玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

仏前の菜の花が伸びた

2007年03月08日 | ねったぼのつぶやき

 我が家の仏壇はお盆仕立ての簡便なものだ。小さな写真立てに揃って両親が普段着で納まりその前にガラス碗に線香を立て、お茶とほんの少しご飯を盛り、季節の花を飾る。毎朝お茶を代え手を合わせる。

 桃の花の飾りを終え、春の花に菜の花が加わった仏さん用の花に代えた。数日のうちに菜の花だけがズンズン伸びて来て、他の花とのバランスが取れないと思っているうちに、伸びすぎて途中から折れてしまっていた。

Bulob_046

 今まで色んな花を挿しているが、蕾が花開くことはあっても、茎まで伸びるといったことがあったかしら?ともかくその生命力には驚かされる。片隅の菜の花も花芽を出し始めた。程なく黄色の花で彩ってくれよう。若い花芽は柔らかく美味しいのでセッセと摘んで辛し和えでも作り生命力をいただこう。

 実はお盆仕立ての脇の開き戸には仏壇棚をしつらえてあるが、そこは卒業証書や免許証など学業関係の物入れになっている。又、その近くには家族のアルバムもしまっている。思えば実家でもそれらは仏壇の下に仕舞われていた。仏壇周辺は重要な場所で、御先祖様とその子孫を結びつける「要の場」といった意味合いがあるように思う。

コメント (3)
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