玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*武蔵美芸術祭

2014年11月03日 | 捨て猫の独り言

 市報の10・20号で「武蔵野美術大学芸術祭2014」が10・25で「第55回津田塾際」が11・14であることを知り、それぞれの日程を茶の間のカレンダーに書き込んだ。二つの学園祭が気になり始めたのは昨年からで、昨年は武蔵美を見逃し津田塾は見学している。26日の朝から武蔵美に出かけた。祭の3日間は駅を降りて会場に向う人で玉川上水の緑道は混雑する。

 会場入り口で受け取ったB5サイズのパンフレットは分厚くて120頁もある。私の楽しみは学生の作品を見学することだ。まず目についたのが、ゲストが講評したり、来場者の投票で選ぶ「展示大賞」という企画の展示だ。つぎは関東の5つの美大の学生団体による「五美術大学交流展」だ。この展覧会は武蔵美祭の期間中に毎年ここで開かれるという。

 学生の企画とは独立に、美術館・図書館では「コレクションハイライト・スウェーデンポスター」および「ポーランドのポスター・フェイスあるいはマスク」の二つの展覧会を無料で見学できた。これらの展覧会は9・8に始まり学園祭の最終日で終わる。ポーランド人による今村昌平監督の「ナラヤマ・バラード」邦題「楢山節考」など日本映画のポスターなども数枚あった。

 半円形の屋根をもち、キャンパス内でも一番高く聳えている建物が12号館といい、その地下に学生食堂があった。食堂は老若男女で混雑していた。硝子に向き合って外を眺める背の高い椅子の席でカツカレーをいただく。パンフの最後には作品展示者さくいんが「あいうえお順」に小さい文字でぎっしりと記されている。それらの作品をすべて見学するのは不可能である。

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2 コメント

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afc000554494@ind.bbiq.jp (今でも青春)
2014-11-09 11:41:58
 「武蔵野美術大学」は名前を聞いたことがあります。門外漢にはほとんど分かりませんが、先だって当地で「海老原喜之助展」がありました。
 知人にチケットをいただいたので、行きました。エビハラブルーというのもはじめて見ましたが、なかなかきれいなものでした。識者の方には先刻ご存知のことかと思いますが、樵の姿が描いてあったのが印象的でした。また、雪中行軍の絵もあり今までと違った美術展でした。
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海老原喜之助展 (捨て猫)
2014-11-09 12:48:30
コメントをいただいて、さっそくこの鹿児島出身の画家について調べて略歴などを知りました。武蔵美の学園祭でペン画を作成した女子学生に聞いたところ、夏休みの二か月を毎日20時間取り組んで完成させたと話してくれました。私が作品を鑑賞するのは作者の情熱を感じたいからだと思います。今週の12日には国立新美術館の「日展」を見学する予定です。この日だけは入場が無料です。
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