私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2023年9月29日(金)大沼

2023年09月30日 | 大沼・赤沼

■2023年9月29日(金)8:21-8:43【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500,EOSR5+RF16, EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】赤沼・大沼
【種名】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、シマアジ、トモエガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ツルシギ幼羽から冬羽移行個体3、トビ、ノスリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、スズメ(10科23種)
【メモ】今週は遅番で、赤沼にタシギやムナグロ、ノビタキなどが出ているようなので、天気もいいし、出勤前に寄ってみた。しかし、カモは一通りいたが、シギはツルシギ3羽のみで、他は見えない。アメリカウズラシギもウズラシギも今シーズンまだ見ていない。赤沼のカンムリカイツブリの幼鳥は1羽はいたが、きょうだいや親は大沼に行ったのか、1羽だけ取り残されていた。まだトラ模様が残っていて、潜ってもすぐ出てくる有様で少し心配になった。大沼に行くと、ツルシギがまた1羽いたので、赤沼の2羽と合わせると3羽ということになる。
また、今日は満月で中秋の名月ということで、仕事が終わってから松島方面に行き、雄島から引き返して蒲生で撮影して帰宅した。この写真もおまけで掲載しておく。
【写真】


  
赤沼のツルシギは一方が冬羽が少し多く、全体的に白っぽく見えた。/オナガガモの数がとても増えてきた。ハシビロガモ。
  
コガモ、トモエガモ、オナガガモ/赤沼のツルシギ/カンムリカイツブリ幼鳥
  
大沼のツルシギ幼羽/鹽竈/雄島
  
雄島/蒲生
  
蒲生



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2023年9月16日(土)蒲生海岸

2023年09月27日 | 蒲生海岸

■2023年9月16日(土)8:11-10:00【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】蒲生海岸、蒲生干潟
【種名】マガモ♂エクリプス、カルガモ、ホシハジロ♂エクリプス、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、セイタカシギ幼羽1、アカアシシギ幼羽1、キアシシギ幼羽4、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ(9科17種)
【メモ】今シーズンの9月は、とにかくしっかり休みの時には、大沼-蒲生ー閖上ー鳥の海を周ってシギチをカウントしようと決めていたので、いないのもデータになると昔から思って、蒲生にやってきた。河口に目をやると、ホシハジロのエクリプスが1羽いて、もう少し嘴が大きく長く頭から嘴にかけて像のようだったら、オオホシハジロになるのにとか意味不明の事を思いながら、干潟に行くと、キアシがいて、アカアシがいてセイタカシギがいて、終わりだった。というより、この日は県支部の探鳥会で、キアシ、アカアシ、セイタカシギがいるのを皆さんにご案内できてよかった。河口の方はどうかと聞かれたが、オオセグロカモメの一団とホシハジロはいなくなっていたので、何もいませんと電話したところ、皆さん引き返されたようでした。探鳥会で初めての方もいらっしゃると思うので、自分が大学野鳥の会の初心者時代を思い出し、赤、黄、あしなががいたら、十分感動ものだと思いました。
【写真】※あまりいなかったので普通は載せないものを載せています。
  
コサギ/ホシハジロ♂エクリプス。嘴が黒い。
  
チョウゲンボウが飛び回っていた/アカアシシギ幼羽/セイタカシギ
  
ハママツナの群落(9/17撮影)/波打ち際に落ちていてきれいだった/キアシシギ幼羽。9月の何日だったか、それまで成鳥ばかりだったのが、次の日から幼鳥ばかり見た日になった。


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2023年9月15日(金)鳥の海

2023年09月27日 | 鳥の海

■2023年9月15日(金)13:21-13:39【天気】薄曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鳥の海
【種名】カワウ、ホウロクシギ幼羽1、キョウジョシギ幼羽1、ウミネコ、オオセグロカモメ第1回冬羽1、ハヤブサ若鳥(4科6種)
【メモ】そろそろ、干潟もいい具合になったかと思い、おいかわでシーフードカレーを食べ、釣師浜でオオセグロカモメの一団を見て、戻ると、何と潮がすっかり上がってしまっていた。いったん潮が上げ始めると非常に速いので、一気に来るのは分かっていたが、黄色い家の前の干潟もすっかりなく、いつも歩く干潟も満水で、仕方なく防波堤脇の干潟に行って見ると、ここもほぼ満水状態だが、若干、砂浜が残っていた。いつもシギチがいる場所にはオオセグロカモメ第1回冬羽が1羽いるばかり。がっかりしていると、手前の方に小さいシギチがいてキョウジョシギ幼羽だった。ところが、ふと気が付くと、ちょっと離れたところにホウロクシギ幼鳥。なぜ、気づかなかったのかと不思議に思っていると、ハヤブサ若鳥が海岸の方を飛んで、温泉の方へ飛んで行った。これが関係していたのかと思った。そのうち、キョウジョシギとホウロクシギが目の前を旋回し始めて、何度か降りてはまた飛ぶのを繰り返し、最後は駐車している方に近い砂浜に降りて採餌を始めた。あとは邪魔しないように遠回りに浜を歩いて車に戻ったが、2羽とも潮が上がって、だいぶ狭くなった砂浜でカニをしきりに食べていた。
【写真】
  
