私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

2018年、2022年と見に行き、2023年は巣が崩れてしまったらしく、今年は隣の岩で抱卵中だった。

2010年12月31日(金)北浦

2010年12月31日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2010/12/31(金)13:39-13:54【天気】晴れ曇り
【場所】美里町北浦田圃
【種名】シジュウカラガン8,マガン3万+,ハクガン1(1科3種)
【メモ】ここのところ,三本木パーキングで降りて鳴瀬川を渡り,北浦を通って小牛田と実家を往復することが多くなった。この日は年の暮れに帰る途中,みやぎ総合家畜市場向かいの広大な田圃にマガンが降りていた。道路近くに群れがいたので,ちょっと戻って双眼鏡で見ると(別に見なくても近くにいるのだが),そこから一反歩離れた田圃にシジュウカラガンの小群がいるのがわかった。おそらく40数羽の群れの一部だろうと思って,その近くを双眼鏡で見たが,何しろ軽く3万羽はいるだろうという大群がずっと向こうの田圃まで展開しているのを見て,探すのも諦めた。そのうち,畦道を軽トラックがやってきて,大群が一斉に飛び立った。東の方の群れを見ると,白い点が飛んでいるのがわかった。例のちょっと大きめのハクガンに違いないと写真を撮ったが,何しろ遠すぎた。後で写真を見ると8羽はいたようだ。緑の足輪を付けているのが1羽いた。
【写真】
  
■田圃で採餌,休息するシジュウカラガン/8羽は確実にいる。緑の足輪が1羽/8羽の群れ
  
■飛び立つマガンの大群。/雪景色の田園風景を背景に飛ぶマガンの群れ。北海道の風景とはまた違う風景だ。/ハクガン


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2010年12月30日(木)蒲生海岸

2010年12月30日 | 蒲生海岸
■2010/12/30(木)13:05-13:34【天気】曇り
【場所】蒲生海岸
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コクガン5(成2幼3),オシドリ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,オオバン,ミヤコドリ幼羽1,ユリカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,モズ,ジョウビタキ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科35種)
【メモ】低気圧が通過し,海は大荒れだった。ユリカモメやミヤコドリがいつもいる導流堤近くの砂浜には犬を連れた人がいたため,ユリカモメの大群は海岸の浜の方にいた。導流堤が終わるあたりの砂浜でコクガンのファミリーが羽繕いをしたりして休息していた。ミヤコドリも近くで背眠している。浜のユリカモメの大群の中にはカモメの第1回冬羽やオオセグロカモメが混じっていた。帰る途中に一通り導流堤から七北田川を見ると,マガモの群れの中にどういうわけかオシドリ♀が1羽いた。七北田川河口ではけっこう珍しい方だ。今日は,コクガンのファミリーも見ることができたし,ミヤコドリも息災なようなので安心した。
【写真】
  
■コクガンのファミリー,ミヤコドリ,ユリカモメ,マガモ,ヒドリガモ♀/コクガン幼羽とユリカモメ/飛翔するコクガン。
  
■一列に並んだコクガンの親子。先頭と一番最後を親鳥が守っている感じだ。/ミヤコドリ幼羽/七北田川河口に浮かぶオシドリ成鳥♀


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2010年12月30日(木)自宅餌台

2010年12月30日 | 庭に来る鳥
■2010/12/30(木)14:31-14:37【天気】曇り雪
【場所】自宅庭
【種名】シメ1(1科1種)
【メモ】今日の午後,ふと庭の餌台を見るとシメが来ていた。昨年は2月初旬に来て5月初旬に去っていったので,年内から観察できたのはよかった。湿雪の小さなかたまりが空からたくさん降ってきて,いかにも寒そうな光景だったが,小屋根のある方の餌台からしきりにヒマワリの種を口に入れては,こちらを見るので(要するに警戒して),写真は撮りやすかった。それでもサッシを40cmほど開け,カーテンの上から柱にレンズをしっかり付けてぶれないようにしたが,シャッタースピードがISO200で1/40だったので,1段下げて撮影したらちょうどよかった。ISO400(6枚目の写真)ではやはり粒子が荒れるのでよくない。今年はミカンが高くて,ヒヨドリやメジロに半分に切って枝に刺してやるのも,ちょっと間が開く。ツグミが食べていたピラカンサスの赤い実と黄色い実はすっかりなくなっている。出勤する車の脇にピラカンサスがあるので,朝,車に行くたびにツグミがばたばた飛んでいくのもおもしろい。毎朝寒くて,所在なげに餌台で自分を待っている(というか餌を待っている)キジバトもなかなか趣がある。
【写真】
  
