私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2015年1月31日(土)大沼

2015年04月16日 | 大沼・赤沼
■2015/1/31(土)7:47-9:46【天気】晴れ
【場所】大沼、(蒲生)
【種名】コクガン、コハクチョウ、アメリカコハクチョウ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒバリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、カワラヒワ(13科26種)
【メモ】前日までの大雪が晴れて、快晴の日だったが、小鳥たちにとっては餌が取れない最悪の日だったのではないだろうか。雪が積もりすぎてほとんど草の種が見えない状態で、困り果てたという感じの小鳥が多く見られた。大沼にはアメリカコハクチョウとハイブリッドの親子が来ていた。蒲生まで足を伸ばすと、ちょうどコクガンのカウントをしていた東北大野鳥の会のOBのH氏はじめ、知り合いの方がいてしばらく話をしていた。鳥を見に行くのはほとんど一人だが、現地で知り合いの方に会うと、鳥の世間話に花が咲くのもまたをかしである。
【写真】
  
■大雪の朝、餌となる植物の種子も雪に埋もれ、カワラヒワ、ヒバリ、そしてスズメも途方に暮れていた。
  
■復興工事トラックの往来/アメリカコハクチョウとコハクチョウのハイブリッド/カワウ
  
■アメリカコハクチョウとそのハイブリッド及び、それらの幼鳥
  
■ミサゴ/コハクチョウの飛翔
  
■蒲生七北田川河口のコクガンとカモメ類


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2015年1月3日(土)化女沼・蕪栗沼

2015年04月14日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2015/1/3(土)6:42-9:42【天気】晴れ
【場所】化女沼、蕪栗沼・白鳥地区
【種名】オオヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、オオハクチョウ、コハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、キジバト、トビ、オジロワシ、ノスリ、チュウヒ(4科18種)
【メモ】前回は天気がやや悪かったので、年が明けてもう一度行ってみた。天気は良かったが、そのうち西の方から雪雲がやってきて吹雪になったり、また晴れたりとめまぐるしく天気が変わったが、時間がたつに連れて晴れてきた。シジュウカラガンとマガンの飛び出しは壮観で、見終わってから田んぼに群れでランディングするのや、吹雪の中、田んぼで背眠しているマガンの群れも素晴らしい景色だった。蕪栗沼では前回ほど小鳥は出ず、オジロワシがいたくらいだった。
【写真】
  
  
  
  
化女沼のマガン、シジュウカラガンの飛び出しと吹雪の中のマガン
  
■マガンとオジロワシ成鳥/ノスリもオジロワシの相手になるという写真/箟岳山を背景にチュウヒ


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2015年3月21日(土)網地島・航路

2015年04月13日 | 田代島・航路
■2015/3/21(土)8:56-13:08【天気】晴れ時々曇り
【場所】門脇桟橋~網地島航路、網地島
【種名】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、アビSP、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハヤブサ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キレンジャク5、ヒレンジャク8、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ(23科48種)
【メモ】網地島中学校が閉校した時以来の網地島で、基本的に今まで今回を含め4回しか行ったことがない。しかし、9時の便で田代島仁斗田で降りず、そのまま網地で降り(10時着)、牡鹿地区市民バスに乗り、長渡まで行き、ドウメキ崎まで行って、そこから網地まで延々と歩き続ければ、運動にもなるし、鳥も見られるというわけだ。帰りの船は14:12出港なので時間的にはまあまあ余裕がある。いつも田代島ではこの船に乗って帰るので、同じ時間になる。つまりは、その日の気分で田代島か網地島か選択できるというわけだ。どちらが鳥が出るかといえば、同じようなものだろうか。歩く時間も田代島は仁斗田から大泊往復なので似たようなものだが、長渡から網地までは一本道でとても長く感じる。疲れたら、網小医院で待っていてバスに乗るのもいいだろう。
ということで、門脇桟橋を出港し、田代島を過ぎて砥面島を通過する時に島を見ると、江島の平島同様の景色が広がっていた。ここでもウミネコやウミウが繁殖しているのだろう。網地からバスに乗って長渡で降り、ドウメキ崎へ行く民家と民家の間の細い道を歩いていると、向こうの民家の上の電線に、レンジャクが止まっているのが見えたので、その近くまで戻ったのだが、何しろ道が入り組んでいるので、容易にその場所に近寄れない。迷いつつやっと近くまで行ったところヒレンジャクだった。そこから引き返し、ドウメキ崎まで行き、灯台下の岩礁にヒメウやウミウが集まっているのを見たが、何しろ遠かった。帰りにハヤブサが枯れアカマツの枝に止まっているのを見たくらいで、あまり鳥は出なかった。途中、かなり細い道を長渡から大型ダンプがテトラポットを何回も運んでいる現場を見ると、そこは島の北面が大きく崩落しているのを復旧作業をしているのだった。長渡港はすでに嵩上げが終わっていて、ちょっと見ると新しい漁港という感じだが、よく見ると、昔の岸壁などが残っていた。
さて、ここからが道は長く、鳥もあまり出なかったが、旧網長小学校の校庭にはけっこう小鳥がいた。キレンジャクも5羽ほどいたが、光線が悪く、止まっているのも木の上なので、写真はいいのが撮影できなかった。しかし、ヒレンジャクとキレンジャクで緋色の部分と黄色の部分が羽のどこの部分がその色なのか、よく観察することができた。それからまたとぼとぼ歩いて、やっと網地まで辿り着き、船を待った。浜は津波で大きな被害を受け、周囲の復興はまだまだなようだが、島全体で津波が及ばないところはかなりの部分で以前と同じように瓦を並べていた。
【写真】
  
