玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*鹿児島の温泉巡り

2020年10月22日 | 捨て猫の独り言

 帰省の時の定番は桜島港のすぐそばにあるマグマ温泉に行くことだ。ザビエル公園の近くのマンションから港までいつも歩いて行く。15分の間フェリーから桜島をたっぷり楽しむ。アトランタの孫たちは、ここの温泉施設で一泊したことがある。そのとき二人は浜に出てイルカの群れが泳ぐのを見ていた。

 ここの脱衣所のロッカーは古いうえに有料ときている。しかもべらぼうな値段だ。コインが戻るロッカーにできないものかと思うのだが、今年も改善されていない。こんな些細なことで観光客の印象が悪くなるのは大きな損失だ。桜島温泉は2日目で、初日は新川温泉に自転車で行った。市内にはあちこちに温泉(銭湯)がある。

 3日目は鹿児島在住の弟が車で案内してくれた。96歳の母と介護役の長女の4人でドライブだ。母は手押し車につかまって自力歩行する。行き先はどこかの温泉とリクエストした。母が0歳の私を連れて疎開していたという阿久根は少し遠すぎる。それならと弟は、いちき串木野市にある「冠岳温泉」と決めた。

 

 行きは日置市の「陳寿官窯」に立ち寄る。一度訪れたことがあるがその時の記憶は失われていて、初めて訪れた気がした。東シナ海の海岸沿いにある「江口蓬莱館」の場内で母の姿を見失う。館内食堂の順番待ち席で発見。母は昼食代の支払いを自分でするつもりだった。受付表の名前を消して外へ出る。冠岳温泉はいちき串木野市に2010年にできた。すべてに清潔感がありロッカーのコインは戻る。大自然を臨む露天風呂が素晴らしかった。遅い昼食のあと、帰りは内陸部の道を通る。私には初の「入来峠越え」の経験だった。

 

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