  
■ヒマワリを食べに来たシメ。大きいヒマワリをものすごい勢いで口に放り込んで食べていた。


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2010年12月29日(水)新松川浦漁港,新地漁港,釣師浜,磯浜

2010年12月29日 | 磯浜漁港
■2010/12/29(水)8:48-10:54【天気】晴れ
【場所】】新松川浦漁港,新地漁港,釣師浜,磯浜
【種名】ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,シロチドリ,ミユビシギ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,イソヒヨドリ,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(12科26種)
【メモ】比較的早い時間に行ったが,松川浦漁港では水揚げが終わった後だった。漁港にはあまりいなかったので,原釜尾浜海水浴場の砂浜に行ってみた。小川が注いでいるところがあるので,大型カモメ類が集まっている。オオセグロカモメがほとんどだったが,セグロカモメも1羽いた。セグロカモメもというと関東以南の方ではセグロカモメの方がオオセグロカモメより多いようなので,どういう意味と言われそうだが,こちらはオオセグロカモメが圧倒的に多いのである。北海道に行けばシロカモメだらけだが。新地漁港ではカモメが船揚場にいて,じっとしていたので近寄って撮影した。釣師浜はあまり個体数は多くなかったが,オオセグロカモメとワシカモメの群れに混じって1羽ミツユビカモメの成鳥冬羽がいた。釣師浜で撮影していた時,ダイヤルが不用意に回って(時々ある。EOS60Dでは改良されているが。),1/200になっていた。かなりいい写真が撮れていたはずなのだが,みんなぶれていたのは残念だった。写真はぶれがかろうじてないものを掲載してあるがせっかくのミツユビカモメがだいなしだった。
【写真】
  
■足の色,嘴の色,黒斑からおそらくカモメ第3回冬羽/カモメ成鳥冬羽/ユリカモメ成鳥冬羽
  
■ウミネコ成鳥冬羽/セグロカモメ第1回冬羽
  
■セグロカモメ第1回冬羽,飛翔識別用/ワシカモメ成鳥冬羽
  
■ミツユビカモメ成鳥冬羽


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2010年12月29日(水)鳥の海

2010年12月29日 | 鳥の海
■2010/12/29(水)11:38-12:09【天気】
【場所】鳥の海
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ++,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,スズガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(14科34種)
【メモ】特にいつもの通りだったが,打ち寄せる波と遠くまで続く防潮堤上のマガモやカワウの大群の壮観さ,それに背景の蔵王(あまり見えなかったが)やその前景の山々の美しさは,鳥の海の独特の風景だ。カンムリカイツブリが水門で2羽,漁港で1羽,近くにいたので撮影した。それぞれ,夏羽に向けて準備中というところだが,段階が違うのがおもしろかった。
【写真】
  
■水門の2個体と漁港の1個体。夏羽への準備は2番目が早く,1番目,3番目の個体と続く。
  
■漁港にいたこの個体が一番換羽が遅いようです。


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2010年12月26日(日)新松川浦漁港,新地漁港,釣師浜,磯浜