キョウジョシギ幼羽
  
ホウロクシギ幼羽のランディング
  
尾羽の両外側が旋回の時やランディングの時、他の尾羽と離れて過度にひらめいていた。
  
最後はすっかり畳んでいた。尾羽が損傷しているのかと思ったが、そうでもなかったのか。


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2023年9月24日(日)蔵王馬の背

2023年09月24日 | 宮城蔵王

■2023年9月24日(日)7:45-8:50【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】蔵王馬の背
【種名】カケス2(1科1種)
【メモ】そろそろ、アトリとか渡らないかなと思い蔵王に行った。寝坊した上に、駒草平でトイレに行ったら、その後ゲートまで遅い車がいて、何とハイライン料金所到着が、7時31分!別に、お金を払うのがもったいないわけではないが、いつもその前の時間に通過していたので、係員の方に話を聞いたら、紅葉じゃなくて茶色になって枯れているとの話。猛暑は馬の背までだったから、そういうことになっているのだろうと思った。レストハウスに着くと、あれ?山の風景がこの前来たのと色が変わらないのでは?と思ったのが第一印象。最初にリフト小屋まで小鳥を探しながら行くが何も出ない。カケスが2羽いただけだが、おそらくここでカケスを見たのは初めて。前回の御釜でキセキレイに次ぐ。御釜の方にも行ったが鳥がいる気配なしで、風景写真と、花の写真を撮影して帰ってきた。その後赤沼に行かなければならないほどの鳥がいない蔵王だった。ちなみに16mmで撮影した画像を、パソコンに取り込む前に誤ってフォーマットしてしまったのは悲しい。
10月14日(土)からおそらく賽の河原のゲートが9時から開くことになるかと思うので、10月1日、10月7日か8日の2日間蔵王に早朝行くことになる。昨年は10月14日に行って、イワヒバリ、カヤクグリ、アトリなどがいたので期待したい。
【写真】
   
ナナカマドを前景に。前回と山肌の色がほぼ同じ/ヤマハハコ
  
カケス/エゾオヤマリンドウ。まだ花が少し残っていた。
  
マイヅルソウの赤い実/ナナカマド/今宵の月


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2023年9月15日(金)釣師浜

2023年09月23日 | 磯浜漁港

■2023年9月15日(金)12:14-12:38【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】砂子田川河口
【種名】アオサギ、ウミネコ、オオセグロカモメ(2科3種)
【メモ】赤沼・大沼から移動して、久しぶりに松川浦のおいかわのシーフードカレーを食べに松川浦に行った。その帰りに自分にとって、大型カモメの聖地である釣師浜砂子田川河口に寄った。震災後の復旧工事が終わり、かつてのレストラン跡の土台もなにもかもなくなってしまったが、河口が以前のようになっていて、そこにウミネコとオオセグロカモメの一団がいた。川はもちろん水浴びをするところなので重要だ。少しずつ近づいていくと、オオセグロカモメの幼羽から成鳥夏羽まで各世代がいた。これから、こうした群れの中に、セグロカモメやタイミールセグロカモメが混じるようになる。今年はカモメが何となくたくさん来るような気がする。
【写真】
  
砂子田川河口/3羽のうち中央が第3回夏羽から冬羽、その奥が第3回冬羽、左が成鳥冬羽/奥の方に幼羽、第1回、第2回冬羽がいる。
  
オオセグロカモメ第4回冬羽、幼羽、第4回冬羽
  
ウミネコ第1回冬羽、左奥が第2回冬羽/オオセグロカモメ第4回冬羽
  
手前からオオセグロカモメ第3,2,4回冬羽/ウミネコ第1回・2回冬羽/ミズアオイの群落


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2023年9月22日(金)赤沼

2023年09月22日 | 大沼・赤沼

■2023年9月22日(金)9:00-9:35【天気】小雨曇り【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】赤沼
【種名】コアオアシシギ1冬羽移行個体、セイタカシギ♂1夏羽(2科2種)
【メモ】遅番で赤沼経由で職場に行ったが、天気が悪く、パッと見たところコアオアシシギの冬羽移行個体とセイタカシギ1羽がいただけだった。天気がいい土日に期待。
【写真】
  
