高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

埋蔵金を追って日光にとぶ(その10:陽明門)

2010-02-09 11:06:59 | 地理

【陽明門】

日本の誇る世界遺産だけあって、ほとんどの建物が国宝か重要文化財である。その中でも国宝の陽明門には圧倒される。陽明門を飾る彫刻の数は508体で、いずれも当時の技術の最高傑作がつぎ込まれている。その中に子供の彫刻が、二階欄干の重要な部分に9体並んでいる。
画像の5段目に、観光客が陽明門を見上げる画像があるが、上部に6体の彫刻が見える。子供たちが遊べる「平和」を表わし、その中でも中央は、水瓶に落ちた友達を救うのに、大切な瓶を割って助け、生命の大切さを教える彫刻である。この画像に写ってないが、書物を読む彫刻は右隅にあり、勉学よりも命がいかに大切かを教えている。
「完成した瞬間から崩壊が始まる」という故事から、わざと未完成の部分として柱の紋を1本だけ逆にし、未完成の部分を残している。
ところで、陽明門の両側に武人がいるが、一般には随身像と呼ぶようである。袴のあたりを見ると、菱形と葵と違う紋に気付くが、これは明智一族の桔梗紋である。しかもおそれ多くも、家康の干支の寅を腰掛けている。今の東照宮を建立した家光の乳母の春日局は、明智一族であるし、日光造営に深く係わる謎の多い南光坊天海も明智一族と伝わる。いろは坂を登る途中に天海が名付けた明智平もあり、こちらも埋蔵金と同じように謎が多い。


(もう一度境内を確認、国宝陽明門はどこ)

 
(いよいよ中核部へ入る)   (急いで御水舎も後回し)

 
(鳥居の先に陽明門が見える) (立派なコウヤマキも一瞥だけ)


(これぞ日光東照宮の陽明門、別名は日暮門!)

 
(きらびやかな彫刻に見入る) (二階欄干の右端に本を読む彫刻)

 
(欄干の中央は瓶割の彫刻)  (陽明門の右を守る武人)

 
(左の武人の膝の紋に注目)  (1本だけが魔除けの逆柱)

(日光)
コメント (6)
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