2010年12月26日 | 磯浜漁港
■2010/12/26(日)11:58-13:22【天気】晴れ
【場所】新松川浦漁港,新地漁港,釣師浜,磯浜
【種名】ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,シロチドリ,ミユビシギ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(7科19種)
【メモ】漁港はちょうど水揚げが終わり,ほとんど片付いた状態だったが,まだ落ちた魚を食べている大型カモメがたくさんいた。その中に,カナダカモメには絶対見えないが,やたら小さく足の短い二等辺三角形頭のカモメがいた。見たところオオセグロカモメ以外の何者でもないが,ご教示をお願いしたところ,オオセグロカモメの極小個体と言うことで納得した。メス型よりもさらに小さく本当に短脚だ。新地漁港にはちょうどウミウとカワウがいて,背中の羽色が比較できた。釣師浜から磯浜にかけてクロガモの群れがいた。その中に例年のことだがシノリガモが混じっていた。
【写真】
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽極小個体。足の長さ,嘴の細さ,頭の形が特徴。/オオセグロカモメ第1回冬羽メス型個体。これは小さい分。
  
■奥が普通のオオセグロカモメ第1回冬羽。真ん中が極小個体。手前が小型個体/オオセグロカモメに追われるカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽の典型的個体。ずんぐりしていてブラウンの瞳。
  
■オオセグロカモメ第4回冬羽/ワシカモメ成鳥冬羽/クロガモの群れ。シノリガモ♂1。
  
■カワウ。背の色が茶褐色/ウミウ。背の色が黒緑色。


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2010年12月23日(木)十三浜~戸倉海岸

2010年12月23日 | 南三陸漁港
■2010/12/23(木)11:35-14:30【天気】曇り時々晴れ
【場所】十三浜~戸倉海岸
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コクガン,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チュウヒ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,タイミルセグロカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,カワセミ,ヒバリ,ハクセキレイ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科54種)
【メモ】相変わらず,カモメを期待して南三陸漁港巡りをした。波が荒い日で,コクガンの幼鳥が漁港の防波堤に避難していて,カモメの群れと一緒にいた。相川,波伝谷は潮の時間帯が悪く,カモ類やカモメ類は少なかった。かろうじてタイミルセグロカモメの第1回冬羽がいたくらいだった。
【写真】
  
■十三浜北上川河口付近。ここから見える範囲だけで約25種以上観察できる。/カモメ第1回冬羽と幼羽。同じ年生まれだが換羽の違いがある。
  
■ワシカモメ第4回冬羽。羽衣はほとんど成鳥冬羽と同じだが,嘴に黒い部分がかなり多い。/コクガン幼鳥。羽縁が白い。
  
■タイミルセグロカモメ第1回冬羽,オオセグロカモメ第4回冬羽,オオセグロカモメ幼羽~第1回冬羽/オオセグロカモメ第2回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽から夏羽移行中。雨覆や風切羽はフレッシュな新羽だが,目の周りを中心にまだ冬羽が残っている。
  
■ヒドリガモ♂/オオバン/イソシギ成鳥冬羽


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2010年12月19日(日)仙台湾クルーズ

2010年12月19日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/12/19(日)12:38-14:00【天気】快晴
【場所】仙台湾(M.S.きそ仙台湾クルーズ)
【種名】ユリカモメ++,オオセグロカモメ+,シロカモメ第1回冬羽1,カモメ+,ウミネコ++,ミツユビカモメ+(1科6種)
【メモ】仙台湾のカモメ,海ガモ類を観察したいと思い,フェリーに乗った。出港してから40分花渕浜沖(38.2368N,141.1104E)からミツユビカモメが現れ始め,大高森沖(38.2191N,141.2023E)では見える範囲での最大個体数28を観察した。この海域は,ウミネコ,オオセグロカモメも多かった。フェリーは13:38田代島や網地島が見える辺り(38.2049N,141.2855E)でUターンし,仙台港に向かった。田代島沖には,カモメ類の大群が遠望できたが,種類はわからない。おそらくウミネコやオオセグロカモメだろう。ここで,シロカモメ第1回冬羽1羽とミツユビカモメ成鳥冬羽1羽がフェリーに接近し,ミツユビカモメはレーダー辺りでホバリングし,止まる感じだったが,結局飛んで行ってしまった。近くの海上にはユリカモメ,ウミネコの大群が浮かんでいた。その後は数は少ないものの,ミツユビカモメが時々観察できた。
 以前,苫小牧からフェリーで帰ってくる時,この海域でミツユビカモメを見たことがあったし,また岩沼沖でも海上にミツユビカモメを見たことがあったので,冬季は仙台湾にミツユビカモメがいるということなのだろう。今回のクルーズでは,トータルすると50羽以上は観察できた。
【写真】
  
