玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

思い出の曲

2005年02月07日 | 捨て猫の独り言
自分で言うのもなんだが、私には記憶する能力がまるでない。まえまえから、気づいてはいた。

たとえば、40年前、高校時代に、一緒に下宿していた友人が、夕食にはいつも春雨をまぶした、おかずが出て、隣は内科の個人病院で、窓越しに住み込みの看護婦さんをからかっていた事などを、最近語ってくれた。それでも私の記憶装置は、白紙の状態で生活のほとんどが記録されていない。消極的生活態度だけでは片付けられない記憶力のなさである。世の中には、記憶力のよい人がいるものだと、時々に思う。


たしか、バブルの絶頂の頃だった。

駅前の商店街の盆踊りのど自慢大会に、飛び入りで参加した。酒は、入ってなかった。小学生だった2人の子供のうちのどちらかを連れていた。

すさんだ大学生時代の生活のなかでの愛唱歌、アカシアの雨がやむとき、を堅気になった現在の自分をいとおしみながら、やぐらの上で思い入れたっぷりに歌った。

夏の風がここちよかった。

そのとき、2位に入り、バレーボールの賞品を頂いた。1位の人の曲目は記憶にない。

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