私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

コアジサシとシロチドリは切っても切れぬ仲らしい。

2011年7月24日(日)伊豆沼

2011年07月24日 | 伊豆沼・内沼
■2011/7/24(日)14:37-14:53【天気】晴れ
【場所】伊豆沼
【種名】ダイサギ,チュウサギ,ショウドウツバメ(2科3種)
【メモ】毎年,内沼のハス祭りの舟に乗って撮影をしている。今回はハス祭りはまだ始まっていないが,運行の準備が出来たということで乗せてもらった。会場は若柳の伊豆沼だ。水深が深いところはハスがなく開氷面ならぬ開水面が広がる。その周りのハスの上にはダイサギかチュウサギが乗っていて小魚を狙っている。上空をショウドウツバメの小群が飛んでいた。ハスの花の美しさはいうまでもない。
【写真】
  
■昨年よりも開花が早い伊豆沼のハス
  
■ハスの花/チュウサギ


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2011年7月18日(月)蔵王お釜

2011年07月18日 | 宮城蔵王
■2011/7/18(月)8:38【天気】晴れ
【場所】蔵王お釜周辺
【種名】イワヒバリ(1科1種)
【メモ】やっとイワヒバリの成鳥を見たが,幼鳥はまだ見ていない。
【写真】
 
■トンボを見て食べようとしているような感じにも見えたが,そうはしなかった。


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2011年7月12日(火)自宅

2011年07月12日 | 庭に来る鳥
■2011/7/12(火)6:01【天気】晴れ
【場所】自宅
【種名】シジュウカラ成鳥♂(1科1種)
【メモ】夏になると,我が家の庭では毎年のようにウグイスが4時頃から鳴き始める。そしてこれも毎年庭の木に巣を作っているヒヨドリが今年は3羽雛が巣立ち,成鳥に近い幼鳥になっても庭から離れず,親が餌を運んでくるのをうるさく鳴きながら,そのあたりをばさばさ飛んでいる。今日はシジュウカラがしきりに鳴いて,電線に止まっていたのを,出勤前に撮影した。
【写真】
  
■これは完全に♂である。


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2011年7月10日(日)牛橋・鳥の海

2011年07月10日 | 鳥の海
■2011/7/10(日)8:11-10:04【天気】晴れ
【場所】牛橋・鳥の海
【種名】カワウ,ササゴイ,ダイサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ♀,バン,シロチドリ,キアシシギ2,オオセグロカモメ,ウミネコ,コアジサシ,沼アジサシSP2,キジバト,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ホオジロ,カワラヒワ,ムクドリ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科26種)
【メモ】牛橋ではまだヒナもだいぶいたが,飛べる幼鳥があちこちにいた。鳥の海に行くとシギチは全然だったが,鳥の海荘の前面あたりで沼アジサシが飛んでいるというAさんの情報で対岸から見ると,確かに2羽飛んでいた。回って近くで見ようと水門近くまでくると,道の真ん中に,コアジサシの幼鳥が3羽いた。ブレーキを踏んで(以前,嵐の日の巡回でアカエリヒレアシシギの群れが道路の真ん中で休んでいたに突っ込んでしまって3羽落鳥させてしまったのを思い出した)何とか轢かずにすんだ。しかし逃げるわけでもなくそのままそこにいる。車からおりて,近づき,何枚か撮影しているとやっと飛んでいったが,また道路の真ん中に降りた。しょうがないので,駐車場近くまで撮影しながら追い払った。親らしいコアジサシのペアが周辺を飛んでいて小魚を捕っては,幼鳥に与えていた。幼鳥は3羽とも標識の足輪をしているので,牛橋からやってきたものだろう。幼鳥が飛べるようになると,子どもたちを引き連れて餌があるところに移動しつつ,南下していくのかもしれない。越冬地までいったい何割がたどり着けるのかわからないが,親から餌をもらいつつ大きくなって,やがて自分で餌が捕れるようになりながら,越冬地へ向かうのだろう。コアジサシの生活史はよくわからないが,がんばれ!と応援したくなるのだった。さて,そうこうしているうちに,地震があり,暑さで自分がふらついているのかと思ったらそうではなく,H氏からも大丈夫?という連絡もあり,沼アジサシの確認は諦めて帰宅した。
【写真】
  