■仙台港を出港/ミツユビカモメ。背景は石巻工業港。/シロカモメ。進行方向からデッキの上の近くを低空で飛んできたので逆光でピントも合わなかった。
  
■フェリーに近づいてきたミツユビカモメ/ウミネコとユリカモメ。ユリカモメはけっこう海岸部にいる印象だったが,かなり沖にもいた。


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2010年12月12日(日)南三陸漁港巡り

2010年12月18日 | 南三陸漁港
■2010/12/12(日)10:01-13:17【天気】晴れ時々曇り
【場所】十三浜~相川漁港~波伝谷漁港~相川漁港
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,アオサギ,コクガン39,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ミサゴ,トビ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,キジバト,カワセミ,ハクセキレイ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科41種)
【メモ】今シーズン2回目の南三陸漁港巡り。お目当てはカナダカモメに決まっているのだが未だに会えず。今回も空振り。
 さて,追波川堤防下は釣り人が多く,カモ類はいつもいる場所より,下流の方にいた。十三浜はサーファーが大勢いて,いつも2つの小さな川の河口付近にいるカモメ類が全然いなかった。アメヒ♂は2008年からこの漁港で見ているが,同じペアだとすれば,メスは完全にアメヒではない。コクガンは最終的に39羽ほど数えた。数的にはまだまだ少ない。ここは浜が非常に狭いが,人がいない時などはコクガンが浜に上がって休んでいるところだ。今日はオオワシはいなかったし,お目当てのカモメ類は,そもそも数が少なかった。カワセミが川を行ったり来たりして,すぐ近くに止まったが,露出オーバーだったので掲載しなかった。ここはサケが遡上しているので,餌が豊富でカモメ類やカモも群がって(互いに争い,牽制しつつ)食べている。
【写真】
  
■十三浜のカワウ/アメリカヒドリのペア/イカルチドリ。後ろはイソシギ。
  
■防波堤近くで採餌していたコクガンペア。/志津川湾を飛ぶコクガン/スズガモ
  
■イソシギ冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽 虹彩は薄黄色。眼瞼は橙赤。虹彩の模様が美しい。まるで宝石のようだ。
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽(後ろも)/ワシカモメ成鳥冬羽/アメヒ成鳥♂とヒドリガモ成鳥♂
  
■アメヒ♀でないアメヒ♂のペア/採餌するアメリカヒドリ♂/アメヒとアメヒでないペア(キャプションが長くなってしまう)


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2010年12月18日(土)自宅餌台

2010年12月18日 | 庭に来る鳥
■2010/12/18(土)8:42-8:52,14:34【天気】晴れ
【場所】自宅の庭
【種名】キジバト,ヒヨドリ,カワラヒワ♂,スズメ(4科4種)
【メモ】6時に起床し,新松川浦漁港の水揚げに間に合うように行くつもりだったが,寝坊してしまった。リビングのカーテンを開けると,庭ではいつものように昨日までの残った餌や地面の餌を小鳥たちが食べていた。キジバトは1羽だけで,何やら寒そうにぶるぶる震えている。餌をやるとやにわに食べ始めたが,連れ合いが今日はいなくて寂しいのか,今ひとつ動きが活発でなかった。ちなみに連れ合いは警戒心が強く,よく逃げる。カワラヒワたちがここ数日様子伺いをしていたが,ガラス越しに人がいてもあまり警戒することなく,地面で採餌するようになってきた。そこで,重いサッシを30cmほど開けて写真を撮った。朝はシャッタースピードが遅いので,ほとんどがぶれてしまう。特に餌を食べる時の首や頭の動きはどの小鳥も速く,キジバトの小刻み上下首振りもなかなかの速さだ。
 年末になり,徐々に雪が降る回数が多くなり,寒さが厳しくなっていくと,他の小鳥たちもやってくるようになる。そのうちすっかり慣れてしまうのだが,少しずつ種類が増えたり,慣れていくのが,また楽しみなのだ。
【写真】
  