コアオアシシギ。上背から冬羽が広がってきている。/セイタカシギ♂/今宵の月


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2023年9月15日(金)大沼・赤沼

2023年09月21日 | 大沼・赤沼

■2023年9月15日(金)8:35-9:07【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】赤沼・大沼
【種名】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、セイタカシギ幼羽1・第1回冬羽移行個体1、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ(15科27種)
【メモ】夏季休暇3/5で金曜日から4連休で、鳥三昧となった。天気が良かったので、大沼・赤沼に行って見た。というのも、稲刈りシーズンに入り、沼の水を抜く頃で、天気が良ければ、抜いた直後で水草が枯れる前なら、素晴らしく美しい沼になるからだ。例年だとシギチドリも多く来るはず、と期待して行ってみた。確かに水は抜けていたが、例年は沼の中央を中心により広い範囲で緑のじゅうたんになているはずが、東側が主で、中央ではなく、サギたちもそちらの方にいた。シギチはと探したがいない。カモは先週から同じ場所にいたと思うヒドリガモが加わったくらい。ちょっとがっかりしていると、セイタカシギ2羽が、飛んできてすぐ目の前に降りた。もう、これしか撮るものはない。
よく見ると、一方は完全な幼鳥だが、一方は冬羽に変わりつつある個体のようだった。赤沼の大沼につながっている水路には、赤沼で生まれたカンムリカイツブリの幼鳥2羽が盛んに潜水して採餌していたが、親鳥の姿は見えなかった。まだまだ、親鳥がついていないといけないレベルの幼鳥だったが。同じところにバンの一番子と思われる個体もいた。大沼に行くと、シギチの姿は見えず、いつもの種類で、シマアジを探したが、見つけられなかった。バンの幼鳥で2か3番子と思われる個体が1羽ハスの上にいた。いずれにしても、風景がとても美しい赤沼・大沼だった。
【動画】
セイタカシギ幼鳥の採餌~幼鳥と第1回冬羽に移行中の個体
【写真】
  
チュウサギ/赤沼の様子。サギは4種類。
  
水路のカンムリカイツブリ幼鳥。赤沼生まれ。バンの若鳥
  
ヒドリガモ、オナガガモ、カルガモ/アオサギ
  
ダイサギ/コサギ/オオバン
  
バン幼鳥/セイタカシギ幼鳥
  
冬羽移行個体/幼羽だが、光のあたり加減で、少し冬羽が出ているのがわかる/冬羽移行個体
  
幼羽2枚。羽縁が白い/冬羽移行個体


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2023年9月10日(日)鳥の海

2023年09月19日 | 鳥の海

■2023年9月10日(日)8:45-10:29【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500 EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】鳥の海、周辺林
【種名】カルガモ、キジバト10+、アオバト♂成鳥1、カワウ、メダイチドリ幼羽10+、キアシシギ幼羽2+、オジロトウネン幼羽1、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ(17科22種)
【メモ】前日、ヨロネンとホウロクシギがいたので、翌日もいるかもしれないと、みんなで見たが、オジロトウネンはいたけれども、ヨロネンは見えずだった。しかし、黄色い家前の干潟から戻る途中、林の枯れ枝に、キジバトが10羽以上止まっていて、レンズを向けると逃げたが、2羽だけ逃げないのがいた。よく見ると、1羽はアオバトで、下尾筒が濡れていた。もしかしたら、尾づけをしたのかもしれないと思い、アオバトがいることを知らせ、みんな集まってきた。しばらくアオバトの行動を観察し、同じ行動を2回取ったのを観察できたことで、いろいろなことがわかった。おそらく、渡りの途中で、アオバトの行動に合った環境でアオバト独自の行動を繰り返しながら、渡って行くのだろうと思った。今日は、鳥の海に来るアオバトの秘密がちょっとわかってうれしかった。
【写真】
  