■牛橋河口のササゴイ/砂浜のシロチドリ成鳥♂。
  
■コアジサシ成鳥。3番目の個体は冬羽に移行中。
  
■牛橋から鳥の海方面。堤防はことごとく破壊されている。/ダイサギとアオサギ/鳥の海の外浜で採餌するコアジサシ成鳥
  
■カワラヒワ幼鳥/道路のコアジサシ幼鳥/鳥の海の周回道路の下で親から餌をもらったコアジサシ幼鳥
  
■小魚を狙う親のコアジサシ/道路の真ん中にいるコアジサシ幼鳥/コアジサシ幼鳥の飛翔
  
■コアジサシ幼鳥の飛翔/バン成鳥夏羽。バンは県内で越冬個体を何度か観察したことがある。


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2011年7月9日(土)蔵王お釜

2011年07月09日 | 宮城蔵王
■2011/7/9(土)6:50-8:01【天気】晴れ
【場所】蔵王お釜周辺
【種名】トビ,ノスリ,キジバト,カッコウ,アマツバメ,ハクセキレイ,ビンズイ,モズ,イワヒバリ成鳥1,アカハラ,ウグイス(9科11種)
【メモ】天気がよかったので早朝出かけた。前回に比べ,鳥の出は悪かったが,ビンズイのペアが昆虫をたくさん嘴に咥えてヒナに運んでいる様子や,ノスリにビンズイが果敢に威嚇を試みている様子とか見ることができた。イワヒバリは,なかなかいいポイントにいたのだが写真は撮れなかったし,幼鳥も発見できなかった。
【写真】
  
■ビンズイのペアが窪地に潜んでいると思われるヒナに餌を運んでいた。
  
■コマクサがちょうど盛りだった。/イワヒバリを探しながらお釜の方を見ると,ノスリがビンズイのテリトリーに侵入し,威嚇されていたが,ちっとも意に介しなかった
  
■お釜の水に映えビンズイの姿が美しかった。/ハクセキレイの幼鳥がいるということは,ここで繁殖しているということだろう。/ここの岩の上にイワヒバリの成鳥がいたのだが,両足を揃えて降りる独特のやりかたでいなくなってしまった。残念。


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2011年7月3日(日)牛橋・鳥の海

2011年07月03日 | 鳥の海
■2011/7/3(日)13:52-15:42【天気】曇り
【場所】牛橋・鳥の海
【種名】カワウ,ササゴイ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,ミサゴ,チョウゲンボウ,シロチドリ+,オバシギ1,ミユビシギ1,オオソリハシシギ2,チュウシャクシギ2,オオセグロカモメ,ウミネコ,コアジサシ++,キジバト,カッコウ,ヒバリ,ヒヨドリ,ホオジロ,カワラヒワ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科26種)
【メモ】前回の監察では工事・整地中の道路脇にコアジサシやシロチドリが営巣していたのを監察していたが,今日は砂浜を走り回るヒナや,だいぶ飛べるようになった幼鳥を多く見ることができた。コアジサシの繁殖行動は鳥の海で以前,詳しく監察したことがあるので,牛橋のこの時期はやんちゃなヒナが砂浜を走り回り,餌を持ってきた親鳥が,ヒナの行方を捜したり,鳴いてヒナを呼んだりする光景が見られる。ヒナはたいてい暑さを凌ぐために巣から離れて物陰に隠れていることが多い。また今日の観察では,整地する巨大な重機に興味を示しているのか,あるいは慌てふためいているのか,いずれにせよ,親はそんなヒナを危なっかしくて見ていられないという感じだった。
鳥の海に行くとコアジサシが6羽ほど,揚水場付近のやたら狭くなってしまった外浜で餌を取っていた。そのうちシギチが2羽渚を飛んできたので見ると,自分にとってはけっこう珍しいオバシギ成鳥夏羽とこれは普通のミユビシギ夏羽だった。浜を一周すると,上空からチュウシャクシギの声がしてその方向を見ると,オオソリ2羽とチュウシャクシギ2羽がやってきた。チュウシャクシギは揚水場近くの流木にとまり,オオソリハシシギ2羽は近くの石の上に止まった。一方の夏羽が濃い個体がしきりに喉を膨らませて鳴いていた。
【写真】
  
  
■コアジサシの飛翔。巣の近くではよくホバリングをする。
  
■シロチドリ成鳥♂と♀。
  
■角材の影にヒナがいる。/これがよくわからない画像で,幼鳥がよくやるポーズで餌がほしいと必死にアピールしている。成鳥でこういう姿はあまり見たことがなかったのでおもしろかった。
  
