玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*歴史

2019年12月23日 | 捨て猫の独り言

 下の●は南北戦争と人種問題をテーマに「地球の歩き方」と「アトランタビーツ」からのまとめです。話は変わりますが、マルチタレントの松尾貴史「違和感のススメ」に「人間は何をやってもストレスがかかるものですが、質の悪いストレスが蓄積してしまうと、健康は害され人格は破綻してしまいます」とありました。ここ数年で日本は随分いびつになり薄汚れてしまいました。私はこのたび、あの人の顔をテレビで見ることがない国外へ旅する幸運を得ました。逃避行にすぎませんが、リフレッシュぐらいの効用はあるでしょう。しかし辺野古のゲート前と海上で忍耐強く闘っている人たちを忘れることはありません。また台湾の総統選挙にも注目しています。なんだかんだで年末年始はブログを休みます。

 ●1861年に起きた南北戦争というのは、北部は戦争を連邦政府に対する反逆と位置付けているのに対して、南部は合衆国からの分離独立の戦争と考えていた。リンカーンの大統領在任中の期間はほとんどが南北戦争だった。リンカーンは奴隷制度の存続は各州の意志に委ねようと考えていた。リンカーンの予想に反して戦争は4年に及ぶ長期戦になった。

 ●長引いた理由の一つは南部にはロバート・リーやストンウォール・ジャックソンといった優れた指揮官が存在したことである。また戦場の多くが南部にあったことも理由の一つだ。北軍にグラント(後に第18代大統領)やシャーマンといった有能な指揮官が現れるのは戦争の後半になってからである。(ダイコンとサザンカ)

 

 ●黒人差別を撤廃しようという公民権運動のリーダーとなったキング牧師はアトランタにある教会の牧師の長男として1929年に生まれた。1955年に起きた「バスボイコット運動」で一躍有名になり、無抵抗の黒人たちが白人の暴力に耐えている姿は、多くの白人たちの良心を呼び覚ますことになった。キング牧師の生誕日は祝日になっている。個人の功績を讃えた祝日は他にコロンブスとワシントン(大統領の日)のみだ。

 ●アトランタでは1974年に初の黒人市長が誕生した。アトランタでは政治は黒人でビジネスは白人とよく言われる。アタランタジャーナル紙のマシューズ氏はつぎのように述べている。「黒人と白人は違うふたつの社会を持っているのは事実です。しかし日常生活では街で会えば知らない白人と黒人でも一緒に座り、互いに挨拶して楽しくおしゃべりする。アトランタには智恵があり、何でもよく討論してきたんです。アラバマ州のような大きな暴動はありませんでした。静かに移行していきました」

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