玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*南日本新聞

2007年03月04日 | 捨て猫の独り言

 私のパソコンの 「お気に入り」 に、故郷の新聞のホームページがある。そこの桜島定点観測カメラで桜島をリアルタイムで見ることを楽しみにしている。故郷は遠くにありて眺めるものとなった。トップニュースの見出しはいやがおうでも目に入る。ときおり死亡記事関連をクリックすることもある。

 昨年11月から、月に一度のテーマについて読者の投稿を募るコーナーができた。毎月第四土曜日に投稿された意見を集計して掲載する。11月=鹿児島は住みやすい?住みにくい? 12月=鹿児島の教育  評価できる?できない? 1月=亀田兄弟に共感する?しない? 2月=市町村合併  良かった?悪かった? 3月=プロ野球の未来 明るい?暗い?

 2月のテーマに対する集計記事には興味が湧いた。日置市の44歳公務員男性のいわゆる行政側の意見が中心にならざるを得ない。 「住民にできることはやってもらうスタイルに変更し、肥大化した行政組織を縮小しなければ維持できなくなろうとしている。いかに住民サービスを下げずに自治体を経営していくかの大きな課題に立ち向かう基盤が整った。実際の合併の成否は今後10年ぐらい先を見据えて検証する必要がある」 鹿児島ではその他に合併推進構想の対象都市として①大口市と菱刈町②加治木町と姶良町と蒲生町③川辺町と知覧町と頴娃町があるようだ。

 怨念の声はつぎの通り。 「都市中心の政策になっており、地方のいっそうの過疎化を危惧する」 「行事がなくなったり、規模が縮小された」 「合併後税金や保険料があがった」 「首長、議員が身近な存在ではなくなった」 「何も変わらないのに住所がむやみやたらに長くなり面倒」 面白いテーマが繰り出される割には集計記事は何か物足りない。困ったことにその原因について思い当たらない。心配しながらであるが、このコーナーいつまで続くか見守ることにしている。 

コメント (1)
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