■今日の朝は,もう昨日の残りを食べて満足したのか,餌をあげても餌台に上がらず,地面で採餌していた。後は地面でじっとしていたり,帰宅するといつものモミジの枝に止まっていて,木の下から見上げても,2階の書斎から見ても,羽繕いをしていた。途中,どこかには行っているのだろうが,自分の住処のようになっている。
  
■スズメは全部ぶれていて,かろうじて止まっているのがこの1枚。/カワラヒワの♂。今日は5羽来ていた。モミジの枝で待機し,そこからさっと降りてきて餌台周辺で採餌している。ヒマワリの種が得意。


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2010年12月18日(土)釣師浜,新地漁港,松川浦漁港,山元町海岸

2010年12月18日 | 磯浜漁港
■2010/12/18(土)10:27-12:48【天気】晴れ
【場所】釣師浜,新地漁港,松川浦漁港,山元町海岸
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,オオバン,シロチドリ,ミユビシギ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科39種)
【メモ】釣師浜にはワシカモメ成鳥冬羽6羽,第1回冬羽1羽がいた。このフィールドで一度に7羽のワシカモメは初めてだ。帰りの鳥の海の堤防にも2羽の成鳥冬羽がいたので,集団で南下してきているのかもしれない。新地漁港の船揚場にはミユビシギが1羽いて,波打ち際の海草が繁茂するところで採餌していた。他にはカモメ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,それにスズガモが群れになって何か餌をあさっていた。新松川浦漁港は特にこれといった種類はいなかった。帰りに,山元町の海岸線沿いにクロガモの状況を見に行った。個体数はやや少ないが,例年通りの分布状態だった。
【写真】
  
■新地漁港の船揚場のミユビシギ冬羽。今日は1羽しかいなかった。
  
■スズガモ,オオセグロカモメ,カモメ,ユリカモメ/セグロカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽
  
■同じオオセグロカモメ第1回冬羽だが,一方はだいぶ擦れて白くなっている。/ワシカモメ第1回冬羽
  
■ワシカモメが5羽/ワシカモメが3羽/大波が打ち寄せてきて,渚のカモメたちは慌てて逃げる。ワシカモメが3羽(第1回冬羽を含む)
  
■3枚目はワシカモメ成鳥冬羽とワシカモメ第1回冬羽

■山元町の海岸のクロガモの群れ。波がとても高かったが,砕ける波のところにはいつもおらず(当たり前なのだろうが),上手に波乗りをしていた。


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2010年12月11日(土)自宅餌台

2010年12月13日 | 庭に来る鳥
■2010/12/11(土)10:27-10:37【天気】晴れ
【場所】自宅の庭
【種名】スズメ(1科1種)
【メモ】今シーズン最初のリビングからの撮影。ツグミ,キジバト,ヒヨドリ,スズメ,カワラヒワ,シジュウカラが今日までに来ている。 カワラヒワとシジュウカラは,現在様子見という感じで,慣れてくれば普通に見られる。シメとヤマガラ,メジロはまだ見ていないがそのうち来るだろう。
 起床してからリビングのカーテンを開けると,すでに庭にはスズメが餌台周辺で落ちた撒き餌を食べている。自分の庭以外のいろんな落ち葉がそのへんに散らばっているのも冬ならでは。キジバトが縁台すぐ近くを首を上下に小刻みに振りながら餌を食べているのもなかなかおもしろい。
【写真】
  
