玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

日本は本当に駄目??

2010年04月08日 | ねったぼのつぶやき

 最近新聞・TVを見る限り、日本はあらゆる面が低調でありかっての勢いは全く見られない。政治は混迷を極めている。外国人には留学・就職先としての魅力が乏しいらしい。経済に至っては新興国に押されっ放しである。日本の若者は仕事にありつけず、低賃金・貧困にあえいでいる。それはオリンピックでのメダル数に顕著に現れていた。ワールドカップも思いやられる。これじゃ元気がでる訳がない。

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 と、嘆息しつつ朝刊を開いていたら「日本はダメか?」というコラムが目に入った。「あらゆる分野で日本の優位性を支えていた意思疎通の良さ、持ち場を超えた共働、目的を共有する相互信頼、切磋琢磨の風土など危機において発揮されるべき”人間の力”が弱まっている」と。しかしアジア諸国や新興国において日本は様々な魅力に満ち尊敬される要素をもっていると続いている。

 「自然の美しさや、清潔で味わい深い食文化、人情や誠実さ、治安の良さ、欧米文化を融合した民族文化の成熟、知識水準の高さや勤勉さを上げ、現に在る要素やエネルギーを収斂させ例えば環境、観光、技術開発等の分野でリーダーシップを」とあった。何れも我々にしてみれば通常のことであるが、国を離れてみれば日本人の特性として強く理解される。地域のNPOでささやかな一員を成しているが、大きな潮流にすべきエネルギーは最早湧きあがらない。

コメント (2)
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