■餌は持ってこなかったが明らかにヒナを探しているようだった。/餌を運んできたコアジサシ。4,5月はあまり稚魚の姿が見られなかったが,5月下旬頃から干潟では多くの稚魚の群れが見られるようになっていた。
  
■餌を運んできたコアジサシ/2羽は何をしているのか,しばらく見ていたがよくわからなかった。♀で♂がヒナに餌を運んでくるのを待っているのかもしれない。よくどこからともなく♀らしき個体が現れるので。
  
■餌を運んできたが肝心のヒナが巣の近くにおらず周りを探すコアジサシの親。こうした様子はヒナが比較的自由に移動できる頃にはよく見られる。
  
■牛橋から鳥の海まで重機が小径を整地している。その小径とその道端にコアジサシやシロチドリの巣がある。地震と津波のため,サーファーや釣り人が訪れないため,ヒナや巣を4輪で轢かれることもないため,多くのヒナが巣立っていった。
  
■親鳥と整地作業中の重機を見上げるヒナ/牛橋の砂浜から鳥の海荘を望む/鳥の海では定番になってしまったミサゴの止まり木。
  
■鳥の海に以前来たことがある方はこの写真を見てどの場所からどこを撮影したのかわかるだろうか。それほど堤防は破壊され,堤防沿いの道があったところは,以前そうであったと思われるような牛橋に続く水路になっている。もちろん,牛橋から先もそうなっているのだが。/コアジサシ/ミユビシギ夏羽とオバシギ夏羽。2羽で南下していった。鳥の海の外浜で。
  
■チュウシャクシギ2羽とオオソリハシシギ2羽/オオソリハシシギ成鳥夏羽♂/図鑑ではケッ,ケッ,ケッと間隔を開けて鳴くと書いてあるが,けっこうきれいな声で1音節がかなり長めに鳴いていた。


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2011年7月2日(土)蔵王

2011年07月02日 | 宮城蔵王
■2011/7/2(土)6:19-7:43【天気】晴れ
【場所】青根~エコーライン~馬の背~エコーライン~聖山平
【種名】トビ,ノスリ,キジバト,カッコウ,アマツバメ,コゲラ,ハクセキレイ,ビンズイ,モズ,コマドリ,アカハラ,ウグイス,キビタキ,オオルリ,シジュウカラ,コガラ,ホオジロ,ノジコ,アオジ,ウソ,ハシブトガラス(13科21種)
【メモ】今シーズン最初の蔵王馬の背の観察。宮城ICから川崎ICで降り,青根を経由してエコーラインを登り,帰りは脇道を聖山平経由で降りるコース。青根周辺はキビタキ,オオルリ,ノジコがいつものあたりで鳴いている。エコーラインを登り,ハイラインに入ったところでウソのメスが近くの枯木に止まっていた。よく見ると下の方にきれいな♂がいて,気がついてレンズを向けると2羽とも頂上の方に飛んでいった。上に登っていけばまた観察できるかもしれないと思い,ゆっくり車を走らせていくと,2羽がやはり枯木に止まっていた。逆光だったがとてもきれいだった。♂はしきりに羽繕いをしており,なかなかこちらを向いてはくれなかったので,1,2分撮影した後,さらに頂上を目指した。駐車場までもう一回りというところで,アカハラのきれいな声がしたので,車を止め,見渡すとかなり遠いが,アカハラの♂が梢でしきりに囀っていた。
 駐車場に車を止め,早速お釜の方へ歩いて行く。登山客はほとんどいなかった。柵沿いに歩いたがビンズイ以外はおらず,アマツバメが時折お釜の水面上を飛んでいくのを見るだけだった。虫除けスプレーを持ってきたがほとんと効き目がなく,じっと岩に座って観察できないので早々に退散した。レストハウスに戻るとAさんご夫婦がこれから観察ということだったので,一緒に行けば例によって見られる(実際に2+いたそうだが)と思ったが,今日は帰ることにした。聖山平はコマドリとアカハラ,コガラの鳴き声がちょっとしたくらいでホシガラスにも会えずじまいだった。
【写真】
  
■カッコウ/ウソ♀/ウソのペア
  
  
■アカハラ♂/馬の背からの風景
  
  
■ビンズイ


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