九段、第18回で井山裕太九段の二人がいる。それぞれの決勝戦の相手が高尾紳路九段、万波菜穂四段ということでこの四人の懐かしい映像が放映されることがよくある。沖縄は碁の盛んな土地柄だ。沖縄出身の囲碁棋士といえば宮古島出身の知念かおり六段だろう。その夫は台湾出身の楊嘉源九段だ。(品川プリンスホテル界隈)

 

 拓也君は浦添市立湊川小学校に通う。父親の話によると、囲碁教室に通う年の離れた兄と姉を、母親と一緒に迎えに行って囲碁をやっている姿を見てやってみたいと言い出し、あっという間に夢中になったという。囲碁教室で教える石嶺智子さんの話では、まじめというより好きで楽しくやっていて、興味を持ったものはとことん突き詰めるという。「囲碁は相手の石を殺したり、自分の石を生かすのが楽しいです」と話す、明るくわんぱくな男の子だ。

 与那原町のカルチャーセンターで講師を務めている秋田出身でプロ棋士の梅木九段によると、子供が強くなるには一に碁が好きなこと、二に早く打てることという。川畑君は手が見えるために決断が速い、それが早打ちを可能にしている、基本的に質の悪い手が浮かばないのだろう。メンタル面では打たれ強いと評価する。ご両親は今ではこの末っ子が生まれて、ほんとうによかったと思われていることだろう。将来の夢はと聞かれて、拓也君は「プロ棋士になること・・・・カナ」と答えた。 

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