寒も温み三月早々外装塗り直しの段取りをした。凡そ3週間かかるという。鉄パイプが組まれ、ビニールシートに覆われるのに外灯を点けて丸一日半要した。かくして天気次第による作業が始まった。途端に・・天気予報ときたら・・・優れない。3週間でキッカリ終わってしまわなければ事情が発生したというのに。
というのは、この20日に2組のご夫婦をお招きすることになったのだ。それも夫の同僚で相前後して定年を迎えた先輩、同輩達。先輩のお宅には、2人でお邪魔したこともお呼びしたことある仲。同輩は別荘にお呼ばれした事はあるが、お招きするのは初めて。しかも男たちは3人とも 「○○○○君」 という因縁つき。晴れて毎日が日曜日になった仲間同士。遠くない距離にあって意気投合し往来したい方々の集まりなのだから。
以来私は天気予報と作業の進展具合にヤキモキの毎日となった。お招きの延期を夫に申し入れても、面倒なのか「在るが儘でいい」と工事中など意に介さない。そこで業者さんに事情を説明し何とか間に合わせて欲しいと懇願する。職人の投入は考慮するが・・天気はどうしようもないと。男たちのみの接客なら気は揉まない。女の私が来訪者なら「こんな最中に御呼ばれして・・」と気の毒に思うだろう。その辺を理解できない男に私はプリプリしている。そんな訳で居心地の悪さもあってか「今日は学校で採点してくるよ」とお出かけ遊ばした。そして私は更に追い打ちをかける「全く外面だけはいいんだから」