アシワラガニも蒲生同様、だいぶ増えてきたようだ
  
メダイチドリ幼鳥。オオメダイはいなかった。
  
アオバト成鳥だが比較的若い個体か。ブドウ色の部分がまだまばら。


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2023年9月9日(土)鳥の海

2023年09月16日 | 鳥の海

■2023年9月9日(土)12:11-16:14【天気】晴れ曇り【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】鳥の海干潟・海岸・堤防、周辺田圃・畑・荒れ地
【種名】カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、メダイチドリ成鳥2、チュウシャクシギ幼1、ホウロクシギ幼2、キアシシギ幼4、ソリハシシギ幼3、イソシギ幼2、ヨーロッパトウネン幼1、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハヤブサ若、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ(18科30種)
【メモ】大沼 、蒲生から閖上経由で鳥の海へ。閖上は何かいないかと毎回行っているが、テトラ周辺には何もいない。岩沼の途中の休耕田もサギ類はいるが、シギチの姿なし。ということで、鳥の海に着く。しかし、黄色い家の前の干潟も、いつもの干潟コースも満水でいない。仕方なく、最後は防波堤の方に行くと、何と、今季初のホウロクシギが2羽いるのが見えた。体色が一方はかなり赤茶でもう一方も茶色の方。ふと後ろを振り返ると、メダイチドリの赤い成鳥が、コウボウムギやハマヒルガオなどが生えているよくメダイが集団でいる場所にいた。撮影しようと、構えた瞬間に浜の方へ飛んで行ってしまった。浜も一通り見たがいなかった。戻って、防波堤の上に何かいないか見ると、小さいシギが見えた。手前の方はイソシギで、奥の方はキアシか何かと思って歩いて行き、双眼鏡で見るとキアシとソリハシシギ、それにトウネンっぽいのが1羽いた。ソリハシシギの1羽は青白の鳥の海放鳥標識を付けていた。小さいシギだが、近寄って見ると、これはトウネンではなくヨロネンだった。そのうち、向かいの砂浜に飛んで行ったので、そちらの方に行って見ると、こちらにどんどん走ってやってきて、通り過ぎるのかと思ったら、目の前でUターンし、しばらく近くにいた。たぶん餌を採りたかったのだろうと思ったので、早々にその場を離れた。気が付くともう、夕方の時刻で、堤防にはオオセグロカモメの各世代の一団が休息していた。ここでおそらく眠るようだ。船溜まりの方に行くと、どういうわけかチュウシャクシギが、フェンスのすぐ近くにいた。16時を過ぎていたが、日が差していたので、家への帰り道の別ルートでもあるので、教えられた場所に行ってみると、全く探すことなく、見つけることができ、夕日に映えて風景もきれいだった。今日の鳥の海は満潮だったが、思わず見たい鳥に出会えた。
【動画】
▶羽衣の色彩が異なるが、両方とも嘴の長さからホウロクシギの幼鳥。
▶かなり羽が擦れているヨーロッパトウネン幼鳥。
▶猛禽にでも襲われたのか、船溜まりのフェンスのすぐ近くにいたチュウシャクシギ幼鳥。車の窓からフェンスの隙間越しに撮影。
【写真】
  
第4回夏羽オオセグロカモメ/ホウロクシギ幼羽
  
色が違っているホウロクシギ幼羽/イソシギ幼羽
  
キアシシギ幼羽/ソリハシシギ・キアシシギ・ヨロネン幼羽/ソリハシシギとキアシシギ幼羽
  
ヨロネン幼羽/遠くからどんどん近づいてきて
  
さらにEF500Ⅱの焦点距離ぎりぎりまで来て、
  
そしてピントが合わなくなり、動画も後で見たら、ピントが近すぎて合っていなかった。そして目の前でくるりと方向を変え、立ち止まっていた。
  
かなり摩耗している/イソヒヨドリとは思うが/チュウシャクシギ幼鳥
  
チュウシャクシギ幼羽/夕刻、ここで眠るのか。防波堤の上にオオセグロカモメの一団がいた。



【番外】県内 アリスイ 情報をいただき感謝。
  

  


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2023年9月8日(金)・9日(土)大沼・赤沼

2023年09月16日 | 大沼・赤沼

■2023年9月8日(金)9日(土)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】赤沼、大沼、周辺休耕田
【種名】マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、シマアジ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、チュウジシギ成鳥2+、アオアシシギ成鳥冬羽移行中1幼鳥1、タカブシギ幼鳥5、トウネン幼鳥5、オジロトウネン幼鳥1、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(18科35種)
【メモ】休耕田にシギチが降りたという情報で、大沼から移動すると。計7羽のトウネンとそれに似た個体がいた。トウネンは見つけたら1羽1羽全部撮影しておくことにしており、今回は近いものは双眼鏡で一羽一羽見て行ったが、トウネン以外はいないと思ったが、最初に逆光で撮影した時と、奥の方に違いのがいると教えられて見たが、奥の方がすでに移動していたようで、むしろ双眼鏡で見なかった近いところにオジロトウネンがいた。後から写真を見て、これはヨロネンと思ったが、結局、よくいるヨロネンに似たトウネンだった。このあと、鳥の海に行ってヨロネンを見たが、オジロトウネンは翌日だったので、オジロトウネンはおそらく大沼の個体だと思うが、ヨロネンは違っていたようだ。大沼に戻るとみんなでシマアジを見ていた。今シーズン初認で感謝。それから、蒲生に行ったが、満潮状態だったので、鳥の海に向かった。これが大正解で、ヨロネンJとホウロクシギJ2を見ることができた。
【写真】
  
タカブシギの群れ/タカブシギ幼鳥/イソシギ幼羽()
  
カンムリカイツブリの親子。同じ親だが、幼鳥の成長度合いが違う。こんなに大きくなっても親に餌をねだっていた。
  
コガモ♀下尾筒に白線/カルガモ・マガモハイブリッドの♂とマガモの♂/シマアジ2、コガモ2とオナガガモ
  
アオアシシギ幼羽と成鳥夏から冬羽/チュウジシギ成鳥
  
チュウジシギ成鳥別個体
  
オジロトウネン幼羽/トウネン幼羽
  
トウネンの中には喉胸、羽衣、背中の白いV字も似たような個体がいるが、姿勢は隠せない。/チョウゲンボウ成鳥♀


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2023年9月2日(土)蒲生海岸

2023年09月12日 | 蒲生海岸

■2023年9月2日(土)11:35-13:14【天気】晴れ【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】七北田川河口、蒲生干潟
【種名】マガモ、カルガモ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオソリハシシギ幼羽1、チュウシャクシギ幼羽1、キアシシギ夏羽4、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ヒバリ、ハクセキレイ(11科18種)
【メモ】蒲生にコオバシギが3羽いるという話を聞いて、コオバシギを見に行ったが、30分くらい前にいたが、猛禽に追われていなくなったという、後の祭り。ところが、かろうじて、干潟にオオソリとチュウシャクがいて全く空振りにはならなかった。今や、シギチはどんな種類でも、また1羽でも貴重。石巻がだめになったことで、石巻にいっぱいいたいろんな種類のシギチが数は少ないが、蒲生、大沼、鳥の海で観察されている。今日は、幼鳥のせいか、オオソリとチュウシャクシギが目の前でちっとも逃げずに採餌しているのを、しばらく、座って見ていた。砂地ではチュウシャクシギがカニを捕まえるのがうまかった。ちょっと離れたところで、砂地の方を見ていて、カニを発見するとダッシュで近寄り、一気に捕まえる。一方、オオソリは、砂地に嘴を入れて、感覚でカニやゴカイを探っているのか、あまり捕れないでいた。しかし、波打ち際の泥の中では、よくとらえていたようだ。反対にチュウシャクシギは泥は苦手という感じだった。
【動画】
▶オオソリハシシギ幼鳥。チゴガニを捕まえて、洗って食べている。
▶オオソリハシシギ幼鳥とチュウシャクシギ幼鳥の採餌。泥の中ではオオソリの方が得意そうだ。
【写真】
  
オオソリハシシギ幼羽
  
オオソリハシシギ/アシワラガニ。葦原に大群がいた。/キアシシギ成鳥夏羽
  
マガモ♂/チュウシャクシギ幼羽1羽とオオソリ幼羽1が同行していた。
  
オオソリハシシギがカニかゴカイを捕るのをずと見ていたが、写真撮影の時は見れず、動画の時に撮影できた。/チュウシャクシギは砂地ですぐにつかまえていた。
  
チュウシャクシギ1羽だからか、普通はすぐ逃げるのに、すぐ近くで普通に採餌していた。
  
この後、飲み込んだ。/一生懸命嘴を砂に入れているが、ゴカイもカニも捕まえられないオオソリ。ゴカイはいないのかも。
  
ウミネコだって食べ放題だった。/コメツキガニ、ほぼ無数にいる感じ。/泥の中はオオソリは得意。

名古屋行きフェリー


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2023年8月25日(木)・26日(金)宮古島探鳥記(4)

2023年09月11日 | 県外・国外・その他

■2023年8月25日(木)・26日(金)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16mm
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウキジバト++、カラスバト5+(S)、キンバト6+(大野山林)、ダイサギ1(島尻マングローブ 林)、ズグロミゾゴイ成鳥1(大野山林外周路)、セイタカシギ成鳥♂1(博愛漁港)、イソシギ2(島尻マングローブ林)、コアジサシ2+(池間大橋)、ベニアジサシ++(池間大橋下)、エリグロアジサシ++(池間大橋下)、マミジロアジサシ+(パナリ干瀬)、クロアジサシ++(パナリ干瀬)、オサハシブトガラス+、リュウキュウツバメ+++、リュウキュウヒヨドリ+++、リュウキュウメジロ1(島尻マングローブ林付近)、イソヒヨドリ++、スズメ+++(11科18種)ヤエヤマオオコウモリ6(大野山林4、マックスバリュー宮古島南店街路樹2)
【メモ】2日目日が昇るのが遅い宮古島の朝、大野山林に行って、林の中ではなく、駐車場近くの路上にいたキンバトをかろうじて見ることができ、急いで、ホテルに戻り、チェックアウトして、近くの博愛漁港に行った。船に乗る直前、セイタカシギの成鳥♂が飛んできて驚いたが、ピントは合わなかった。船は出港し、うえのドイツ文化村の建物を背に、パナリ干瀬に向かう。アジサシ類が餌となるトビウオを捕る海域を周るため、船は岸からけっこう離れて航行した。時期的に遅かったこともあり、トビウオも少なく、アジサシ類の飛来はほぼ見られなかった。そこで、パナリ干瀬に向かうと、クロアジサシやマミジロアジサシが飛んでくる。金華山沖で揺れる船と前進する船からの撮影には慣れているはずだが、よく考えれば、相手はアジサシ類で、ミズナギドリよりはスピードがやや速い。ただ、8時出航なので、明るさは十分だったが、やはりピントが合わない、ぶれる、被写体がファインダーからすぐ消えるという船ならではの問題があった。パナリ干瀬は、宮古島側は浅瀬がずっと続いていて、船を寄せることができず、反対側は、岩礁から深くなっているというので、寄ってもらったが、ふと海底を見ると、まだ岩礁までけっこうあるのに、浅くなっている。もう、いいです!と船長に言って離れてもらった。岩礁にはたくさんのクロアジサシとマミジロアジサシがいる。ヒメクロは海面に浮かんで群れでいるそうだが、今日は見ることができなかった。やはり来年7月初旬に勤め先の重要会議が終わってからの週に夏季休暇3日使って来るのがよさそうだ。結局、セグロアジサシは別のところにいて、そちらの方にもう1日あれば車で行けたのだが、来年にお預けだ。宮古島は、一周するのもそれほど時間がかからず、何と言っても美しいのは、島にかかる3つの橋とその風景だ。今回は、時間がなくて伊良部大橋には行けなかった。こちらにもアジサシ類がいるらしい。セグロアジサシは漁港近くのノッチで繁殖しているということ。何とか、アジサシ類がダイビングして魚を捕るところを見せようとがんばっていただいた船長さんに感謝したい。
【写真】
  
うえのドイツ文化村/シギラリゾートの建物。近くに航空自衛隊のレーダーサイトも見えた。
  
パナリ干瀬
  
クロアジサシ/虹彩がとてもきれいだった。
  
実は海に漂う大きな発泡スチロールの箱にちゃっかり乗っていた。/マミジロアジサシ/岩礁の上のクロアジサシとマミジロアジサシ
  
マミジロアジサシ/海面でトビウオを捕ろうとしたが失敗
  
マミジロアジサシの群れ/マミジロアジサシ/マミジロアジサシ

餌になるトビウオ。とても小さかった。小笠原のカツオドリが食べるトビウオの超ミニ版。


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2023年8月25日(木)・26日(金)宮古島探鳥記(3)

2023年09月07日 | 県外・国外・その他

■2023年8月25日(木)・26日(金)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR5+RF16mm
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウキジバト++、カラスバト5+(S)、キンバト6+(大野山林)、ダイサギ1(島尻マングローブ 林)、ズグロミゾゴイ成鳥1(大野山林外周路)、セイタカシギ成鳥♂1(博愛漁港)、イソシギ2(島尻マングローブ林)、コアジサシ2+(池間大橋)、ベニアジサシ++(池間大橋下)、エリグロアジサシ++(池間大橋下)、マミジロアジサシ+(パナリ干瀬)、クロアジサシ++(パナリ干瀬)、オサハシブトガラス+、リュウキュウツバメ+++、リュウキュウヒヨドリ+++、リュウキュウメジロ1(島尻マングローブ林付近)、イソヒヨドリ++、スズメ+++(11科18種)ヤエヤマオオコウモリ6(大野山林4、マックスバリュー宮古島南店街路樹2)
【メモ】今回の目的の一つであるキンバトを間近で見るため、大野山林に行った。8時に博愛漁港からチャーター船が出港なので、7時30分には、出発しなければならない。ところが、仙台と違って日の出が遅い。6時に着いたが、まだ薄暗い。熱帯植物園と自然の家の中間にある小さい駐車場に車を停め、入口を探すが見つからない。まず、展望台に登って、全体を見渡し、朝日を撮る予定。しかし、その展望台の入口が見つからない。自然の家まで行って、ここじゃないよね、とか思ってちょっと駐車場を通り過ぎたところに登りの階段があり、ここかなと登って行ったら、展望塔があった。その時は6時25分くらいで、あちこちからカラスバトのウーウーという声が聞こえてくる。すぐ近くの樹の上でも鳴いていたが、探しても見つからないので、スマホで鳴き声を録ったくらいで諦め、一番上まで登り、朝日を撮影する。それから急いで降りて、さらにちょっと熱帯植物園の方に歩くと、大野山林の入口があった。池が3か所あるというので、全部まわったが、すべて渇水状態、橋の下に水路があったが、澱んでいる。これでは水浴びに来る鳥がいるはずがないと、全部諦め、というか何も鳥がいる気配がないので、アジサシだ、とかぶつぶつ言って、出口に向かって歩いていったら、熱帯植物園と自然の家を結ぶ先ほど歩いてきた舗装道路の周辺に、ハトが6羽いて採餌しているのが見えた。キジバトかな(実際いるので)と思って20mくらいまで来たら、あれ、緑色!と思っているうちに♀らしき4羽が飛んでしまい、♂2羽が採餌している。さらに近づくと1羽が行ってしまい、残り♂1羽となってしまった。これはまずい、まだ全然ちゃんと見ていないし、撮影も大きく撮っていないとなった。しかも、暗いのにシャッタースピードが1/2500とかになっている。よく見たら、ISO2000でなくて2万。慌てて、通常の400に戻す。するとシャッタースピードは1/40。もう、これは、たくさん撮影するしかないと思い、するする近寄ると、全然気にしないで採餌している。そのうち舗装道路を駐車場の方から、別の♂が目の高さで、こちらへ一直線に飛んできて、何回か行ったり来たりした。かなり近くを何回も飛ぶので、肉眼でも見える。おー、すばらしい!と感動。暗いので撮影は無理。それで、また、下で採餌している1羽を見ると、2mくらいの距離というか足元を青葉山公園の周回路のキジバト風に歩いては餌を探していた。しかし、少しでも日が当たるところには全然出てくれなかった。ちょうど7時になったので、撮影をやめ、すぐ近くの車に戻った。まあ、見ることができたのでよかったというわけ。できれば♀も撮影したかった。もう少し、早く気が付いていれば。
【写真】
  
前日撮影した熱帯植物園前/6時27分でこの状態なので暗い
  
左の方で採餌していた4羽に飛ばれてしまい、♂2羽、さらに1羽となる。
  
キジバトのように首を前後に小刻みに振らないので撮影できた。とてもきれいなハトだ。ハシベニマミジロアオバトだった。


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2023年8月25日(木)・26日(金)宮古島探鳥記(2)

2023年09月06日 | 県外・国外・その他

■2023年8月25日(木)・26日(金)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウキジバト++、カラスバト5+(S)、キンバト6+(大野山林)、ダイサギ1(島尻マングローブ 林)、ズグロミゾゴイ成鳥1(大野山林外周路)、セイタカシギ成鳥♂1(博愛漁港)、イソシギ2(島尻マングローブ林)、コアジサシ2+(池間大橋)、ベニアジサシ++(池間大橋下)、エリグロアジサシ++(池間大橋下)、マミジロアジサシ+(パナリ干瀬)、クロアジサシ++(パナリ干瀬)、オサハシブトガラス+、リュウキュウツバメ+++、リュウキュウヒヨドリ+++、リュウキュウメジロ1(島尻マングローブ林付近)、イソヒヨドリ++、スズメ+++(11科18種)ヤエヤマオオコウモリ6(大野山林4、マックスバリュー宮古島南店街路樹2)
【メモ】宮古島探鳥記(2)は、池間大橋下で観察できた主にベニアジサシとエリグロアジサシについて、気づいたことについての若干の記録。今回、ここで見たというか、ここでしか見ることができなかったエリグロアジサシとベニアジサシだが、伊良部大橋、他でも間近に見られるということだった。今回観察できたのは、ほとんど成鳥で、幼鳥は写真の1羽しか見ていない。エリグロアジサシの幼鳥は、見ることができなかった。来年、もう一度アジサシ専門で行くほかないと思った。
【写真】
  
ベニアジサシ成鳥/エリグロアジサシ成鳥
  
手前からエリグロアジサシ成鳥。ベニアジサシは繁殖期は成鳥の嘴が紅色だが、その前後は黒色ということで、この個体は嘴が紅色から非生殖羽になる途中の個体。一番奥がベニアジサシの幼鳥。体が少し小さく、嘴は黒く、足は黒と赤の濁った色。/ベニアジサシが降りてくるのを威嚇するエリグロアジサシ/入れ替わりこの場所で休息していた。
  
嘴の形状がエリグロアジサシとベニアジサシでは異なる/おそらく第2回夏羽から冬羽移行個体。嘴の色、足の色。/やはり鳥なので首を伸ばすと長い。
  
エリグロアジサシ/来間大橋からの夕暮れと月


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2023年8月25日(木)26日(金)宮古島探鳥記(1)

2023年09月04日 | 県外・国外・その他

■2023年8月25日(木)・26日(金)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】宮古島
【種名】リュウキュウキジバト++、カラスバト5+(S)、キンバト6+(大野山林)、ダイサギ1(島尻マングローブ 林)、ズグロミゾゴイ成鳥1(大野山林外周路)、セイタカシギ成鳥♂1(博愛漁港)、イソシギ2(島尻マングローブ林)、コアジサシ2+(池間大橋)、ベニアジサシ++(池間大橋下)、エリグロアジサシ++(池間大橋下)、マミジロアジサシ+(パナリ干瀬)、クロアジサシ++(パナリ干瀬)、オサハシブトガラス+、リュウキュウツバメ+++、リュウキュウヒヨドリ+++、リュウキュウメジロ1(島尻マングローブ林付近)、イソヒヨドリ++、スズメ+++(11科18種)ヤエヤマオオコウモリ6(大野山林4、マックスバリュー宮古島南店街路樹2)
【メモ】硫黄島周辺海域(1980年12月)で船上から見たセグロアジサシ、奄美大島宇検村(1979年 7月)で見た美しいベニアジサシ、エリグロアジサシをきちんと見たい、大きく写真に撮りたいという気持ちが以前からあり、昨年の石垣島、今年の宮古島行きとなった。
 さて、7時35分の仙台空港発中部国際空港行きに乗り、8時40分過ぎには到着。ここですぐ宮古島行きがあればいいのだが、11:35発の宮古島行きは14:05到着となる。レンタカーを借りて最初の写真を撮影したのは、14:55の宮古島市熱帯植物園となった。事前に調べてはいったが、アジサシ3種とキンバトさえ見ればOKという日程なので、まずはキンバトを見に、大野山林に行くことにしたが、入口が分からず、熱帯植物園の駐車場に止めて、園内に入り、すぐにおいしそうな店(INandOUT)があったので、超濃マンゴースムージーをテイクアウトし、外に出て、おいしいスムージーを飲んでいるうちに、こんな暑いのに山の中へは入りたくないとか、キンバトだって出て来ないだろうと勝手に考え、いつものなまけ癖が出てきて、そうだ、俺はアジサシを見に来たのだとか思い、池間大橋に行くことにした。
 大野山林の外周路を行くと、石垣島でおなじみの道端にいたズグロミゾゴイ成鳥が、走って藪の中に入って行った。島尻マングローブ林に着くまでには、リュウキュウツバメとスズメ、リュウキュウキジバトが農地や電線に止まっていた。マングローブ林の公園に着いたが、ダイサギとイソシギしかいなかった。続いて、10分ほどで池間大橋に到着、車を走らせると、最初に見たのが、何と、黄色いくちばしのコアジサシ。え、コアジサシもいるの?と驚き。あとで聞いたら営巣しているらしい。いったん橋を渡り、Uターンする。というのも橋の中央部分の下にアジサシ類がたくさんいるのがわかったからだ。宮古島側の駐車場に車を停め、歩いて橋の中央部まで歩道を歩く。600mくらいあり、暑いのにけっこうな距離だ。ちょうど、アジサシ類がいるあたりの上に、評定河原橋にあるような半円の休憩場所のようなスペースがあり、そこから下を見ると、肉眼でもけっこう見られる大きさに、憧れのベニアジサシとエリグロアジサシの群れがいた。目線の高さを2種のアジサシが飛び回っている。感動!というわけで撮影したが、すでに16時30分。ハイチュウ時間になっている。しかし、晴れ間が多く、日没は19時過ぎなので、何とか撮影することができた。最初からここに来れば、もっと明るいうちにたくさん撮影できたのにと思った。遠くに伊良部大橋がきれいに見え、反対側には大神島が見え、絶景だった。
【写真】
  
宮古島市熱帯植物園。近くに沖縄県立宮古青少年の家があって、その後ろに広大な大野山林が広がる。/リュウキュウツバメ成鳥。特徴は下尾筒のうろこ模様。電線に止まっている2羽のうち、右側のうろこ模様がない個体は幼鳥。
  
マングローブ林のダイサギ。イソシギが2羽近くを飛んでいった。宮古島は川がなく、石垣島のような水田がなかった。/今回、伊良部大橋には行けなかったが、ここにもアジサシ類がいるらしい/大神島。ここには橋が架かっていない。
  
池間大橋とベニアジサシ、エリグロアジサシ
  
ベニアジサシ成鳥
  
おそらくエリグロアジサシ/ベニアジサシ/エリグロアジサシ
  
エリグロアジサシ/混群/ベニアジサシ・・・後半に続く。


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