■クロガモの群れ/砥面島のウミウ、ウミネコ/アカエリカイツブリの飛翔
  
■長渡地区民家の電線ヒレンジャク/ドウメキ崎のヒメウとウミウ
  
■ハヤブサ♂成鳥/オオセグロカモメ成鳥夏羽/旧網長小の校庭の紅梅と白梅/
  
■キレンジャク/羽繕いをするヒレンジャク、もう一羽はキレンジャク/キレンジャク2羽とヒレンジャク
  
■キレンジャク/猫


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2015年2月7日(土)田代島・航路

2015年04月06日 | 田代島・航路
■2015/2/7(土)8:50-14:19【天気】晴れ
【場所】田代島・航路
【種名】オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、アビSP、ヒメウ、カワウ、ウミウ、チシマウガラス非生殖羽1、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、 トビ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ウグイス、メジロ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ベニマシコ、アカウソ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ(22科47種)
【メモ】クロサギ、ウミスズメ、そしてチシマウガラスを探しに2月の田代島に行くのだが、クロサギとウミスズメはここ数年観察できないでいる。チシマウガラスは今回はじめて撮影出来た。以前、根室の納沙布岬に3月に行った時、チシマウガラスの成鳥夏羽、非生殖羽、幼羽とヒメウのそれが一緒にいたのをじっくり観察することができ、飛翔を含め、写真も数多く撮影できた。チシマウガラスの非生殖羽の特徴は、ヒメウと比べ、嘴がやや短く薄肌色がかった色に見え、先端が黒く、目先の部分がつながっているのが特徴だ。ヒメウでも光線の加減で嘴が白っぽく見えることがあるが、実際は暗灰色で先端のやや黒い部分とのコントラストはほとんどない。
さて、田代島に上陸し、いつものように凪の間に行くとアカウソの小群がいた。引き返してロッジがある丘の上のベンチで、おにぎりを食べていると、猫達が集まってきて、擦り寄って毛を付けていくのもいれば、爪で、膝まで登ろうとするなどする猫もいた。猫ウォッチャーも1名いたようだ。大泊往復がいつものコースなのでとぼとぼ歩いて行くと、大泊漁港付近の集落におそらく別のアカウソの群れがいた。かなり真っ赤なものから薄くあかいものや、部分的に薄赤なものまでいた。港をひと通り見たが何も出ず、また引き返していく途中で、薄暗い藪の中にミヤマホオジロの♀がいたりした。仁斗田に戻り、カモメウォチングをしたが、珍しいものは特にいなかった。
帰りは、例によって眠くなり、航路は見ないで客席で睡眠をとって帰った。
【写真】
  
■門脇桟橋のカンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ホシハジロの群れ/日和大橋と日和山/クロガモの群れ
  
■オオハムかシロエリオオハム/チシマウガラス非生殖羽/ウミウ
  
■最初に会った猫/オオイヌノフグリが咲いていた/ベニマシコ♀
  
■ウソ♀/アカウソ♂/猫
  
■ハシブトガラス/猫/ベニマシコ♀と♂若鳥
  
■ミヤマホオジロ♀/アオジ♂/アカウソ♂
  
■アカウソ♂
  
■アカウソ♂/ウソ♀
  
■アカウソ♂/ホオジロペア/猫
  
■アオジ♂/ジョウビタキ♀/オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽
  
■ワシカモメ第2回冬羽から夏羽/ワシカモメ成鳥冬羽から夏羽♀型/オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽
  
■網地島に向かうマーメイドと金華山/ワシカモメ第4回冬羽から夏羽/左からオオセグロカモメ成鳥冬羽から夏羽、オオセグロカモメとワシカモメハイブリッド第4回冬羽から夏羽/ワシカモメ第3回冬羽
  
■ワシカモメ第3回冬羽から夏羽/オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽、ワシカモメ・オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽ハイブリッド、オオセグロカモメ第1回冬羽/シノリガモ


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