■個体識別はさすがに不可能。毎朝30羽程度は来ている。


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2010年12月4日(土)蒲生海岸

2010年12月13日 | 蒲生海岸
■2010/12/4(土)11:6-12:8【天気】晴れ
【場所】蒲生干潟,七北田川河口
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ♀,ミサゴ,トビ,オオバン,ミヤコドリ幼羽1,イソシギ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,モズ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(16科36種)
【メモ】今シーズンは,蒲生干潟のミヤコドリ飛来回数及び総個体数が,自分が知る限りでは過去最高だった。何しろ1975年から昨年まで1シーズン最大幼鳥1羽しか観察したことがなかったし,成鳥羽の観察は蒲生では初めてだ。
 この日は低気圧が通過した後だったので,海はかなり荒れていて,さすがのサーファーもいなかった。ミヤコドリも見られないかと思ったが,ユリカモメの群れの後ろの方でしきりに採餌していた。
 今いる個体は上嘴が下嘴より長い。また,嘴の先が通常より細いせいか,クワガタムシのように嘴をクロスさせているのも見た。まるでイスカの嘴がやたら長くなったようなものだ。採餌にはそれほど支障がないらしく,導流堤内側の干潟で盛んにイソシジミを食べていた。貝殻もかなりの数があるが,2ヶ月ほど逗留しているということは,まだ餌がたくさんあるということなのだろう。
 ところで,今シーズンはカモメの個体数がやや少ない感じがする。釣師浜,蒲生,南三陸漁港・河口でもあまり多くはない。飛来するのが遅れているのかもしれないが気になるところだ。
【写真】
  
■オカヨシガモが何羽か休息していた。南蒲生では水路でよく見られる。/大波で一斉に飛んだ後,また砂浜に戻ってきた。ところがランディングする場所に,また大波が来て,ミヤコドリの足が半分ほど海中に入ってしまった。そこで慌てて羽ばたいて脱出したが,バランスを崩して目の前にいるユリカモメに足をひっかけてしまった。
  
■それで,体重がユリカモメにかかり,二本足のユリカモメはたまらずバランスを崩して前に倒れるわけだが,非常にもミヤコドリはわざとかどうかはわからないが,片足でユリカモメの頭を踏み台にして,バランスを取るという挙に出たわけである(そうかどうかは本人に聞かねばわからないが)。その後,ミヤコドリは悠然と渚からレンズを向けている自分の方に向かってきたというわけだ。
  
■干潟で採餌するミヤコドリ/ユリカモメとウミネコの飛翔


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2010年12月5日(日)蕪栗沼東側田圃 ハクガン

2010年12月09日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2010/12/5(日)14:45-15:06【天気】晴れ
【場所】蕪栗沼東側田圃
【種名】マガン,ハクガン(1科2種)
【メモ】特に何か期待するわけでもなく実家から帰る途中,いつもあまり群れが入らない広い田圃に,2,3千羽ほどのマガンの群れが展開していた。その群れの真ん中の一番前にハクガンを見つけた。というか誰でもわかるのだが。そこで水路を挟んで道路と並行している広い畦道に車を乗り入れてゆっくり群れに近づいていった。最終的には15分ほど見ていたが,最後にあと2mほど移動すればハクガンが順光になる位置で飛ばれてしまった。12月の午後3時近くなので光線はすでに薄い橙色になっていた。斜光になると,どうしても羽色が変わってしまったり,輪郭が甘くなってしまう。それはそうとして,最初に見た時,周りのマガンより確実に大きいなと思ってはいたが,かといってそんなに極端に大きくもないし,顔も普通だし,ちょっと違和感があったのは,伸ばした時の首がハクチョウみたいに長いのと,全体的に小型のハクチョウのフォルムという感じがした。家に帰ってからSさんにメールを書いたら,オオハクガンかもしれないし,大きいハクガンかもしれないということだったので,改めて,ウェブで調べてみたが,下の写真のコメントにも書いたが,とりあえず大きい亜種ハクガンということにしておくのが無難だろう。なお,亜種オオハクガンの識別に参考にさせていただだいたのは,次のサイトである。  
  GREATER SNOWGOOSE DEMOGRAPHIC STUDIES
【写真】
  
