玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*クロガネモチの剪定

2018年12月24日 | 捨て猫の独り言

 柿はすべての葉を落とし、ヒヨドリやシジュウカラたちが高い枝の実をついばむために朝の7時前後にやってくる。あと残る5個ほどの実がなくなればその賑わいも終わる。私の落葉拾いは柿とハナミズキに始まり、常緑高木のクロガネモチの古い葉の落葉で一段落した。フキノトウもネリネも終わり、サザンカの紅の落花だけがあでやかだ。

 昼食にたびたび行く食堂がある。そこの席から民家の庭にあるクロガネモチとモッコクの高木二つが並んでいるのが見える。どちらも手入れが行き届いて、とくにクロガネモチの方は赤い実が鈴なりで、まるでクリスマスの飾りつけのように輝いている。その木の姿に刺激を受けて、庭のクロガネモチもなんとかならないだろうかと思い始めた。(理想のクロガネモチとモッコク)

 

 進んで庭木の手入れをすることはあまりなかった。言われてしぶしぶやる私の剪定はやみくもで、木を痛める結果になっていたような気がする。みごとな民家のクロガネモチの剪定の実際を機会あるごとに眺めて参考にし、本棚に眠っていた剪定の教科書も読んだ。今回は二度目となる芯止の作業も行った。太くなっている先端部分をチェーンソーで切り落とし、切り口にはトップジンMペーストを塗った。

 かなり思い切った剪定になった。職人さんが見たらきっと苦笑するにちがい出来栄えだ。まあ、これから剪定をくりかえして理想の姿にすればよい。その隣にモッコクの低木がある。これも初めて剪定を試みた。見渡すと、ウメの木が瀕死の状態であることに気付いた。ウメのウロを見つけ詰め物をと考えたが、その反対側にさらに大きなウロがあり、手当することは諦めた。これはアブラムシが発生した時に、あわてて無茶な剪定をしたのが原因だと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする