玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

変化する病院

2005年02月19日 | 捨て猫の独り言
昨年8月に3週間ほど入院し、その後も週に一度の通院を48週続けなければならない。予防的治療で気楽なものだと言えば言えなくもない。、始めるべきか、経過観察に止めるべきか迷った。人間ドックの医師の、体力のあるうちが良いとのアドバイスに従う破目になった。

私の通い始めた、武蔵野赤十字病院(院長三宅祥三、消化器科部長泉並木)の近況報告をしたい。いろいろと前向きに前向きにの変化をみせてくれているからだ。診療録(カルテ)開示は、2000年4月から実施とあった。

私の入院中から話題に出ていたのは、元旦からの院内全面禁煙である。院内とは建物内は当然のこと、ロータリーや駐車場等屋外を含めた全域を指す。玄関入り口の最後の砦の喫煙室は、いまは物置小屋状態で人の出入りはなく、ひっそりとしている。今後何に変わるか不明だ。05年12月主治医以外の医師に相談する「セカンドオピニオン」の体制が整備された。現在の病状に対する診断や治療方針について、担当医師以外の(主に他の医療機関)医師に客観的な意見や判断を求めることだ。今後の運用面での展開が気になるが、その心意気や良しだろう。

もっと具体的な変化がある。プライバシー保護の観点からということで、可能な部署では、待合から中待合への呼び出しのマイクでの放送が、肉声に変わった。どれだけのプライバシー保護になっているのやら気になるところだが、病院が静かになった。採血場所を「処置センター」という。これまでは、部屋の5人分の採血台で衆目の監視の下で採血が手際よく行われて何の疑問も持たなかった。先日採血台がカーテンで囲われ6番にどうぞなどと呼び込んでいる。部屋が狭く感じられる。採血場面を隠しているのだ。なんとその1週間後にも変化があった、これまで素手で作業していた採血者が一人一人に対して使い捨て手袋を採血のたびに取り替えているのだ。これには、そこまでやるのかと驚いた。これまでのことは何だったんだろう。半年のうちにこれだけの変化を目撃した。

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