■確かにマガンより大きいことは大きい。
  
■順光だと背,雨覆,初列以外の風切は白いが,写真のように斜光では薄灰色に見える。この段階ではオオハクガンかどうかは判別しがたい。嘴もそれほど太いとは言えないし。
  
■順光になるようゆっくり車を移動し,さあこれからじっくり観察という時に飛ばれてしまった。大きさの比較ということで2008年12月伊豆沼2工区のハクガンを引用。
  
■この3羽の個体は,マガンとほぼ同じかやや大きい。しかし,上記のハクガンの方がやはりずっと大きい感じがする。ただし,嘴の形状・大きさや,頭部から嘴までの長さは3羽の亜種ハクガンとそう変わらない。
  
■採餌するマガンの群れ。様々な年代の個体。
  
■採餌するマガン/群れの中に初列風切が白いマガン


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2010年11月14日(日)釣師浜

2010年12月01日 | 磯浜漁港
■2010/11/14(日)12:05-13:04【天気】曇り
【場所】釣師浜
【種名】カンムリカイツブリ,クロガモ,トビ,シロチドリ,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,スズメ,ハシボソガラス(7科11種)
【メモ】曇りの日だったが,カモメはこれくらいの天気の方が羽色がそのまま出るので行ってみることにした。到着すると,ちょうど群れが浜と河口にいた。浜を散歩する人がいると群れがいなくなってしまうので,ほっとした。いつもは余裕をもって堤防から群れのだいたいを見て浜に行くのだが,今日はチャンスを逃さず,すぐに浜に行った。最初にカモメが警戒しない距離にいて,しばらく観察する。それからおもむろに少しずつ立たないで移動する。手には腰掛用の流木を持参する(笑い)。そして,少しずつ間合いを詰め,いつの間にかカモメの群れと3m,4m位の距離まで接近している。この過程で,けっして自分は彼らには関心がないことを感じ取らせる必要がある。そうすると,すぐ近くで鳥たちがいろいろな行動をするのを目視することができる。もちろん,人がいてレンズを向けてシャッターを切っているのだから,警戒+プレッシャーを感じていないはずはないが,無害とわかれば,人にはお構いなしだ。
 さて,今日は先週いなかったカモメとワシカモメがいた。セグロカモメの第2回と第1回冬羽もいた。第1回は先週の個体とは別個体だ。今シーズンはまだシロカモメとタイミルを見ていないので,次回以降に期待がかかる。
 ところで,それまで河口で盛んに水浴びし,浜で休息したり羽繕いをしたり,ヒトデや流木,小さなプラスチックボールなどで遊んでいた大群が,どの種類の声かわからないが,一声で一斉に飛ぶことがある。結局また戻ってくるか,浜の中間地点の渚付近に降りるちなみに,海の見える喫茶店の「ラハイナ」(「よっちゃんの店」)で,ピザなど食べながら見ていると,何でもないのに一度は必ず飛ぶ。その光景はとても美しい。行くたびに海の色や波,風,光線が異なる。印象派風の空と光を背景に飛ぶカモメたちの姿はとても美しい。
 今日の海は,比較的近い所にカンムリカイツブリが群れでいたり,磯浜寄りにはクロガモの群れが渚に近い場所に浮かんでいるのが見えた。そうこうするうちに1時間が立ち,これ以上いても他の種類は飛んできそうにもなかったので帰ることにした。
【写真】
  
■セグロカモメ幼羽。白と,より黒っぽい焦げ茶の境が明確な羽のパターンで,シンプルで美しい。
  
■ワシカモメ成鳥冬羽/ウミネコの飛翔,中央奥にカモメ幼羽がいる/カモメ幼羽
  
■ユリカモメ成鳥冬羽/セグロカモメ第2回冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽移行個体

■カモメ第1回冬羽。カモメは第1回冬羽から肩羽は灰褐色になっている。


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